空の彼方2
あらすじ
防具屋の女主人ソラと元貴族の傭兵アル。二人は過去を乗り越えられるのか――?
旅人たちの帰りを待つ、防具屋[シャイニーテラス]の女主人ソラ。自由を求め、身分を捨てた元貴族の傭兵アルフォンス。二人の距離は、ゆっくりとではあるが縮まりつつあった。
そんな冬のある日、アルフォンスのもとに“元貴族”という立場を利用しなければならない任務が舞い込む。迷う彼の背中を押したソラだったが、アルがその任務先で危機に陥ったことを知る。ソラは店を訪れる人々と協力し、アルを救おうとするのだが――!?
これは、不思議な防具屋を舞台にした心洗われるファンタジー。第16回電撃小説大賞〈選考委員奨励賞〉受賞作第2弾。
レビュー
今日もソラは旅人の帰りを待つ。
陽の下に出ることのできない防具屋の主人・ソラは今日も旅人に防具を売り、旅立ちの言葉を贈り、そして帰りを待つ。
そんなソラと徐々にだが距離を縮めていたアルフォンスに特殊任務が言い渡された。
元貴族でないとこなせない任務。元貴族だからわかる自分である必要性と、その任務の辛さ。
貴族を捨てた自分が貴族であったことを利用することに葛藤するアルフォンスの背中をソラはそっと押す。
そして旅立ったアルフォンスに訪れる命の危機。
これまで待つことしか出来なかったソラが、アルフォンスの為に遠くの地から手を差し伸べる。
シャインへの裏切りになるのではと恐怖しながら、懺悔しながらも、前に進むことを決心した。
必死に、ただ帰ってきて欲しいという一心で。
お互いに遠く離れていても、確かにあるソラとアルフォンスの絆がとても眩しい。
ファンタジーとしての出来も言うまでもなく、1巻に引き続きとても読み応えがあった。
このシリーズは名作。
2010-07-11 kala [URL]
なんと言うか、雲のような小説だなと思います。
ファンタジ-なのに少し違う。二十歳ぐらいの本好きな女性が静かに読んでそうな美しい文面で、透明感のある物語。
表紙もいい感じでした。
ファンタジ-なのに少し違う。二十歳ぐらいの本好きな女性が静かに読んでそうな美しい文面で、透明感のある物語。
表紙もいい感じでした。
Re: タイトルなし
2010-07-17 ラノベドランカー [URL]
kalaさん、こんばんは。
> なんと言うか、雲のような小説だなと思います。
> ファンタジ-なのに少し違う。二十歳ぐらいの本好きな女性が静かに読んでそうな美しい文面で、透明感のある物語。
> 表紙もいい感じでした。
そのイメージなんとなくわかります。
ファンタジー色もありながら、大人向けの感じが強い作品ですよね。
メディアワークス文庫の看板作品だと思います。
> なんと言うか、雲のような小説だなと思います。
> ファンタジ-なのに少し違う。二十歳ぐらいの本好きな女性が静かに読んでそうな美しい文面で、透明感のある物語。
> 表紙もいい感じでした。
そのイメージなんとなくわかります。
ファンタジー色もありながら、大人向けの感じが強い作品ですよね。
メディアワークス文庫の看板作品だと思います。
Re: タイトルなし
2010-07-17 ラノベドランカー [URL]
れぎおむさん、こんばんは。
> 今回も良い話でしたねー。
> 個人的には三巻にもエミリア様に続投して欲しいです。
> ほんとに個人的な話ですが(笑)
アルフォンスがエミリア様フラグを立てているのか不明なので、続投があるかどうかw
3巻を待ちましょう。
> 今回も良い話でしたねー。
> 個人的には三巻にもエミリア様に続投して欲しいです。
> ほんとに個人的な話ですが(笑)
アルフォンスがエミリア様フラグを立てているのか不明なので、続投があるかどうかw
3巻を待ちましょう。
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