(5)【キャベツの嬬恋村】プチ新婚旅行!
- 2024/10/23
- 05:30
休暇村 嬬恋鹿沢(きゅうかむら つまごいかざわ)にダンナがチェックインし、さぁ、楽しい1泊旅行が始まる。
休暇村は、秋田の乳頭温泉郷(にゅうとうおんせんきょう)に母と泊まったことがあるんだけど、「お料理も温泉もなかなかよくて、おすすめだよ!」ってダンナに言ったら、ダンナも、その後、ひとりで泊まりに行った。
お料理、期待しちゃうなぁ。乳頭温泉郷では、「海老」や「かぼちゃ」はもちろん、「りんご」や「ひめたけ」などの揚げたての珍しい天ぷらをいただいた。
目の前で揚げてくれて、衣がとにかく薄いのよ。嬬恋鹿沢の夕食でも出るかしら。
休暇村って、全国に35も宿泊施設があるんだけど、「富士」にもあるんだね。新しいお宿なのかな。
フロントの売店で、「嬬恋キャベツって売ってます?」って聞いたら、「以前はマルシェがあって、取り扱ってたんですけど、いまは置いてないんですよね」と言う返答。
「あっ、そうそう、嬬恋キャベツの加工品ならありますよ。ザワークラウト(600円)なんですけどね」。
ザワークラウトかぁ、ドイツなんかで、ソーセージの付け合わせにするヤツね。せっかくだから、かーちゃんへのお土産にひとつ買って帰ろう。
いま調べたら、「キャベツの酢漬け」ではなく、「塩漬け」なのかぁ。乳酸発酵して、少し酸っぱくなるのかしらね。
食べなれないものを食べたがらない母は、瓶詰めを買って帰ったのに、やっぱり一口も食べなかった(涙)。
記者魂がうずく。フロントで、「嬬恋(つまごい)」ってどういう意味なんですか? 嬬なんて漢字、これ以外に見ないですよね?」
「すみません、不勉強で。ボクたちも、わからないんですよ」。ナニー、フロントの人も知らないの? 嬬恋のホテルの人でしょ!?
一泊旅行のうちに突き止めてやる(笑)。まずは、売店で、湯上がりに食べようと、珍しい「嬬恋キャベツのアイス」を購入。
お部屋に入ったら、テーブルに紙の星座盤が置いてあった。満点の星空、見られるかなぁ?
お部屋の窓から外を覗いたら、雨は降ってないけど、星は出てなかった。かなり楽しみにしてたのに残念!
「何年後でもいいから、また、ここへ連れて来てくれる?」。「いいけどさ、せっかく泊まるのなら、違うところがいいんじゃないかな。たとえば妙高の休暇村とかね」。「(星空が見たいけど)それもそうだね」。
お部屋のちゃぶ台にお茶請けのお菓子が置いてあった。りんごを薄く切ったものが乗っているお煎餅(おせんべい)。
おいしかったのよ、これがね。こんなにりんごが薄いのに、ちゃんとりんごの甘酸っぱさがあるの。
「軽く風呂に入ったら、ビュッフェの夕食に行くぞう!」。「あたし、髪が長いけど、ドライヤーで乾かす時間がないから、悪いけど、一泊旅行だし、洗わないね」。「いいよ、いいよ」。
我らふたりのアジト ある街のマンションにもドライヤーがまだない。「ロングヘヤーで、スカートを履いてる子が好きなんだよね。もちろん、T子さんを好きな理由は、他にもたくさんあるけどね」。
「ドライヤーがないなら、髪なんて、バッサリ切っちゃいなさいよ。手入れも大変なんだから」って、かーちゃんは何度も言うけど、アタシはダンナが好きだし、ダンナにいろいろ良くしてもらってるから、最低限の「企業努力」はするつもり(笑)。
きゃー、面白い。さすがキャベツの嬬恋村。
「嬬恋 きゃべつ キッチン」って書いてある、ビュッフェ会場の入り口の暖簾(のれん)がキャベツのイラストだ(笑)。
まずは、楽しみにしていた嬬恋キャベツを探さなきゃ。
あったー! キャベツをブロック状に切って蒸したものがある。これが食べてみたかったのよね。
ごまダレのドレッシングをかけるようになってたけど、そのままを味わってみよう。
おぅ、さすがに旨いぜ! スーパーで、フツーに売ってるものと違って甘味があるし、とっても、柔らかい。葉っぱも一枚一枚が薄いしね。へー、これが嬬恋キャベツかぁ。ルンルン!
「嬬恋村産 キャベツの冷製スープ」があったー!
