姉がクリニックに来ました!!
今日、お昼時間に姉の洋子さんがクリニックに来ました。
最近食べる量が減って、かなり弱っていると。最後になるかもなので、どこか、思い出のところに連れて行ってあげたらいかがですかと施設からお勧めがあって、息子や娘たちで考えたら、やっぱりクリニックだろうと。姉は、クリニック開業の前からなのですが、事務長として2年前まで32年も務めてくれました。私もスタッフも大賛成でした。そして、この日を待っていました。私は、姉が来たら絶対泣くと思っていました。何とか泣かないで姉を迎えようと、決心していたのですが、ダメでしたね。
施設から、看護師さんと介護士さんと息子夫妻に付き添われて、姉はやってきました。他にも、姉の娘や孫やひ孫たちもクリニックに大集合でした。南島さん、洋子さん、お母さん、おばあちゃんと、みんなそれぞれに呼びかけました。姉、ほとんど目をつむっていましたが、時々目を開けて、じっと何かを見ています。スタッフがお花を用意してれていました。
姉が32年働いてくれた事務室で、息子と娘と一緒に。ここで2年前まで働いとったんよ。覚えてる?
息子、娘、孫、ひ孫たちと。分かってるのかなあ。
クリニックのみんなと。
そして、みんな大集合。
やがて、帰る時。大家さんも駆け付けて下さいました。
車を待つ間、外は寒く、姉は私が以前編んであげた帽子をかぶって。
施設の車に。運転手さんに乗せて戴きます。
リフトで上がって行きます。洋子さん、さようなら。来てくれてありがとうね。また来てね・・。来れるといいなあ。
姉を思い出の職場へと連れて来て下さった施設の皆様、その様な配慮をして下さって、ありがたいことでした。ほとんど分からなくなってしまった姉ですが、きっと何かを感じてくれたことと思います。もう外に出ることさえ叶わない事でしょうが。もしかすると、施設の方は私たちのためにご配慮くださったのかもしれません。ほんとうにありがとうございました。兄二人も亡くなって、姉がこんなになって・・。寂しいことです。
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コメント
涙が止まりませんでした、ありがとうございました。
投稿: | 2024年12月 8日 (日) 06時27分