れじみる。
あらすじ
城島硝子とおかしな仲間たちが織り成す、ラブと笑いの日々♪
休日の遊園地。 ちょっぴりワケありな高校1年生・硝子は、表向きは従兄弟で先輩の晶と初々しくもデートの真っ最中。
しかし、そこにもうひと組のアブノーマルなカップルが現れて――!?
お弁当対決や海水浴、美人保健教師の謎に迫る(?)エピソードに加え、書き下ろし短編&コミックも収録!
藤原祐&椋本夏夜が贈る、『レジンキャストミルク』 ほのぼの短編連作コメディ!
レビュー
確かにほのぼの100%。
藤原先生=ダークなイメージがある私としては驚きの一冊。
一冊を通して全部がほのぼの。
硝子が人間らしくなっていく過程が鮮明に描かれていて(単にそういうネタの話が多いだけだが)癒される。
自分は機械だからと言いつつ人間らしい台詞をポロリと漏らす硝子は可愛いと思う。
他にも白スク水の硝子やぼよよんのばややんな芹菜、浴衣の里緒等見所はたくさん。
ちなみに偏った見所というツッコミは却下する。
143Pの里緒のイラストページはレベリオン時代の椋本先生を彷彿とさせるテイストでGood。
時系列も考慮しての話の配列で、1~5巻の番外編なお話。
この手の番外編短編集はイマイチなことが多い(と個人的に思う)中で、想像以上の出来。
イラストも椋本先生大丈夫か?と勘ぐってしまうほどに盛りだくさんで非常に満足度が高い。
(明るい話も)やれば出来るんじゃないか!と藤原先生のイメージが一新した一冊。
番外編でシリーズ最高評価(本編5巻現在)というのも何だが、読みやすさ、ネタ等を考慮するとこれまでで一番良かった。