自民党の総裁選、高市氏頑張れ!!

今日は、三浦寿秀さんの個展に行きました。そこで、びっくりする人たちとの出会いがいろいろとあって。でも、そのことと、京都の続きの事はまた後に書きますが。今日は、今日の内に書いておかなければということを書いておきます。


自民党の総裁選についてです。三人のみつどもえとか、いろいろと報道されていますが、私は、この中で、ぜひ高市早苗さんになってほしいと思っています。それは、立憲民主党の代表選びがあんなことになったからです。もし、自民党の総裁が、小泉氏にでもなったら、完全に与野党が逆転した様に社会は受け止めるでしょう。野党の立憲よりも小泉氏が引っ張る自民党のほうが今のこの社会を変えてくれそうだと。そこには、政権交代なんて、夢物語となるでしょう。

 もしも、高市氏が総裁になったなら、あのひどい安倍政治の続きがまた始まるでしょう。統一教会の事も含めて、大企業優先、貧しいものには目もくれず。いつの間にか、どこで正式決定したのかもわからない、マイナンバーカードのマイナ保険証だとか、いろいろとありますが、何より経済です。これだけ日本が情けない円安の国になって、海外から日本が「安いから」大挙して旅行者が来ています。アベノミクスのおかげで日本の円がとんでもないことになっているのは、行きやすいと言われている韓国などの海外に行った時、どれだけ円がバカにされているのかを痛感してわかります。今、物価は上がっても、給料が上がった実感がない、生活はどんどん苦しくなっていって。これは政権交代しなければ駄目だと、国民が絶望するには、極右の高市氏が、安倍さん、安倍さんと言っている高市氏が、杉田水脈の様な安倍氏に重用されて来た旧安倍派の人たちに指示されている高市氏が総裁となって、統一教会とも仲良くして、もっともっとひどい政治を繰り広げたなら、やっと国民も本気で政権交代しなければだめだと思うでしょう。写真はネットから頂きました。

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 ひどかった安倍政治に愛想をつかした国民が、今、政権交代を望むにしては、立憲の代表が野田氏では絶対にダメだと私は思います。そもそも、自民にすり寄るような野党は必要ありません。2012年、あの苦い野田氏の失政を忘れません。少しばかりは期待していた民主党の政権をあっさり安倍氏に売り渡して、本当にがっかりさせたあの暴挙は忘れません。その体質がいまだに変わっていない野田氏。少なくとも、野党は、もっとラジカルに与党の批判ができなければならないし、独自で政策を作りだしていかなければ。せめて、野党であれば、福島でこれだけの犠牲を出している原発は全て廃炉の方針でというくらい、言えなければ。

 あの情けない連合の会長と、立憲民主党の野田党首で、政権交代が実現するほどの選挙ができるわけがない。

立憲民主党が二つに割れて、一方は国民民主党と一緒になって原発も容認すればいい。片方は社民党やれいわと一緒になって、選挙の時には共産党も含めて闘う、当然原発は認めない、電力労組に遠慮する必要もない、憲法も変えない、そうなれば、かなりすっきりするのにと思います。今の立憲民主党には魅力のかけらもありません。

 今、小泉氏が自民の総裁になったなら・・イメージだけで期待する国民は増えるだろうし、自民の支持率も上がるでしょう。そして、この憲法も変えられてしまうでしょう。

 だから私は、高市氏頑張れ!!と応援します。国民が絶望する政治をしてくれるでしょうから。私のような一地方の一国民が何を言っても何の役にも立たないかもしれないけれど、それでも言わずにはいられなかった、それほど野田氏の代表にはがっかりしたということです。

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「共同親権」について知って下さい。

友人がフェイスブックに書いた記事を、許可を得て転載させていただきます。せめて皆様に関心を持って頂きたくて。

国会でのだらだらとした政治資金改正法案などの審議ばかり報道される陰で、大切な法案が、可決されてしまっています。

離婚後の子どもの親権を父母両方に認める「共同親権」の導入を進める民法改正案について、衆議院は4月16日、本会議で可決しました。夫のDVで殺されるような思いをし、やっと離婚にこぎつけた方たちの、多くの抗議もほとんど報道もされず、関心も持たれないままに。

