中田潤ジャーナル「プロパガンダをぶっとばせ！」

　何が書いてあるのか！？

　自宅の屋根で太陽光発電し、

　電気自動車で移動したら、

　ガソリン車の１０倍効率的になる。

　とんでもないウソだ。

　まず、エネルギー効率で日本にある太陽光パネルは、

　３～４％の効率。火力発電所は６０％。

　その現実を田中優はこうゆがめて書く。

　火力発電の効率４０％が電気自動車の効率を下げている。

　とんでもないウソ。

　田中優は、

「自動車はエネルギーの１２％しか移動のために使われていない」

　と言う。屋根のパネルでは０・０４×０・１２＝０・００４８％。

　これが電気自動車のエネルギー効率です。

　一方、田中優さんの本でガソリンは、

　輸送、精製、給油、貯蔵されても

　失われるエネルギーは１５％だと自分で書いている。

　０・８５×０・１２＝０・１０２！！！！！

　ガソリンを燃やして移動したほうは効率はもすごくいい！

　一昨日。浪江町のスーパーマーケットの経営者が、

　首吊り自殺したんです。

　被災地はそういう絶望から営みを始めなければいけない。

　最初の仕事は、自動車を走らせることです。

　ＣＯ２削減と脱原発を同時に要求する人たちは、

　効率の悪いエネルギーを浪江の商店にも押し付けますか？

　田中優が言う「１０倍効率がいい」暮らしとはこうです。

　２５０万円をポンと出して屋根に太陽光パネルを張れ！

　被災地の人、家を失った人に言えますか！？

　補助金５０万円は、貧乏人→金持ちに動いています。

　２００万円をポンと出して電気自動車を買え！

　福島に今必要なのは、生活基盤です！！

　補助金がまた、貧乏人→金持ち。

　そうすれば、「スマートグリッド」な暮らしができるんだとさ。

　家を失った人を置き去りにして、国会でマジ、

　こういう論議が交わされていること。

　どう思う？