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で、これはさすがは柚月裕子だと唸らせるような素晴らしい警察小説となっている。

主人公は警察職員で広報を担当する女性なのだが、ストーカー被害相談を受けた担当者が被害届を受理せず1週間待つようにと言ったまま北海道に慰安旅行に行き、その間にストーカー被害者が殺されてしまったということから、警察叩きが始まり、慰安旅行に行ってた事実がなぜ漏れたのか犯人探しが行われるが、主人公は後ろ暗いところがあるのであった。

この先のストーリー展開が素晴らしい。

最後に警察職員の主人公は、警察官になることを決意して試験を受け直すというので、続編が気になるところである。