当事者である女性とその子供の意見も聞いて下さい。友人の訴えは次のごとくです。

共同親権の国会前デモに息子と参加できた。

息子と2人で雨の中、旗を持ちそれぞれが、色々な思いを持ってスピーチを聞いたと思う。

私はDVの渦中のなか、逃げる事すら罪と感じていた。私一人の考えて子どもから父親を奪う、生活環境を変える事は出来ないと思ってた。自分が変われば努力をすれば全て解決すると思っていた。

でも家を出よう!このままだと今晩、殺されるよーと言ったのは子ども達だった。

その後、家をそーっと出て民間団体に繋がり、理事長に色々な話を聞いて始めて自分がDV被害者と知った。

それでも夫の元に帰るか、このまま保護されるか?悩むところに長男の「俺は家に帰らん方がええ。もうお母さんの泣く所をみたくない」と言われた。私は子どもに救われた。そして子どもに、こんな思いをさせていたのか?と愕然とした。

今の共同親権の話の中に子どもの意見はほとんどない。

子どもの考えや意見を聞いて欲しい。逃げるとき、少なくとも子どもの意見はきちんとある。

ちなみに息子は中2で父親との関係を一切切った。現在は結婚して家庭をもっている。しかし未だに父親に自分の居場所を知られる事を恐れて生活している。

「俺の人生に一切関わらないで欲しい」と伝えている。それでも元夫は会おうとする。自分の息子だからではない、持ち物だから。

どうぞ皆様の支援をお願いします。

フラワーフェスティバルで戴いたお花たち、ベランダできれいに咲いています。長く持たすつもりで、今日はお水と一緒に少量の液肥も上げました。

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「塀の中のおばあさん」

 今日も午前中は電話当番でした。当番をしながら、本を読みました。読売新聞編集委員の猪熊律子著「塀の中のおばあさん 女性刑務所、刑罰とケアの狭間で」。

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 ずっと昔、女性刑務所のルポを読んで、とても興味深かったのを覚えています。中でも、ひどい意地悪をされた姑を殺した広島県の女性の事は、何十年たった今でも忘れられません。妊娠していても、十分に食事を摂らせてもらえなかったこと。隠れてパンを買って食べているのを見つかって、ひどく叱られたこと。そんな話をしている女性の後にいた刑務官も鼻をすすって泣いていたことなど。

 それから、今、個人的に女性刑務所に収容されている性同一性障害の人への関わりがあって、その必要もあって読み始めたのです。

 でも、今回のこの本は、ルポというより、統計中心の社会学の本と言っていいでしょう。読み物を楽しむというよりも、お勉強をしている感じでした。

 新規受刑者は、どんどん減っているものの、女性は高止まり。それも65歳以上の高齢者が増え続け、いまや女性受刑者の2割が高齢者だと。

 受刑者は再犯が多く、その罪名は、男女とも窃盗と覚せい剤がトップ2であるけれど、男性はこの二つで6割、女性は8割と。しかも、高齢男性は窃盗が5割だが、女性は9割。さらに窃盗でも、高齢女性は圧倒的に万引きであると。金額は3000円未満が約7割、その内1000円未満が約4割になると。

 しかも、刑務所の中では、認知症や筋力が衰えたり咀嚼できない受刑者が増え、食事も刻み食やおかゆなど、こまかに対応していると。また、入浴やトイレの介助やおむつのケアも必要な受刑者も。介護は、収容者の中でできるように訓練した人が配置されています。外部講師による筋肉のトレーニングや口腔ケアの指導も刑務所の中でされています。

 それから、万引き犯の中には摂食障害の者も多く、それらの医療刑務所での治療にも及んでいます。ダイエットから過食嘔吐。それを何十年も続けていると、治療は本当に大変です。

 さらに、覚せい剤。なぜ薬にはまっていったか、ここでは、何人もの女性たちの話が出て来ます。いずれも、いじめや虐待やDVなどでくるしみ、自己肯定感が低い女性たちが、薬に逃れて行く姿が描かれます。

 職業訓練と、出所後の生活について。再犯、再収用がとても多い現状をどうすれば再犯を防いでいけるか、様々な考察と実践がルポされています。訓練は、介護、フォークリフト、美容、パソコンなどに加え、今ではホテル清掃やエスティシャンやネイルなどの訓練もなされているそうです。

