「米国の対外融資は不公平だ」

　そう主張する中国、ロシア、ブラジル、インド、南アフリカは、「アンチIMF・世界銀行」の新組織「BRICS銀行設立」。直後にウクライナ上空でマレーシア航空機が撃墜された。

　直後の英国新聞の見出し。

＜プーチンのミサイル＞

＜プーチンが息子を殺した＞

　ウラジーミル・プーチンは、フセイン大統領、カダフィ大佐のような「世紀の極悪人」になるはずだったが……そうなってますか？

　中国はさらに「アジアインフラ銀行」を設立。韓国も参加を表明したが……。

「強い懸念を持っている」

　米国が激怒。

　私たち日本人は、「米国を怒らせたら計画はおしまい」と考えていませんか？

　そんなわけねえ！

「アメリカ崩壊ショー」の開幕を告げたのが今回のAPECだった。

「アジアに新しい自由貿易圏を」

　習近平が自信満々で語る裏側で、オバマが主導するTPP交渉は「盗聴を恐れて」（笑）アメリカ大使館でひっそりと行われ……。

　進展は何もなかった！

　期日すら決められなかった！

「アメリカ崩壊ショー」開幕と同時に、日本の政権党である自民党がこう言い出したのだ。

「解散総選挙。早ければ１２月１４日投開票」

「原発ゼロ」を勝ち取った反原発抗議に続き、毎週火曜日に展開されたのが、首相官邸前「反TPP抗議」だった。

　今、この時期の解散総選挙に名前をつけるとしたらなんだろう。

「今なら与党過半数が守れる」解散？

「安倍首相がやめなくてすむ」解散？

　大義がない、てゆーか卑怯だよ！

　やりたきゃやればいい。

　やっても自民党の議席が増えることはない。

　安倍晋三はよろよろと白旗を掲げた。

　地べたで抗議の声をあげた私たちの勝利！

　文句ありますか？