年賀状の「エオの谷」について。
いま私は日常の生活を送っている広島からは隔離された大分にいますので、届いているであろう年賀状も見ないままです。
昨夜は、義母と河野のお姉さん一家と実家でお正月のお祝いの卓を囲みました。その時に姪に、馬はどこで乗ったの?と尋ねられました。私たちの年賀状を見ての疑問でした。
背景は実家の裏の杉の木に登ったハヤトウリ。そこに合成したのが、午年にちなんでの私の乗馬姿です。「エオの谷」で昨年秋に撮った写真です。それについては、ここから 二日間にわたって書いています。
でも、読み返してると、エオの谷について、ほとんど書いていません。私にとって、エオの谷を知ったこと、そこで生活と活動をされているご一家を知ったことは、また、感動でもありました。「ホースセラピー」という言葉も初めて知りました。
自分たちで馬場を切り開き、ログハウスを作り、沢山の馬と共に生活をされているご一家。
私たちの当初の目的は一人で頑張っている「ひまちゃん」に馬に乗ってもらおうというものでした。でも行って見て、ひまちゃんはもとより、私たちが「癒された」と実感したのです。確かに、ホースセラピーでした。
エオの谷のホームページはここに あります。そこにあるTearさんのブログもぜひ覗いてみて下さい。雪景色のエオの谷、雪を喜ぶ馬、そしてそれに乗るTearさんの姿(落馬したのかな?)など素敵な写真も沢山あります。
ひまちゃんのブログはここにあります。遡って戴くと、12月2日のブログにエオの谷でのひまちゃんの報告も出ています。
その日、エオの谷でTearさんにお話ししてもらったこと。
ひまちゃんが馬に乗る時のために木で壇が作られていました。ゆっくりと階段を上がり、何人もが上がれる広く作られた壇。そこから直接馬の背中に乗るようにしてありました。それは、以前ひまちゃんがエオの谷に来た時に、乗るのがとてもむずかしかったので、そのために丸太を切って新たに作られたのだと。 それから、ひまちゃんが馬に乗った時に、掴まる所がうんと下で、馬の背中の所なので、それが難しくて怖かったと言われたと。もっと上に掴まる所があれば、とひまちゃんに言われたと。
「そうして、お一人ずつから教えられながら、教えられながらなのですよ。」
と言われました。そういう謙虚さがすごいと思いました。私も、患者さんに教えられながら歩んで来たはず。それを現実の厳しさの中で、ともすれば忘れそうになることもあります。気をつけなければ、と思ったのです。
それにしても。馬に乗って、「大丈夫です。一人で山道を行けます」と言われて、おっかなびっくり。いざ乗って見ると、とても高くて、心細くて少しだけ後悔したのですが、それをやってのけたひまちゃんの勇気、すごい、拍手!全てを受け入れ、前向きに望みをかなえて下さるエオの谷のご一家もすごい、拍手!あらためて感動しました。
今日の夜、娘が東京からここに来ます。義母と一緒にごはんを食べて、明日は、娘と一緒に入院している兄のお見舞いに行きます。
昨年暮れに、新年を迎えるにあたって、まとめておきたいことを考えていました。でも、いろいろと出来事があって、できませんでした。それを新年にあたってシリーズで書きたいと思います。一つは、貧困、それも子どもの貧困について。もう一つは、性教育バッシングについてです。ぼつぼつと書きますので、ぼつぼつと読んでみて下さいませ。よろしくお願いします。
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ぜひ覗いてみて下さい。
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コメント
河野先生が、エオの谷を丁寧に紹介されていて、エオの谷のNeoさんがとても感謝されていましたよ。
ほんとに、このエオの谷は、スタッフさんの心配り気配りが心地よい場所ですね。
非日常として、馬と楽しむ場所ですから、誰もが、何かの不自由があろうが、同じように遊べる場所ですね。
雪が溶けたら、また行きたいと思ってます。
投稿: やんじ | 2014年1月 3日 (金) 19時29分