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2011/06/27

nuk:情報操作としか思えないやり方をなぜするのか?

経産省が企画した玄海原発の県民説明会なるものに参加した人が、その手記を書いている。

玄海原発、県民説明番組に参加しました - 平田義信
佐賀新聞オリジナル「ばってんがサイト」

広告代理店が参加者を集めたということだが、なぜ参加者に選ばれたかは、当の参加者にも、また参加者同士でも知らされず、原発反対派にも参加依頼はしたというらしい。

中身は、Ustream に当日の映像が残されているので、公開性は満たされているかもしれない。

しかし、説明会と銘打つのなら、一般に開かれた場でやるのが普通だろう。これを閉鎖されたスタジオみたいなところでやるのは、いわゆる反対派の乱入で混乱を招くのが怖かったのだろうが、まあ安易な方法に逃げ込んだという印象は免れない。

そして、反対派だけでなく、このやり方を聞いた多くの人々が、茶番劇そのものと感じ、住民から選ばれたという7人に対して、茶番の片棒を担いだように見てしまうのは、全く無理からぬことであろう。

これに対して上記の平田さんのエントリでは、放送局から記者会見場へ移動するタクシーにおいて反対派が窓ガラスを叩くなどして移動を妨害したとの事実が紹介され、まともな行動とは思えないと批判されている。

彼らは放送内容すら見ていないのでは無いかと疑いを持ちました。参加した7人全員が再稼働に積極的に賛成ではありません。むしろ国や電力会社に疑念を持っている方々なのは、放送をちゃんと見れば分かると思います。そうして国の担当者の話ですが、反対派へも参加をお願いしてそうですが断られたそうです。

こんな状況です。自分たちに将来を憂いて、勇気をだして参加した人間がこんな仕打ちを受けるとはと、全員で憤慨しました。そうして記者会見では、そんな不満をぶちまけました。こんな全て秘密のやり方をするから賛成派だけ集めて、内容も全てシナリオが決まっていると誤解されたのだと話しました。最後に今回は始まりに過ぎない。今後はもっとオープンな形で、何回でも説明会や討論会を重ねるべきだと、参加者全員の総意で締めくくりました。

このように書かれているのに加え、コメント欄では以下のような記述もある。

USTをモニターに映しTwitterやFBの書込みが流れるのかと思えば、別室で検閲して問題のない物ばかりを本番で読む。そうして後で全て公開するかと思へば、国に渡すとのこと。こんなだから出来レースと言われる。参加した善意の市民が共犯とおもわれ迷惑!

最後に、この番組へのご意見お問い合わせは[email protected] へ、またfax:0952-27-1010と表示されている。

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