ビシソワーズ(じゃがいものポタージュ)は飲んだことがあるけど、キャベツは初めてだわ。
初めから、小さなグラスに注いで、2つも取った。おいしかったから、おかわりもしちゃった(笑)。またもや、ルンルン。
あたしが食べたビュッフェを写すと、こんな感じ。
ダイエット中だから、これ以上、取りに行かないつもり。おいしそうなものは、たくさんあって、誘惑されちゃうけど、我慢、我慢。
カンタンに説明すると、大好きなヒモかわ(知ってる? この世には、こんな幅広のおうどんがあるのよ。出汁入り)、豚しゃぶ、わさびソースをかけた国産鶏のチキンハム、牡蠣フライ、ホースラディッシュで食べるローストビーフ、海老と珍しいピーマンの天ぷら、まぐろ&ハマチ&イカそうめんのお刺身、嬬恋キャベツを蒸したもの、松茸入り牛肉の煮物(料理名は忘れた)。
天ぷらを注文すると、やっぱり目の前で揚げてくれる。休暇村の宿って、2ヵ所しか泊まったことがないけど、天ぷらにチカラを入れてるのかもね。
本当は、「下仁田ねぎ」の天ぷらが食べたっかんだけど、部屋でプンプン、ねぎの匂いをさせるわけにもいかないしね。ダンナは、ねぎがチョー苦手なの。
元カレと何十年も前に沖縄に行った時、帰りの飛行機の中で、「島らっきょうの匂いがする」(アタシは大好きなの)と言われ、大ゲンカしたことがある。
そのテツは踏まないようにしないとね。あとで、「下仁田ねぎ」をもう一度見に行ったら、「下仁田こんにゃく」って書いてあった。
こんにゃくの珍しい天ぷらなら、食べてくればよかったと後で後悔(笑)。
ナマ米から自分で炊く、松茸釜飯。同じくダイエット中のダンナと半分にする。今年は、松茸釜飯、初めて食べるなぁ。
「(旬の時期に出回りはじめた)初物を食べると、寿命が75日、延びる」と言う、ことわざがあるけど、うれしいなぁ。
まぁ、箱根の大涌谷の黒卵と違って(こちらは7年延びると言われる)、寿命が75日延びても、ビミョーなんだけどね(笑)。
きゃー、もうこんな文字数。こんな長い文章は読まないよね。でも、アタシ、「嬬恋」の意味を自分で突き止めたの! 嬬恋の意味を知ってるの!!
でも、書くと長くなるから、次回にするね。おやすみなさい。
(6)につづく。
休暇村は、秋田の乳頭温泉郷(にゅうとうおんせんきょう)に母と泊まったことがあるんだけど、「お料理も温泉もなかなかよくて、おすすめだよ!」ってダンナに言ったら、ダンナも、その後、ひとりで泊まりに行った。
お料理、期待しちゃうなぁ。乳頭温泉郷では、「海老」や「かぼちゃ」はもちろん、「りんご」や「ひめたけ」などの揚げたての珍しい天ぷらをいただいた。
目の前で揚げてくれて、衣がとにかく薄いのよ。嬬恋鹿沢の夕食でも出るかしら。
休暇村って、全国に35も宿泊施設があるんだけど、「富士」にもあるんだね。新しいお宿なのかな。
フロントの売店で、「嬬恋キャベツって売ってます?」って聞いたら、「以前はマルシェがあって、取り扱ってたんですけど、いまは置いてないんですよね」と言う返答。
「あっ、そうそう、嬬恋キャベツの加工品ならありますよ。ザワークラウト(600円)なんですけどね」。
ザワークラウトかぁ、ドイツなんかで、ソーセージの付け合わせにするヤツね。せっかくだから、かーちゃんへのお土産にひとつ買って帰ろう。
いま調べたら、「キャベツの酢漬け」ではなく、「塩漬け」なのかぁ。乳酸発酵して、少し酸っぱくなるのかしらね。
食べなれないものを食べたがらない母は、瓶詰めを買って帰ったのに、やっぱり一口も食べなかった(涙)。
記者魂がうずく。フロントで、「嬬恋(つまごい)」ってどういう意味なんですか? 嬬なんて漢字、これ以外に見ないですよね?」
「すみません、不勉強で。ボクたちも、わからないんですよ」。ナニー、フロントの人も知らないの? 嬬恋のホテルの人でしょ!?
一泊旅行のうちに突き止めてやる(笑)。まずは、売店で、湯上がりに食べようと、珍しい「嬬恋キャベツのアイス」を購入。
お部屋に入ったら、テーブルに紙の星座盤が置いてあった。満点の星空、見られるかなぁ?
お部屋の窓から外を覗いたら、雨は降ってないけど、星は出てなかった。かなり楽しみにしてたのに残念!
