生徒会の二心 碧陽学園生徒会議事録2
あらすじ
私立碧陽学園生徒会室――そこは、選ばれし者だけが入室を許される聖域にして楽園・・・・・・のはずだった。
突如現れた「生徒会顧問」を名乗る美女。彼女は不敵に微笑んでこう言った。「それは、禁則事(自主規制)」
・・・・・・すいません、また同じ手を使いました。嘘です。では改めてもう一度。彼女は不敵に微笑んでこう言った。「この生徒会、今日でお終いだ。解散」
愛すべき日常をつづった記録の一端といえば聞えはいいが、実は何も話が進んでいなかった第1巻。ここに来て、ついに物語に変化が!?
真実はぜひあなたの目で確かめてほしい第2巻、やっぱり妄想暴走絶好調!!
レビュー
ただの雑談がこうも楽しい!
内容は感心するほどに薄く。話は面白いほどに展開せず。笑いは止まらず。
会長の(受け売り)名言から始まる、碧陽学園生徒会メンバーによるしょうもない雑談。
そう、この本はただひたすら雑談の描写のみ。
生徒会室の外に出やしない。ひたすらインドア。
時折危険なネタを仕込みつつ、ノリツッコミはこの上なく軽快に。
しかもボケとツッコミが時と場合により入れ替わる。
全てのキャラ(会長除く)が攻めも受けもこなせるオールラウンドファイター。
笑いのレベルはラノベトップクラス。
天丼を見事に使いこなすこの手腕。著者は一体何者なのか。
受け専門の会長も垂れてみたり、むくれてみたり、調子に乗ってみたり、半泣きにさせられたり。
これは萌えるっ。
嗚呼、会長の可愛いいよ会長。
軽快なテンポで進む会話の中に落とし穴が口を開いて待っているので要注意。
予想外のベクトルに突き進む。そして落ちる。そして吹き出す。
これも電車の中で読めない危険な著書。
笑える、癒される、読みやすい。
三拍子揃った素晴らしいシリーズ。
文句なしの★5つ。
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