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2008/04/29

news:橋下知事への脅迫

知事になってからの橋下氏の活動は、ダメダメ府財政への大なたぶりなど評価に値する。
ところが、世間ではそう思わない向きがいるわけである。

asahi.com:橋下知事の事務所に白い粉届く 脅迫?文書も

例の懲戒扇動だけで橋下氏を評価し尽くすことは不当であり、最近の府知事としての活動はひょっとして期待が持てるのではないかと思っていた。少なくとも粉飾まがいを許し続けた前任者よりはずっと誠実な感じがする。
しかし、それは府下の自治体で公共事業に頼っている人々および組織にとっては怨嗟の的となりやすいことであり、抵抗も多いであろう。その抵抗が上記の記事のような形で現れるのが、現代日本の政治をとりまく状況というのも、一つの現実である。気に入らない政治家を銃撃するというのは極端例だが、最近でも長崎などの例がある。

他人の不当な行動に異を唱えたい、あるいは正したいと思うことは誰にもあるし、特に権力者に対してはそのような思いを形に表すことが保障されていることが絶対必要である。しかしそれが行きすぎると、情報を管理したいと狙う権力者の思うつぼともなる。

 # 夕張市長は就任1年で再建計画が無理だと発言し続けている。
夕張の状況は確かにいっそう厳しいし、無理なものは無理という限界もあるのだが、橋下知事のような人が首長であったらどうであろうかと、夢想したくもなる。

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ニュース」カテゴリの記事

コメント

橋下知事の考えには同感です

大阪人なんですが、意味のない公共工事
行きもしない施設や建物、団体のために
苦労して払った税金が使われるのは正直悲しい
確かに近くの公園やよく使う施設が無くなるのは
厳しいところがありますけど
やはり「子供に負債は残したくない」・・これが一番です
もちろん当方、橋下知事に投票しております

子供に残すのが借金では親としての勤めは
果たせてないと思いますし・・

ところでうちの娘は今年高3、大学受験です
親にとって今一番きついもの
「学費」・・これにつきます
老後の資金を削ってでも子供に分けてやりたい
実際、高校しか出ていない私にとって
「大学にいくこと=安定した生活」
と思っている部分があります

でも今回、少し悲しくなりました
「大学なんか行っても意味がないのではないか?」
蒸し返す様で申し訳ないんですが
青山学院の准教授の考えは私にはかなりショッキングです

数百万、遠方の大学を選んだら1千万を超える額
私の生命保険と変わらない額を大学を行くと言う
そのために投資する必要が出てくるわけです

楽だから子供を大学に行かせられるのではないです
子供に次を与えたいから親もがんばってるんです
でも苦労して行く学校の教える側がこれでは・・

ディスカウントスーパーで割引の商品ばかり買う
父親の気持ち、少しは汲み取って頂けませんか?
金銭的にご苦労されたことがあれば、少しは
親の気持ちをご理解いただければ幸いです

投稿: M.H | 2008/04/29 14:55

M.H.さん、

 国立大学法人や、公立大学は安く行けますよ。
また、優秀な学生に対する授業料免除や、奨学金制度もあります。遠方に通う場合でも、経済的に困難であれば、(あれば)大学の寮に入ることができます(私も修士課程の時には寮生でした)。

 大多数の教員はごく普通に講義をしています。その中で、凄く出来る人と、ちっとも出来ない人が小数いるというのも、一般の社会と同じです。

 文系の学部であれば、働きながら通信教育で、ということも可能ですが、継続が難しいらしく、卒業できる人の割合は少ないようです。

投稿: apj | 2008/04/29 16:37

api様

情報ありがとうございます
町村様のHPスペースでこの話を続けるのも
ちょっと気が引けるのですが・・少しだけ・・

まず国立、公立・・これは結構難しいです
レベルが高いということももちろんですが
国公立は入るまでの下準備がかなり大変です
偏差値を上げるためには「人と違う勉強」を
する必要があります

嫁さんも憤っておりましたが「ゆとり教育」の
真っ只中に娘も息子も居ます
人と違う勉強・・つまり、塾、家庭教師、etc
これが必須になる教育がゆとり教育です

ゆとり教育の教科書を見られたことがありますか?
非常に薄っぺらいです、あとあまりにはしょってあるので
問題の重要な部分が全く見えない・・
それを補完するのが塾であり家庭教師でもある訳です
ご多分に漏れず、うちも家庭教師をお願いしています
妻のパート代はほぼ学費となっております

その点では橋下知事が選挙前に言っていた
公立の塾(地方自治体でという意味にとっています)
という考えはかなり感動した記憶があります
1票を投じた理由は他にもあったんですが