 ただ、刑務所から帰って来た人を受け入れる所もまだなかなかありません。彼女たちが自力で生活できるように社会が変わっていかないと、再犯は増え続けるでしょう。

 夢中で読み切った本ですが、では、あなたはどうするか、と突き付けられると、さて、私にできることは何なんだろうと戸惑わずにはいられません。今のように物価がドンドン上がって行くと、万引きする人も増え、塀の中に収容される人も増え続けるでしょうねと、これだけははっきり言えます。国民が幸せに生活できるように、やはり政治の問題であるということでしょうか。

 さて、そろそろ次の講演の準備にかからなければなりません・・。それから、養子縁組の動きがバタバタと急に出て来たので、家庭訪問にも急ぎ出かけなければならなくなりました。ぐずぐずしてはおれません。

 

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広島県の行政がおかしいことについて・教育長の問題

広島県平川理恵教育長に対する住民訴訟は、8月29日に口頭弁論が開かれました。

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私は、湯崎知事が平川氏を教育長にすると発表した時に、強烈な違和感を覚えました。その経歴が、「京都市生まれ。1991年同志社大学卒業後、リクルートに入社。98年南カリフォルニア大学経営学修士(MBA)取得。99年留学仲介会社を起業」というものでした。教育長に経済界の人を置くというのが、違うのではないの?と思ったのです。案の定、次々と問題が指摘され、今回は住民から訴訟を起こされることになりました。

 この訴訟について、友人のさとうしゅういちさんがフェイスブックに詳しく書かれていますので、それを転載させて頂きます。

官製談合・平川広島県教育長の逃げ切りを許さない!住民訴訟第一回口頭弁論

8月29日、広島県の平川理恵教育長に対して、県に「NPO法人パンゲア」を巡る官製談合で生じた損失2600万円、外部調査にかかった弁護士費用3000万円、2021年度に教育長が使ったタクシー代100万円の合計5700万円を返すよう住民が求めて提訴した裁判の第一回口頭弁論が広島地方裁判所で行われました。


平川教育長については2022年8月、「文春砲」で教育長が個人的に親しい京都のNPO法人「パンゲア」が受注した事業(合計2600万円)における官製談合疑惑が暴露されました。その後、県教委が雇った弁護士による外部調査で、地方自治法違反、官製談合防止法違反が認定されました。ところが、この弁護士による調査でも3000万円という常識外の支出が行われ、批判を浴びました。さらに、平川教育長は、2021年度だけで100万円、2018年度からの4年間では合計700万円のタクシー代を使用していました。
今回の裁判ではパンゲアとの官製談合事件で生じた被害2645万8685円、弁護士費用3000万円、そして2021年度分のタクシー代100万円が対象です。

□現場は努力しているのに、教育長は・・高校教師でもある原告の怒りの陳述


この日の裁判では、原告を代表して県立高校の元教諭で現在も非常勤の教員として働いている望月照己さん(左から二人目)が
意見陳述を行いました。
望月さんは「文春の記事を見て驚くとともに唖然とした」と回想。
「非常勤講師も含めたすべての教職員は年二回、各学校で広島県教育関係職員倫理要綱に基づき研修を受け、法令遵守や公務員倫理の確立と職務の執行に対する県民の疑惑や不信を招くような行為の防止を図ること」「公務に対する県民の信頼を確保すること」を口が酸っぱくなるほど言われ続けているから、です。
そして、「平川教育長は親密な業者であるパンゲアの関係者を教育行政に算入させるため会食をしたり、業務委託契約を結んだりしているため、明らかにこの倫理要綱に違反している」と指摘しました。
学校現場では、修学旅行の業者を決める際は複数の業者から企画案や見積もりなどの資料提供を受けて公平に検討して決め、決して飲食などともにしないように気を付けていますし、鉛筆一本でも無駄にしないよう毎日努力しているのです。
それなのに、平川教育長はパンゲアとの契約代金の妥当性を検証するためとして東京の弁護士に3000万円を支払う。
そしてタクシー代も県民感覚からずれています。
望月さんは「教育長は自分が使ったお金が税金だということが分かっているのか?」と指弾。
「わたしたち教職員がこのような無駄遣いをすると即、懲戒免職。にもかかわらず、平川教育長は、課長級職員に戒告処分をしながら、自分は何の処分も受けず、自らの給料2か月分を30%返納するだけで済ませている」
と怒りをあらわにしました。
そして、物価高の中で節約している中で、この問題を黙ってみているわけにはいかない、住民監査請求も起こしたが却下された、そこで住民訴訟に踏み切ったという事情を理解の上、裁判長には(平川教育長への)厳正な判断をお願いしたい、と結びました。


