著作権法にFair Useが入る日
表題は少々言い過ぎだが、日経の見出しもそれに近いものがある。
Nikkei:政府、著作権法の改正検討・公正目的なら許諾不要に
実際には、ソフトウェアの脆弱性を克服するために、ユーザサイドでリバースエンジニアによりソースコードを取得して修正するという目的の改変を合法化しようという趣旨である。
これについては、海外で既にその手当がされているという話があり、確かにEU指令などにその条文があるのだが、必ずしも一般的に許容しているものとは読めず、実際のところはよく分からない。
それでもたとえばWinnyのウィルス対策を制作者自身が行えない状況にある場合に、その改良を行うことが著作者の意に依らないでできるとなれば、それは結構なことである。
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法改正の是非やどんな場合が「公正目的」となるかなどを論議する。5―6月にまとめる「知的財産推進計画2008」に盛り込む考えだ。
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ということで、どうなることやら、興味津々。
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コメント
Winnyについては、REしなくても、正当な目的の改正をするのであれば必要な情報は提供すると思います。
但し、捕まっても弁護はしませんが…。
投稿: Toshimitsu Dan | 2008/02/05 16:49
この前のシンポでも、そのように情報提供するとおっしゃってましたね。
Winnyについてはともかく、他のソフトではやはり問題は残ります。
投稿: 町村 | 2008/02/05 17:52