どちらにせよ今は大阪府は借金返済が重要項目ですから
その方向はある程度目鼻がついてからでもとは思います
ちょっと悔しい気はしますけど・・

奨学金に関してですが、最近奨学金については
くれる物ではなく、貸す物が殆どとなっております
もちろん学生支援機構が行っている無利子の第1種が
確保できればいいんですが第2種しか無理ではないか?
と思います

大体、金利が3%程度です、これを安いと思うか
高いと思うか・・人それぞれだとは思いますが
私立文系の大学で、学校にかかる経費は
4年間で400万が最低相場と考えていますが
普通に借りると総返済額が500万強程度
100万強ほど金利がつきます(15年返済ですが・・)

api様は普通に完済できましたか?
昨今の企業主体の賃金体系では
大学に行ってワーキングプアになる可能性は
無いとはいえません、かなり危険な賭けです
右肩上がりに収入が増えていた時代ではないです

私のような長期にわたり同企業で働いている者でも
実質の収入は減っていっている訳ですので
子供らに学資ローンを残す事は不安です
家族を持ち、子供を持った時に今の私らのように
子供の学費の心配をした上で自分の学費を
ずっと払いつづけないといけないわけですから・・

正直、大学はバブルの時代のままの費用ではないか?
とも思えるのですがいかがでしょうか
あと、専門学校や職業高校では就職を
保証してくれますが、大学はどうでしょう?

大学無用論や費用削減を声高に唱えるつもりは
毛頭ありませんが、働くために大学は必要ですか?

もちろん司法のような必要な資格がある部分での
大学の価値は重要だと思いますが、経済などの部分で
大学の必要性は私はあまり無いのではないか?と
言う意味で捉えていただければ幸いです

あと教師や医師、政治家の先生と呼べる方に
品行方正な方が多いのは事実ですし
それを否定するつもりは全くありません
だから失礼な表現ではありますが
「腐ったリンゴ」は排除する方向で
その機関自体が異物を取り除く動きが
必要ではないかと思うんです
腐っていても他の所では有効利用できると思います
師と呼べる職業の方は出来れば精錬潔白であって欲しいです

長文になりましたが・・心情ばかりで申し訳ありません
こういう考えをもっている者も要るという
その程度でお考え下さいませ

投稿: M.H | 2008/04/30 08:40

はじめまして横レス失礼いたしますm(_ _)m

M.H.さん
新聞奨学生というものがありますよ。
学費の一部もしくは全額を新聞社が肩代わりする代わりに、在学中新聞配達とその附帯業務に従事するというものです。Wikipediaにその概要の説明もあります。奨学金の内容や業務内容は各新聞社や地域によって違いがありますが、ご覧になってみてください。私は私立文系大にこのシステムで通学しておりました、親にほとんど負担をかけずに大学に行くことが可能です、卒業まで従事すれば返済の必要も生じません。ただ待遇は、配属される新聞販売店によっても左右されたりします。このシステムで学校に通うのは肉体的に精神的にもきつく、本人にそれ相応の覚悟が必要となりますが、参考までに。

投稿: ひろろ | 2008/04/30 15:00

なぜかあまり言われないのですが、防衛大学、防衛医科大学だと、給料も出るうえに生活費もタダで勉強が出来て、資格まで得られるという究極の貧乏人向けの大学があります。

ちなみに受験料もタダです。国公立レベルの難易度ですが、理系狙いなら偏差値55程度なんで、学費に困っている人なら狙い目かも。

投稿: zzz029 | 2008/05/01 23:51

町村様のHPであまり同じ話題で
話をさせていただくのも考え物ですので・・少しだけ

ひろろ様>
新聞奨学生の件、レスありがとうございます
ご苦労なさってるんですね、大変だったでしょう?
娘との話題に結構上がる内容ではあるんですが
実際どのくらい学業に影響出さずにできるのか・・
難しいところです
若いときに苦労はしたほうがいいとは思いますが
何しろ女の子ですしね・・悩むところです

zzz029様>
レスありがとうございます
防衛大学以外にもそのような所があるのは
ある程度はわかってはいるんですが・・
デメリットも検討されましたか?
もしそのパターンで医療に従事されているのであれば
その後の生活などについてもレスいただければ幸いです
何故そうなのか?それによってどうなるのか?
確かに僻地医療などに燃える気持ちがあれば
大丈夫だとは思うんですけど・・
是非そのあたりの情報も頂ければ嬉しいです

投稿: M.H | 2008/05/02 21:59

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