□お友達のお金儲けばかり、何の責任も取らぬ教育長

口頭弁論で原告代理人の山田延廣弁護士(左端)は、「この事件を放置してはいけない。県の行政のためではなく友人の利益のための事業だった。また、平川教育長は赤木かん子さんに図書館のリニューアルを依頼したが、新たに購入した図書の1割が赤木さんの著書だった。お友達のお金儲けのためにやっている」と批判。
そして、「教育長は何の責任もとっていない。教育委員会内では教育長にネガティブな情報を上げない
ことになっていた。そういう風に職員をしてしまったのも教育長の平素の対応に問題があるからだ。」
と指弾。また、県議会議長も「平川氏を止めさせると知事が傷つく(から調査を止める)」という始末だ、と
議会の腐敗も指摘しました。


□本来は被害者なのに教育長を庇う県

今回は、広島県が本当は教育長に金を勝手に使われた被害者であるにもかかわらず、県が
教育長を庇う立場で弁護士を送り込んでいます(補助参加)。
教育長と利益が相反する以上、これ自体、常識的にはおかしな話ですが、現行では認められているのでその枠で住民も闘うしかありません。
その県は、
1,お金を支出したのは教育長ではなく、戒告処分を受けた課長級職員だから教育長にお金を返す義務はない
2,そもそも、お金を支出した人も特定されていない。
と開き直り、住民の請求を棄却するよう求めています。

これに対して山田弁護士は
「平川教育長の名前でパンゲアと契約している。契約があって支出がある。平川教育長に責任がないという
ことはありえない。また、お金を支出した人が特定されないというのは、そもそも、県がその戒告処分を受けた会計担当職員の氏名等を公表しないからだ。県は横綱相撲を取ってほしい」
と苦言を呈しました。


□検察も重い腰を上げ、一年生県議も動き出す

 さて、原告の一人の今谷賢二さんによると、検察もようやく、最近動きを見せているそうです。
すなわち、今谷さんらによる刑事での告発状を受理するための話し合いを近日中に行いたいと電話もあったそうです。
また、県議会では日本共産党以外の自民、公明、立憲などの知事与党会派は教育長の疑惑を葬り去りたかったそうですが、当選一回の保守系県議が文教委員会で言葉を選びつつも、赤木かん子さんによる図書館のリニューアル問題や官製談合疑惑について質問をする場面もあるそうです。筆者も有権者との対話で実感していますが、自民党代議士や市議を熱心に支持されているような方でも「平川は怪しからん」怒っている方が多いです。そういう有権者の突き上げがあるのではないか?と今谷さんは指摘します。


□「平川独裁」は終焉の兆しも厳しい教育行政再建の道

また、県教委内部でも、赤木かん子さんは今年の事業からは外されており、正式な形ではないが、「平川独裁」は終焉に向かっているようです。
ただ一方で、教育委員会幹部に、財務系の職員が派遣されています。この方々は、会計処理は得意でも、教育のことは全く分かっていません。そもそも、今の県教育行政の問題は、現場の先生や子どもをバックアップするロジスティクスをしっかりやるべき教育委員会が、教育の中身を差配し、現場を振り回してきたことにあります。その是正も含めた教育行政の再建の道はなお険しいと筆者は感じています。しかし、まずは第一歩です。
県教委や市教委のパソコン納入を巡る談合事件では、公取が業者にお金を県・市に返すよう命じています。これは別の住民グループの奮闘が背景にあります。この日の裁判報告集会にはその住民グループの方もお見えになって激励をいただきました。
この民事裁判や検察への突き上げ、それ以外の政治闘争も含めて、広島の教育を立て直すことをあきらめてはいけん。
その決意を強くしました。

以上、さとうしゅういちさんの記事です。

また、中国新聞が、平川教育長の一連の経緯をわかりやすくまとめています。

【一覧】広島県教委の平川教育長と信仰のあるNPO法人や業者への発注問題の経緯

https://www.chugoku-np.co.jp/articles//250352

タクシー代を「公用車に比べたらやすいもの」と、福山までタクシーで行くという、その感覚。新幹線で行けばいいのに、そのタクシー代も税金ですよ、という発想がない人なのでしょうね。自分の友人を家に泊めて、その友人に入札させるという、これまた税金の使い道が経済界の発想でしょう。経財界の人は、自分の持てる人脈を利益のために使うことが当たり前ですから。また、友人の赤木かん子さんの図書館リニューアル問題、15校の学校の蔵書を11万冊も捨てさせ、代わりに自分の著書を一割購入させた、など。また、教育長の自分の行動の外部調査をしてもらうと言って、東京の弁護士に3000万円も支払うという、それも税金ですが。と本当に問題行動ばかりです。でも、ほぼ知事のオール与党の議会ではこれらの追及がほとんどなされません。

