ここでは『スイートプリキュア♪』の1年間を振り返る感想です。
震災や世界経済不安などで本当に激動の2011年でしたが、スイプリも激動のストーリーと言えるでしょう。
(C)ABC・東映アニメーション
まずは各キャラからいきましょう。
メインの5キャラを中心に総括していきます。
北条響
最初は何かと男勝りの印象を感じていましたが、話が進むにつれどこか女の子らしい一面も見られたキャラでした。最初は入学式の勘違いから奏とギクシャクした関係になっていたものの、話が進むごとに絆が深まっていくストーリーの進展描写は視聴者にも飽きさせることがありませんでした。音楽に興味を示していく成長もお見事です。南野奏おっとりしているようで気がやや強いキャラでしたが、意地を張っていて悩んだこともあるナイーブな一面を見せたこともありました。王子先輩に憧れる「恋する乙女」ぶりもなかなかのものです。個人的には特色を欠いてしまった印象を受けた(のかもしれない)ものの、響の重要なパートナーであることを忘れてはいけない不可欠な存在です。後述するアコの項で「奏太の存在」も全てでしたから。
黒川エレン最初は敵キャラでの登場であるものの、実は最大の悪い奴に操られていた生真面目キャラ。悪から正義への更生ぶりはすさまじいものでしたが、1から出直すことができたプリキュアの転生は評価するものがありました。転生した時点で生真面目さからくる天然ボケキャラは本当にチャーミングでした。後述するハミィとの友情は涙無しでは語れないでしょう。
調辺アコ最初見た時は「なんだこの無愛想なガキは」と見くびっていましたが、そのように見た私は愚か者でした。実はメイジャーランドのプリンセスだったことも拍車がかかり、キュアミューズの真の姿があのアコだったのかと思えば驚きの連続でした。奏太に対してはただの腐れ縁で終わってしまいそうな雰囲気だったものの、話が進むにつれ関係も深まっていきいい感じなカップルになったことは、嫉妬深く感じる人も出てくるくらいです(私は嫉妬を感じることはありません)。
ハミィ「この能天気ネコはなんだよ」と最初は思っていましたが、実は多くのストーリーにおける重要キャラだったことを思い知らされました。しかもタイトルコールはハミィですし。話が進むごとにプリキュアの存在を地味ながらアピールしたキーキャラでしたが、世界の平和を呼び戻したのはなんてったってハミィ。セイレーン=エレンとの重要な役割も担って友情に真摯な場面がインパクトを与え、個人的にはいい妖精キャラでした。
ちなみに他のキャラの場合は捨てがたいキャラたちが多く、特にメフィストやトリオが最終場面で本性をあらわしたことが印象的です。ノイズ役が大御所の中尾隆聖さんを起用しても、結果はいいキャラになれたこと。あとは主人公たちの家族並びに学校の生徒たちがいい雰囲気であったことなど良好なストーリーを特筆できるといっていいでしょう。
更に特筆するのはフェアリートーン。工藤真由さんの本格的声優初挑戦ということで不安はあったものの、8つのトーンたちを一つづつ演じきった工藤さんの芸達者振りは脱帽です。しかしこの影響からか、高音が出にくくなったのが心配ですが、ASDXの主題歌も担当されることになりホッとしています。工藤さん1年間お疲れ様でした、この先の1年をリフレッシュに充てて本格的な復活を望みます。
最後はストーリー面。最初のうちは「響と奏はしょっちゅうケンカしてばかりじゃん。ヤバイよ」と、最悪レビュー打ち切りを考えたほどでした。
しかしそうはさせなかったのはその1としてハミィの存在!セイレーンとの友情は溢れんばかりのモノを感じました。話を追うごとに明らかになるハミィとエレンの友情。ビート誕生は友情の集大成で感極まった瞬間でもありました。
その2はもちろんミューズ。最初は何かと無愛想なキャラぶりでしたが、終盤にまさかのアコがプリキュアになった場面が衝撃的です。これでノックアウトを食らった人は多いはず!私もその1人です。最後までレビューを全うできたのはこの2つでした。
課題は「一見様お断り」な雰囲気で離れた人を増やしてしまったことでしょうか。「スマプリ」はビギナーでもとっつきやすい内容にしてほしいなあ。
おまけですが、こんなパロディもありました。
パロディその1パロディその2パロディその2でも語られているのですが、歴代でも好きなシリーズになりましたと書いてあります。しかし私の場合は嫌いなシリーズが1つもないと考えておきますし、寧ろ「嫌いなモノを見つけたくても見つからない」の表現です。
薄っぺらいようで実は奥が深かった「つながった世界」のスイプリワールド。今後のシリーズは『スマイルプリキュア!』に託し続行します。今後もみゆき達をどうぞよろしく!!
