田代再不起訴:ついに検察は最後の誇りも捨てましたね
さて、想定通り、参院選が終わったのを見計らって、最高検が田代政弘元検事の不起訴を出してまいりました。言うまでもなく、田代氏が拘束された事実もなく、したがって、真面目に捜査などしていたわけなどなく、はじめから結論ありきの結果としか言いようのないものでした。
一緒に、「東京地方検察庁元特捜部検事に対する虚偽有印公文書作成等事件の処分について」と称する説明と50分ほどの記者会見が行われたそうですが、告発人兼申立人である当会には、一切のご連絡はありませんでした。
ちなみに、この記者会見は、フリーの方は締め出しで、司法クラブ記者のみを対象に秘密裏に行われ、江川紹子さんが記者会見の有無についてお問い合わせをされたときには、最高検は、はっきりと「記者会見をしない」とおっしゃったそうです。
で、あたくしからの情報で記者会見が「あった」ことを知って、激怒なさった江川さんが、最高検に再度問い合わせたところ、なんと、「あれは『記者会見』ではなく『記者対応』です」と、文字通り、よくも恥ずかしくもないものだというような言い訳をしたそうです。
もっともそれもそのはず。同時に記者に配布された「東京地方検察庁元特捜部検事に対する虚偽有印公文書作成等事件の処分について」。
いや、何と臆面もなく、検察審査会にボロカスに否定された最高検報告書、ほぼそのままの内容を踏襲した代物です。もっとはっきり言うと、もはや恥も外聞もない劣化コピー。
あくまでも検察というところでは、3ヶ月前の記憶と昨日の記憶が混同するのは、「普通のこと」のようです。
参院選で自民党が大勝したこともあって、もはや司法改革もあるまいとタカをくくり、膿を出すどころか、不祥事を徹底隠蔽するという方針を、改めて露わにしてくれました。
検察審査会は、本来、このような検察の不祥事を審査するための会であったはずですが、お身内の補助弁護士の大活躍のおかげで、なんとか起訴議決を出さずにすみ、不起訴不当が出た段階で、こうなることは、ほぼ予測していたわけですから、むろん、審査員の皆様も、結果的に、検察の不祥事隠蔽に一枚噛んだことは自覚して頂きたいものです。
むろん、これだけの、検察始まって以来の大不祥事の検察審査の補助員に、会長が独断で元検察高官で、しかも臑に傷のあるヤメ検弁護士を推薦し、その理由もまともに説明できないという点では、東京弁護士会の腐り具合もなかなか大したものであると思います。
いずれにしても、検察の方は、これで終わったと胸を撫で下ろしておられることでしょう。人の噂も75日、このまま風化させようということでしょうが、この事件をこういう形で集結させたことは、まぎれもなく歴史に残り、後世の人々の間で、研究の対象とされるでしょう。
なにより、これで、もはや検察に対する信頼は、完全に崩壊してしまったと思います。
わずか2年半前の大阪地検の証拠改竄事件の時は、「あの特捜が、証拠を改ざんした」ということや、裁判で供述調書の信頼性が否定されたことにに世間は衝撃を受けたものでしたが、それから、坂道を転がり落ちるように、すでに供述調書は、かつての信頼性を完全に失い、検察が平気で証拠や報告書を改ざんし、さらに法廷で偽証し、なおかつ、それがバレてしまったら、小学生でも説得できないような理屈で隠蔽するということが明るみになってしまったのです。
で、私たちは、これで終わらせるかって?
どうでしょうね。検察の皆さんが、胸を撫で下ろすのはまだ早いと思いますよ。(笑)
一緒に、「東京地方検察庁元特捜部検事に対する虚偽有印公文書作成等事件の処分について」と称する説明と50分ほどの記者会見が行われたそうですが、告発人兼申立人である当会には、一切のご連絡はありませんでした。
ちなみに、この記者会見は、フリーの方は締め出しで、司法クラブ記者のみを対象に秘密裏に行われ、江川紹子さんが記者会見の有無についてお問い合わせをされたときには、最高検は、はっきりと「記者会見をしない」とおっしゃったそうです。
で、あたくしからの情報で記者会見が「あった」ことを知って、激怒なさった江川さんが、最高検に再度問い合わせたところ、なんと、「あれは『記者会見』ではなく『記者対応』です」と、文字通り、よくも恥ずかしくもないものだというような言い訳をしたそうです。
もっともそれもそのはず。同時に記者に配布された「東京地方検察庁元特捜部検事に対する虚偽有印公文書作成等事件の処分について」。
いや、何と臆面もなく、検察審査会にボロカスに否定された最高検報告書、ほぼそのままの内容を踏襲した代物です。もっとはっきり言うと、もはや恥も外聞もない劣化コピー。
あくまでも検察というところでは、3ヶ月前の記憶と昨日の記憶が混同するのは、「普通のこと」のようです。
参院選で自民党が大勝したこともあって、もはや司法改革もあるまいとタカをくくり、膿を出すどころか、不祥事を徹底隠蔽するという方針を、改めて露わにしてくれました。
検察審査会は、本来、このような検察の不祥事を審査するための会であったはずですが、お身内の補助弁護士の大活躍のおかげで、なんとか起訴議決を出さずにすみ、不起訴不当が出た段階で、こうなることは、ほぼ予測していたわけですから、むろん、審査員の皆様も、結果的に、検察の不祥事隠蔽に一枚噛んだことは自覚して頂きたいものです。
むろん、これだけの、検察始まって以来の大不祥事の検察審査の補助員に、会長が独断で元検察高官で、しかも臑に傷のあるヤメ検弁護士を推薦し、その理由もまともに説明できないという点では、東京弁護士会の腐り具合もなかなか大したものであると思います。
いずれにしても、検察の方は、これで終わったと胸を撫で下ろしておられることでしょう。人の噂も75日、このまま風化させようということでしょうが、この事件をこういう形で集結させたことは、まぎれもなく歴史に残り、後世の人々の間で、研究の対象とされるでしょう。
なにより、これで、もはや検察に対する信頼は、完全に崩壊してしまったと思います。
わずか2年半前の大阪地検の証拠改竄事件の時は、「あの特捜が、証拠を改ざんした」ということや、裁判で供述調書の信頼性が否定されたことにに世間は衝撃を受けたものでしたが、それから、坂道を転がり落ちるように、すでに供述調書は、かつての信頼性を完全に失い、検察が平気で証拠や報告書を改ざんし、さらに法廷で偽証し、なおかつ、それがバレてしまったら、小学生でも説得できないような理屈で隠蔽するということが明るみになってしまったのです。
で、私たちは、これで終わらせるかって?
どうでしょうね。検察の皆さんが、胸を撫で下ろすのはまだ早いと思いますよ。(笑)
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