 こうしてみると、広島県の地方行政は、平川教育長を使い続ける知事の問題でもあると言えるでしょう。住民訴訟の行くえを見守りたいと思います。

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広島県の行政がおかしいことについて・続き

広島県と市の両方が、今年の6月から7月にかけて、「広島県子供の生活に関する実態調査」を行いました。小学5年生と中学2年生とその保護者に対するアンケート調査です。県立の特別支援学校についても同じくです。調査内容等については、ここにあります。

https://www.pref.hiroshima.lg.jp/soshiki/248/r5seikatsujittai.html

中国新聞に書いてあったので、多くの方がもう知っていることとと思いますが。私は、改めて、小学生向け、中学生向け、保護者に向けてのすべてを読みました。小学生へと中学生の質問は、ほぼ同じです。問題は、このアンケートの問18です。

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このaからhまでを拡大します。

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私の個人的なことなのですが、今年の3月に亡くなり、先日来遺作展をした兄は離婚をしていて、相続の関係で、遺児三人に会い、いろいろと話を聞きました。子ども三人と母親だけの母子家庭がどれだけ厳しい生活であったか、それは胸が詰まる思いで聞きました。

e、両親の離婚を聞いています。この質問は、当事者にとって、容赦なく迫ってきます。人には知られたくない事もあるでしょう。または、知ってもらうのも、その人間関係がしつかりできていて、信頼できる人にであれば、話すことができるかもしれません。でも、こんな聞き方では、この質問の向こうに誰がいるのかわからない所で、子どもがこの質問と向き合わなけばなりません。親が離婚した子どもには、なにも触れるなというのではありません。とてもデリケートなことなのですから、熟練したカウンセラーなどが触れることはあり得ます。(離婚した子どもに向けての絵本などもあります。)

g、お酒と麻薬。子どもたちに、それも5年生に、麻薬の授業をしていますか?どんなものかわかっているのでしょうか。

h、うつ病も5年生でわかりますか?もし、親が自殺した子どもがいたら、その子がどんな気持ちになるのか、想像するだけで恐ろしいです。

私は、長い間性教育に関わってきました。それについては、学校の先生に、ずいぶん多くの事を学びました。もう、ずっと前、性教育に真摯に取り組んできた先生が、言われたことがあります。「もしも、この授業で一人でも傷ついたりつらい子が出たら、そんな授業はしてはいけないのです。」と。


 以来、私もそれを見習っています。講演の前に、子どもたちの中に、親が自殺した子はいませんか?とあらかじめ教師に尋ねます。自殺の問題を話す時に必要です。それから、一人親家庭についても、尋ねます。中には、虐待されている子もいるかもしれません。その当事者がつらくなるような話をしてはなりません。その子たちにも、しっかり受け入れられるような話をしなければ。それは、学校という場で最も必要な事だからです。

中国新聞の記事によると、この質問は、国、内閣府が作ったと言います。

https://news.yahoo.co.jp/articles/01a3ae6ef40d6183081cc160f96ce811b03dc19e

そして、その国、子ども家庭庁はこんなことを言っています。わざわざ子どもの心を犠牲にするような質問をした結果が、たったこんなことなのですか?あったり前ではありませんか。これまで子どもたちの何を見てきているのでしょう。

「心理的負担を伴う質問もあるが、得られる結果も大きい」と同庁家庭福祉課。内閣府が20年度に進めた共通調査項目案による全国調査では、中学2年と保護者の2715組が答え、低収入の世帯で逆境体験の割合が高く、生活満足度が低くなる関連性が浮かんだ。

学校現場を通してということですが、先生方からこれに対する意見は出なかったのでしょうか。以前だったら、人権感覚を磨いている先生から、これはまずいという意見が必ず出ていたと思うのですが・・。情けない話です。

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広島県の行政がおかしいことについて。

しばらく遺作展の事ばかりで、お話しすべきことが溜まっております。皆様はもうご存じで何をいまさらと思われるかもしれませんが、自分の忘備録としても、書いておきたいと思います。行政について。

