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2014年11月10日 (月)

また会いましょう どこで? いつ? それはわからないけど 約束よ 晴れた日にまた会いましょう ヴェラ・リン『また会いましょう』http://www.mag2.com/m/0001577514.html

 知っている人に会ったら「ハロー」って言ってね

 もうじき私に会えると伝えてほしいの

 私がこの歌を歌っていることを知ったら

 きっとみんな幸せになるわ

 また会いましょう

 どこで? いつ? それはわからないけれど

 約束よ

 晴れた日にまた会いましょう

 

 ヴェラ・リン『また会いましょう』

(映画『博士の異常な愛情』のラストに流れる歌)

 

「心の闇」って言葉を持ち出してくる人がいる。

 私が「差別はダメ」「ヘイトスピーチはダメ」という当たり前のことを書くと、

「ヘイトスピーチを生みだす人々の心の闇を描いてほしい」

 みたいな注文が来る。困る。こう言い返したくなる。

「だって他者であるあなたが“闇”って言っているんだから、私にその奥が見えるわけがない。見えないものは描けない」

 つまり、「心の闇があるんだなあ」というつぶやきは、つぶやいた人に命令している。

「だから、それ以上考えても無駄」

 思考停止のサイン。

 桜井誠らの聞くにたえない言葉ばっかり聞いていてうんざり、ってこともあって、今日の私は単純に考えることにした。

 たとえば、在特会と「カウンター」との会話を考えれば、わかりやすい。

「ゴキブリ朝鮮人を東京湾に叩き出せー!!」

「半島に帰れ!」

 レイシストは敵に対して「消えろ」と言う。

「帰れ! 帰れ! 在特、帰れ!」

「お前らに居場所はねえんだよ! レイシストはうせろ!」

「カウンター」も敵に対して「消えろ」と言う。

 それがいつの間にかこうなる。

「コラ! 朝鮮人、こっち来い!」

「ボケ! お前こそ、来てみろや!」

 ……どっちやねん?

 帰ってほしいの? 来てほしいの?

 なぜ、真逆の主張になってしまうのか?

 敵に近づく。暴力の匂いに包まれる。血流が増す。アドレナリン放出……こうなると、人間はなぜか楽しい。

 ある文芸誌編集長はこう言った。

「怒る、泣く、性的に興奮する……。読む人の『体を変化させる』文章が、つまりは売れる小説なんだよ」

 少なくとも一面の現実として、レイシストの暴走と「カウンター」運動の盛り上がりの動力は、ともに単なる「肉体の反応」とその連鎖なのだ。

 献身的に脱原発運動を続けている「いい人」が、在特会を前に豹変するシーンを何度も見てきた。

 そんなありさまを見て「客観報道」とか「知性」とやらは、こう言って考えることをやめるのだ。

「心の闇があるんだなあ」

 もうひとつ。こんな注文もあるよね。

「ヘイトスピーチを生みだす社会とは何か、ということを描いてほしい」

 これもまた一面の現実としてこう答えてしまおう。

「特に若い人は目先の生活費を稼ぐことに追われている。体を変化させて楽しむ時間があまりにも少ない」

 

 で、今、この国のむちゃくちゃな状況である。

「子どもたちの健康被害が広がる一方なのに、なぜ?」

「いまだに家に帰れない人がたくさんいるのに、なぜ?」

「史上最悪の原子力災害を起こした国なのに、なぜ?」

 なぜ、川内原発再稼働なのか?

 シンプルに考えよう。

 お金の流れを見れば一目瞭然!

 小学生にだってわかる!

 この国の「1%」、日本の支配層の中で「一番、お金に困っている人」は誰なのか?

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