特別養子縁組について病院でのカンファレンス
木曜日、山口県の大きな公的病院の研修に行きました。研修というか、広島で私が診ていて、その病院で出産するある妊婦さんをめぐってのカンファレンスといった方がいいかもしれません。本人が一人で育てることに不安があり、特別養子縁組を望んでいると。でも、まだ完全に望んでいるのではなく、自分が生んだ後、かわいいと思ったら自分が育てる可能性もあります。その病院では、これまで特別養子縁組の経験がないので、その研修をしたい。スタッフの皆さんが尋ねたいこともたくさんあるからと。産婦人科のドクター、小児科のドクター、両方のナース、助産師、NICUのナース、病院の相談室の相談員、それに、行政の市の子ども家庭課の職員、保健師さんなどなど。善意の皆さんが一人の女性と赤ちゃんのために一生けん命に考えて下さいました。私は、配布する資料とともに、パワーポイントを作って、それを写しながらお話をしました。
これらに、具体的な事例や写真を交えてお話しました。
もし、本人が自分で育てると言われたら、その時点で私は引きます。もし、特別養子縁組をということでしたら、私は全力でそのあっせんをします。何回かその病院に通うことになるでしょう。距離があるので大変ですが、その女性と赤ちゃんの幸せのために頑張りましょう。
本人には、養子縁組をするにしろ、自分で育てるにしろ、無事に産んであげること、それが何よりもあなたが赤ちゃんにしてあげる最大のことだからねとお話ししています。
声が出なくなっていた風邪は、必死で喉のための麦門冬湯と咳止めのリン酸コデインをのんで、何とか声が出るところまで回復しました。ハスキーな声でしたが、皆さんにはちゃんと届いたことと思います。
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