 足元の広島県で、情けないことが続きました。一つには、尾道市の妊婦へのチラシ、「先輩パパからあなたへ」。もう一つは、広島県、市も一緒にした子どもたちへのアンケート調査です。

 まず、尾道市。こんなチラシを妊婦に配っておりました。

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これがSNSで炎上して、市長が謝罪、配布は取りやめになっています。炎上も当然。私はこのチラシを見て、唖然としました。「妻のこういう態度が嫌だった」はむかつきます。「わけもわからずいらいらしている」・・三時間ごとの授乳等、寝不足だと、いらいらもしますよ。「赤ちゃんの世話で忙しく、家事ができていない」・・なんと、それなら自分で家事をすればいい。
 してもらってうれしかったことの中の「マッサージ」・・これ、何ですか。お乳が張って痛くて、肩が凝ってつらい妻にマッサージをしてあげるのではないの?してもらうの?

 何より一番唖然としたこと。これは、あまり炎上の中になかったのですが、「男女で感じ方や考え方に違いがあります」の所。なんと、なんとです。あえてここに書きますね。『男女で感じ方や考え方に違いがあります。「なんでわかってくれないの?」など相手が自分の気持ちをわかってくれないと感じたことはありませんか?この理由の一つに、男女の脳の構造上の違いがあげられており、男性は理論、女性は感情に基づいて行動するという違いがあることが分かっています。大切なことは、お互いの違いを理解し、うまく役割分担をすることです。お互いに協力しあう気持ちを持つことが、子育てを楽しむコツです。』

 ひえーっですよ。ほんと?私は男こそ感情の生き物だと思っているので。だって、カーっとなって怒鳴ったり、人を殴ったりするのって、圧倒的に男性ではありませんか?計画的でない殺人だって犯人は多くが男です。と、あえて言ったけれど、それは冗談ですね。あくまでも個人差。

 許せないのは、あたかもこれを作った行政の人が科学的エビデンスに基づいているかのように書いている事です。男は理論、女は感情なんて、こんなのは俗説に過ぎないし。科学では否定されています。

色々な記事がありますが、日経ウーマンのこれから。

https://www.nikkei.com/article/DGXZQOLM276XJ0X20C22A5000000/

この、性差による構造の違いは、わずか14人の調査に基づいて言われたことであって、とっくに科学の世界では否定されているものです。それなのに、行政の人がそのことも知らず、古い俗説で、住民に説いているというのが、本当に嫌です。ジェンダーの視点から、これはおかしいと指摘する人がいなかったのでしょうか。

 このチラシの中でも、一番気になったことがここの部分でした。

 県と市の子どもへの調査は、相手が子どもだけあって、とても深刻です。明日お話ししますね。

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鳥栖で映画「教育と愛国」を観る・続き

映画「教育と愛国」について、今更私があれこれ言うことではないですね。遅いです。沢山の人が見られている映画です。私はドキュメント映画が好きで、これまでも「主戦場」「新聞記者ドキュメント」「パンケーキを毒見する」「妖怪の孫」等を見てきました。中でも、この「教育と愛国」は、腹が立って、心の底から怒りましたね。そして、おんなじだと思いました。道徳や歴史の教科書の書き換えと、私が関わっている性教育のバッシングも。彼等は、嘘やでっちあげで人を攻撃するということも、おんなじだと思いました。

チラシから頂きます。MBSの斉加尚代記者の20年にわたる丁寧な取材で、この映画は作られました。

ひとりの記者が見続けた“教育現場”に迫る危機
教科書で”いま”何が起きているのか?

いま、政治と教育の距離がどんどん近くなっている。

軍国主義へと流れた戦前の反省から、戦後の教育は政治と常に一線を画してきたが、昨今この流れは大きく変わりつつある。2006年に第一次安倍政権下で教育基本法が改変され、「愛国心」条項が戦後初めて盛り込まれた。

2014年。その基準が見直されて以降、「教育改革」「教育再生」の名の下、目に見えない力を増していく教科書検定制度。政治介入ともいえる状況の中で繰り広げられる出版社と執筆者の攻防はいま現在も続く。