- 関連記事
-
まずは各キャラからいきましょう。
メインの5キャラを中心に総括していきます。
北条響
最初は何かと男勝りの印象を感じていましたが、話が進むにつれどこか女の子らしい一面も見られたキャラでした。最初は入学式の勘違いから奏とギクシャクした関係になっていたものの、話が進むごとに絆が深まっていくストーリーの進展描写は視聴者にも飽きさせることがありませんでした。音楽に興味を示していく成長もお見事です。南野奏おっとりしているようで気がやや強いキャラでしたが、意地を張っていて悩んだこともあるナイーブな一面を見せたこともありました。王子先輩に憧れる「恋する乙女」ぶりもなかなかのものです。個人的には特色を欠いてしまった印象を受けた(のかもしれない)ものの、響の重要なパートナーであることを忘れてはいけない不可欠な存在です。後述するアコの項で「奏太の存在」も全てでしたから。
黒川エレン最初は敵キャラでの登場であるものの、実は最大の悪い奴に操られていた生真面目キャラ。悪から正義への更生ぶりはすさまじいものでしたが、1から出直すことができたプリキュアの転生は評価するものがありました。転生した時点で生真面目さからくる天然ボケキャラは本当にチャーミングでした。後述するハミィとの友情は涙無しでは語れないでしょう。
調辺アコ最初見た時は「なんだこの無愛想なガキは」と見くびっていましたが、そのように見た私は愚か者でした。実はメイジャーランドのプリンセスだったことも拍車がかかり、キュアミューズの真の姿があのアコだったのかと思えば驚きの連続でした。奏太に対してはただの腐れ縁で終わってしまいそうな雰囲気だったものの、話が進むにつれ関係も深まっていきいい感じなカップルになったことは、嫉妬深く感じる人も出てくるくらいです(私は嫉妬を感じることはありません)。
ハミィ「この能天気ネコはなんだよ」と最初は思っていましたが、実は多くのストーリーにおける重要キャラだったことを思い知らされました。しかもタイトルコールはハミィですし。話が進むごとにプリキュアの存在を地味ながらアピールしたキーキャラでしたが、世界の平和を呼び戻したのはなんてったってハミィ。セイレーン=エレンとの重要な役割も担って友情に真摯な場面がインパクトを与え、個人的にはいい妖精キャラでした。
ちなみに他のキャラの場合は捨てがたいキャラたちが多く、特にメフィストやトリオが最終場面で本性をあらわしたことが印象的です。ノイズ役が大御所の中尾隆聖さんを起用しても、結果はいいキャラになれたこと。あとは主人公たちの家族並びに学校の生徒たちがいい雰囲気であったことなど良好なストーリーを特筆できるといっていいでしょう。
更に特筆するのはフェアリートーン。工藤真由さんの本格的声優初挑戦ということで不安はあったものの、8つのトーンたちを一つづつ演じきった工藤さんの芸達者振りは脱帽です。しかしこの影響からか、高音が出にくくなったのが心配ですが、ASDXの主題歌も担当されることになりホッとしています。工藤さん1年間お疲れ様でした、この先の1年をリフレッシュに充てて本格的な復活を望みます。
最後はストーリー面。最初のうちは「響と奏はしょっちゅうケンカしてばかりじゃん。ヤバイよ」と、最悪レビュー打ち切りを考えたほどでした。
しかしそうはさせなかったのはその1としてハミィの存在!セイレーンとの友情は溢れんばかりのモノを感じました。話を追うごとに明らかになるハミィとエレンの友情。ビート誕生は友情の集大成で感極まった瞬間でもありました。
その2はもちろんミューズ。最初は何かと無愛想なキャラぶりでしたが、終盤にまさかのアコがプリキュアになった場面が衝撃的です。これでノックアウトを食らった人は多いはず!私もその1人です。最後までレビューを全うできたのはこの2つでした。
課題は「一見様お断り」な雰囲気で離れた人を増やしてしまったことでしょうか。「スマプリ」はビギナーでもとっつきやすい内容にしてほしいなあ。
おまけですが、こんなパロディもありました。
パロディその1パロディその2パロディその2でも語られているのですが、歴代でも好きなシリーズになりましたと書いてあります。しかし私の場合は嫌いなシリーズが1つもないと考えておきますし、寧ろ「嫌いなモノを見つけたくても見つからない」の表現です。
薄っぺらいようで実は奥が深かった「つながった世界」のスイプリワールド。今後のシリーズは『スマイルプリキュア!』に託し続行します。今後もみゆき達をどうぞよろしく!!
- 関連記事
-
響は父親から受けた一言による「悲しみ」
奏は響と仲違いとなった「悲しみ」
エレンは犯した罪による「悲しみ」
アコは父親と離れた「悲しみ」
誰もが何らかの悲しみを抱えながらも、生きています。
例え乗り越えてもそれは無くならない。
無くならないけど明日に向かえます。
未来に向かえます。何度でも何度でも。
放映中に未曾有の脅威があった、この日本。
今に本当に必要な素晴らしいメッセージ性を持った作品だと
私は思いました。
悲しみの先に待つ「笑顔」
来週からスマイルにハッピーに新番組を楽しみたいと思います(^^)
明日もハッピー!!