america ズボンズリ下げに罰金を科す法案否決
スカーペッタの小説の舞台で有名なヴァージニア州リッチモンドにおいて、ズボンをずり下げて着用し、下着をさらけ出した場合、「みだらで下品な行為」として罰金50ドル(約5290円)を科す法案を8日州下院が可決し上院へ送った。
ところが、同州上院委員会は10日、満場一致でこれを否決した。 (CNNより)
このニュースから分かること。あのみっともない服装が全世界的に流行っていること(オーストラリアでも見かけた)、それに眉をひそめている大人も世界中にいて、罰金をもって追放したいと願うアメリカ人もいること。
なおニュースの中では委員会の聴聞会に出席した17歳の少年の、「フロリダの人がビキニを着用しても良いのであれば、下着が少し見えたぐらいで害にはならない」との陳述も紹介されている。
色々言いたいこともあるが、いえばいうほど自分がオヤジ化していることを暴露しそうなので止めておく。でもビキニは見てもいいけど汚いパンツは見たくないという感情は、普遍的なものだと思うのだが。
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コメント
普遍的な感情というようなものを問題にし始めると、往々にして独自の妄想を主張する人たちが勢いづくものです。そして、そういう方々に限って、違う考え方とか感じ方とかを視野に入れていないものです。
この手の話は、そもそも法律が口を出すような話ではないと考えておけば、それで足りるような気がしないでもありません。
すみません、チラシの裏にしてしまいました。
投稿: ななし講師 | 2005/02/12 18:10
チラシの裏っていうのはどういう意味か分からないんですが、確かに「普遍的な感情」てのは曲者ですね。
投稿: 町村 | 2005/02/12 19:03
ズボンをずり下げる若者ファッションの描写がP.コーンウェルの小説にありました。スカーペッタかブラジルかどちらのシリーズか忘れましたが。囚人(未決囚?)が収容されるときにベルトを取り上げられてズボンがずり下がる様を不良少年が模倣した着こなしだという紹介で、コーンウェルの小説の登場人物も嫌悪していました。
投稿: takeuchi | 2005/02/13 02:54
コーンウェルの小説はスカーペッタシリーズしか事実上読んでいないので、その逸話は知りませんでした。
またそういう不良少年の真似から始まったことも、面白い由来ですね。
投稿: 町村 | 2005/02/13 11:19