本作は、歴史の記述をきっかけに倒産に追い込まれた大手教科書出版社の元編集者や、保守系の政治家が薦める教科書の執筆者などへのインタビュー、新しく採用が始まった教科書を使う学校や、慰安婦問題など加害の歴史を教える教師・研究する大学教授へのバッシング、さらには日本学術会議任命拒否問題など、⼤阪・毎⽇放送(MBS)で20年以上にわたって教育現場を取材してきた斉加尚代ディレクターが、「教育と政治」の関係を見つめながら最新の教育事情を記録した。

教科書は、教育はいったい誰のものなのか……。

引用は以上です。

映画の前に、実行委員長が「この映画を見て、気分が悪くなる人がいるかもしれません。吐き気がする人もいるかも。今のうちに酔い止めを飲んでいた方がいいかもしれません。」と言われましたが、正にそうでした。

映画が済んで会が終わろうとしたときに、急に「広島から来られた方があるので、何か一言」と言われて、急なのでびっくり。でも、とてもいい機会ですので、少しだけ語らせて頂きました。性教育の事、平和の夕べの事。教育でいうと、はだしのゲンの平和教材からの削除の事なども。オスプレイ、自衛隊の基地化の裁判、大変でしょうが、応援しますということも。そして、このような会を開いて頂いて、映画を観ることができて、本当にうれしかったことのお礼も言いました。

 そしたら、後で、「この前東京で私の講演を聞いた」という方に声をかけられました。「あっ、日教組で?」とその私とわずか10日後にここで会うことになるなんて。それから、他の方で、私の著書を何冊も読んだと言う方も。本当にびっくりでした。そして、何より今度の会の実行委員長の牧師様が、私の兄と人を通じて接点がありました。お互いびっくりです。ああ、もう少し早くこの牧師様の事を知っていたら。きっと兄ととてもとても気が合っていたでしょうにと心から残念だと思いました。野中牧師様は、その前日、お嬢様たちと一緒に広島に来られたと。資料館をじっくり見られたそうです。

 資料館、佐賀に行く前にクリニックに花の水遣りに行って帰り、ものすごい人が資料館に入場するために並んでいるのを見てびっくりしました。入場の入口である東館から並んで、ずっと資料館の端まで来て、折れ曲がってまた資料館の反対の端までの人です。

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こんな行列、私が見たのは、東方神起のグッズを買うために並んでいた人達に匹敵するほどでした。ありがたいことです。資料館を見て、そして核兵器も戦争も、そして今の政権も駄目だと実感してもらえれば、と思います。この度の映画会の関係者の皆様に深く感謝申し上げます。

 

 

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LGBT理解増進法・トイレと浴場って?

LCBT理解増進法がようやく成立しました。しかし、それは、はじめにあった文言「性自認を理由とする差別は許されない」という言葉は削られ、当事者の意見を全く受け入れない形での法律となりました。「性的指向やジェンダーアイデンティティを理由とする不当な差別はあってはならない」としていますが、しかし、「この法律に定める措置の実施などにあたっては、すべての国民が安心して生活できることになるように留意する」という文言が盛り込まれています。

 この法の成立までに、保守派が言い続けていること。それは、「『自分は女性だと』偽り、女性用のトイレや風呂に入るというよう問題に対する十分な備えを」とか、「トランスジェンダー女性が女性用のトイレや浴場の利用を求める恐れがある」とか。当たり前ではありませんか。かつて男性であっても、女性に変わった人が、どうして女性のトイレに入ってはいけないのでしょうか。

自民党は「すべての女性の安心・安全と女子スポーツの公平性を守る議員連盟」を昨日、立ち上げました。「すべての女性の安心・安全」を守ることとは、トランスジェンダーの人たちを守ろうとするのではなく、多数派の女性たちを守れという、さっそくトランスジェンダーの人たちへの差別に他なりません。

 トランスジェンダーの人たちが、どれだけ苦しんできているのか本当にわかっていない人たちが、かってな妄想で、そのようなあり得ない事をでっちあげています。

 女子トイレにこっそり入り込んで盗撮をしたりの事件は、これまで数々あります。でも、それは、決してトランスジェンダーの人たちではありません。「犯罪者」が、仮装して、女性のふりをして入り込んでいるものです。保守派が言う「偽って」というのは、それは犯罪者がすることです。それとトランス女性を一緒にすることはあり得ません。