「何年後でもいいから、また、ここへ連れて来てくれる?」。「いいけどさ、せっかく泊まるのなら、違うところがいいんじゃないかな。たとえば妙高の休暇村とかね」。「(星空が見たいけど)それもそうだね」。
お部屋のちゃぶ台にお茶請けのお菓子が置いてあった。りんごを薄く切ったものが乗っているお煎餅(おせんべい)。
おいしかったのよ、これがね。こんなにりんごが薄いのに、ちゃんとりんごの甘酸っぱさがあるの。
「軽く風呂に入ったら、ビュッフェの夕食に行くぞう!」。「あたし、髪が長いけど、ドライヤーで乾かす時間がないから、悪いけど、一泊旅行だし、洗わないね」。「いいよ、いいよ」。
我らふたりのアジト ある街のマンションにもドライヤーがまだない。「ロングヘヤーで、スカートを履いてる子が好きなんだよね。もちろん、T子さんを好きな理由は、他にもたくさんあるけどね」。
「ドライヤーがないなら、髪なんて、バッサリ切っちゃいなさいよ。手入れも大変なんだから」って、かーちゃんは何度も言うけど、アタシはダンナが好きだし、ダンナにいろいろ良くしてもらってるから、最低限の「企業努力」はするつもり(笑)。
きゃー、面白い。さすがキャベツの嬬恋村。
「嬬恋 きゃべつ キッチン」って書いてある、ビュッフェ会場の入り口の暖簾(のれん)がキャベツのイラストだ(笑)。
まずは、楽しみにしていた嬬恋キャベツを探さなきゃ。
あったー! キャベツをブロック状に切って蒸したものがある。これが食べてみたかったのよね。
ごまダレのドレッシングをかけるようになってたけど、そのままを味わってみよう。
おぅ、さすがに旨いぜ! スーパーで、フツーに売ってるものと違って甘味があるし、とっても、柔らかい。葉っぱも一枚一枚が薄いしね。へー、これが嬬恋キャベツかぁ。ルンルン!
「嬬恋村産 キャベツの冷製スープ」があったー!
ビシソワーズ(じゃがいものポタージュ)は飲んだことがあるけど、キャベツは初めてだわ。
初めから、小さなグラスに注いで、2つも取った。おいしかったから、おかわりもしちゃった(笑)。またもや、ルンルン。
あたしが食べたビュッフェを写すと、こんな感じ。
ダイエット中だから、これ以上、取りに行かないつもり。おいしそうなものは、たくさんあって、誘惑されちゃうけど、我慢、我慢。
カンタンに説明すると、大好きなヒモかわ(知ってる? この世には、こんな幅広のおうどんがあるのよ。出汁入り)、豚しゃぶ、わさびソースをかけた国産鶏のチキンハム、牡蠣フライ、ホースラディッシュで食べるローストビーフ、海老と珍しいピーマンの天ぷら、まぐろ&ハマチ&イカそうめんのお刺身、嬬恋キャベツを蒸したもの、松茸入り牛肉の煮物(料理名は忘れた)。
天ぷらを注文すると、やっぱり目の前で揚げてくれる。休暇村の宿って、2ヵ所しか泊まったことがないけど、天ぷらにチカラを入れてるのかもね。
本当は、「下仁田ねぎ」の天ぷらが食べたっかんだけど、部屋でプンプン、ねぎの匂いをさせるわけにもいかないしね。ダンナは、ねぎがチョー苦手なの。
元カレと何十年も前に沖縄に行った時、帰りの飛行機の中で、「島らっきょうの匂いがする」(アタシは大好きなの)と言われ、大ゲンカしたことがある。
そのテツは踏まないようにしないとね。あとで、「下仁田ねぎ」をもう一度見に行ったら、「下仁田こんにゃく」って書いてあった。
こんにゃくの珍しい天ぷらなら、食べてくればよかったと後で後悔(笑)。
ナマ米から自分で炊く、松茸釜飯。同じくダイエット中のダンナと半分にする。今年は、松茸釜飯、初めて食べるなぁ。
「(旬の時期に出回りはじめた)初物を食べると、寿命が75日、延びる」と言う、ことわざがあるけど、うれしいなぁ。
まぁ、箱根の大涌谷の黒卵と違って(こちらは7年延びると言われる)、寿命が75日延びても、ビミョーなんだけどね(笑)。
きゃー、もうこんな文字数。こんな長い文章は読まないよね。でも、アタシ、「嬬恋」の意味を自分で突き止めたの! 嬬恋の意味を知ってるの!!
でも、書くと長くなるから、次回にするね。おやすみなさい。
(6)につづく。