 私は、産婦人科のビル開業の一人ですが、今、トランスジェンダの人たちを子どもも含めて100人を超えて診ています。その人たちのしんどさを身に染みて感じています。

 本来の自分のではない体を持っているトランスの人が、本来の自分の性に変わろうとする時、本当にどんな苦労をしなければならないことか。幼い時から、自分はみんなと違うと心を痛め、思春期には、二次性徴で自分の望む体ではない体ができていく恐怖、多くの人たちの理解を得るために心まで病んで、自殺をする人も決して少なくありません。それに、今の日本では、体は手術を受けて決して子どもができない、性腺の除去と望む性に似た性器の形をしていなければならないことが義務付けられています。それをしないと性を変えることはできないのです。(私は、この手術を義務付けることは人権侵害であると思っています。)そのためにどれだけの大金が必要であり、体を傷つけなければならないことでしょう。そうして、やっと自分の望む性になっても、ずっとずっとホルモンの治療は続きます。

 そのような人たちをなぜ犯罪者と同等に扱おうとするのでしょうか。きっと、このLGBT法ができたことで、教育現場へを含めて、これまで以上に差別への圧力がかけられていくことでしょう。

 夫婦別姓も同性婚も認めないこの国が、さらに差別的な法律を作ってしまいました。まったく。少数者にとって、ますます生きにくい社会が作られています。この国は、一体どこに向かって行こうとしているのでしょうか。

 LGBTの子どもたちと家族の会「ここいろhiroshoma」も5周年です。今度の日曜日にイベントがあります。もう席はいっぱいですが、ZOOMでの参加は今でもできるそうです。

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G7の中国新聞

今日の中国新聞から。「君は広島で何も見ていない、何も」。

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やっぱり。『G7首脳が見たのは、ふるい分けされた展示物だという。閃光を浴びた人々の写真は並んだのだろうか▲どうやら米国の注文らしい。「これは観る。あれは駄目」と口を出し、取材不可にもこだわった。「核のボタン」を預かっているバイデン大統領に迷いが生じるのを周りが嫌ったようだ』そうなのですね。小倉さんの話を聞く時間も署名を書く時間も入れて40分なのですから。オバマさんの時とあまり変わらない。ただ、小倉さんの話を聞いただけはましかもしれません、くらいのものなですね。

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サーロンさんは、よく言って下さいました・・。サーロンさんらの記者会見をみたテレビ局は「一部の被爆者は不満だったようです」と言いました。一部?本当に、このG7が岸田首相がいうように大成功ととらえているのでしようか。


私は、今日、一つの論文を読みました。論文を読んで泣けたのは、初めてです。それについて、明日書きますね。

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今日で終わりでも、明日も車線規制だそうです。

 今日の車線規制は、午前10時頃から11時頃までで、その後はもう11時から午後10時までとなっていたので、朝10時に家を出ました。その前に、韓国の大統領やインドやブラジルの首脳等が平和公園から出るのを見てからです。(テレビと、自宅から見えるので)。まったく規制は解けず。あくまでも「頃」となっているので、仕方がないことなのですが。いわゆる吉島線を渡らないとクリニックに行けませんので、困ったと思っていたら、歩道を歩いていけば、「次の信号で向こうに渡れます」と警察官に教えてもらいました。しかし、歩いて下さいということで、自転車を押して歩きました。まだその先も、ずっと歩いて橋もわたって、ここからならクリニックに行けるとこまで行って、そこで規制の解除を待ちましたよ。

 そしたら、バイデンさんでした。その車列はものすごい。車100台はあったでしょう。ふうん、これはすごい。平和大通りをすっ飛ばしてます。結局バイデンさんは、ヒルトンホテルでした。リーガと思い込んでいたのですが、それは岸田首相を訪ねて行ったのが、リーガだったということでした。

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 結局クリニックに着いたのは、11時でした。

 でも、今日でサミットは終わりでも、明日は皆さんが帰られるので、やはり車線規制があるのだそうです。やれやれです。

 広島ビジョンとして、自分たちの核兵器については何も言及せず、「ロシアの核兵器の威嚇」を許さないとした部分は、どう考えても納得がいきません。資料館を見た上で、自分たちの核兵器について誰も言及しないというのも納得いきません。まあ、こんなものに終わるだろうということは、想像できていましたが。

 さらに、ゼレンスキーさんを招いて、F16を貸与するとしたG7は、ロシアをさらに怒らせるのではないか、それは第三次世界大戦につながらないかとする質問も、最後の質問にも出ていましたが。これらをどうマスコミが評価するのか見てみましょう。

 つくづく、今回はくたびれています。みんな、仕方がないこととしていますが・・。


 


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