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泥臭いWEBの底から~WEBディレクター覚書~

WEBディレクターというのは何を考えておるのか。その一例。

webディレクターはサイトのチェックを頻繁にする。納品や更新や、アップ前などなど。
htmlファイル以前の段階でも、デザインやテキストにミスや反映漏れがないかをチェックするし、ブラウザでの表示チェックもする。ディレクター以外の人も手伝ってくれたりするけど、おおむねチェック漏れの責任はディレクターに帰する。なので、サイトの確認はディレクターにとって重要な業務であり、それを効率的かつ正確に行うのは重要課題だ。チェック漏れによるミスの発生は信頼性を損ない、クライアントやスタッフにも迷惑をかけてしまう。それに、そんなケアレスミスなんかで責任問題なんて避けたいところだ。

自分の場合、確認作業において、ページ数が多かったりチェック項目が多かったり、定期的な作業だったりするとチェックリストを作るようにしている。主に一通り実際のページが出来た段階くらいで。チェックリストはシステム屋さんだけのものではないのだ。

特に定常的な作業では、チェックリストがそのまま、業務引継ぎマニュアルの一部になる。(前に書いた「お前はオレのママ…なのか?~業務引継ぎエトセトラ」もご参照ください)
本当は全てのサイトや業務においてチェックリストを作るべきかもしれないが、手間の関係で断念することもある。

チェックリストによる確認では、リストをプリントアウトするのが必須だ。リストも確認するページもモニタの中だと、デュアルモニタ環境ならともかく、たいていは両方のウィンドウを閉じたり開いたりということになって、集中が殺がれるからだ。

チェック方法としては、項目ごとに印をつけていくタイプが考えられる。ただしこれだと、毎回チェックリストをプリントアウトする必要がある。それに、印を付けるという行為も意外と集中を殺ぐものだ。勢いあまって次の項目にも印を付けてしまったり、各項目のチェック開始時に印を付けていたのか、終了後に印を付けていたのか途中で分からなくなる危険もある。特に徹夜明けとか。

なので自分の場合、目視だけで項目の消化を行うことがある。ただ、それだと項目が多い場合や何度も繰り返した場合、「目は追ってるけど意識が飛んでる」ということがあり得る。特に徹夜明けとか。

そこで「指差し確認」。項目を指差し、モニタ上で該当箇所を指差すのだ。これだと「ただ見てるだけ」よりは意識が飛びにくい。アナクロで地味だが、意外とチェック漏れ防止に効果がある。メールでも「あて先・件名・添付」を指差し確認している。これでなかなか気付ける。さすが鉄道系で採用されている確認方法だけのことはある。

慣れればけっこう早くスムーズに出来るのだが、画面の前で手をヒラヒラさせることになるので、モニタに魔法をかけようとしてるみたいに見えるのが難点だ。

次回は具体的なチェックリスト作成についての書こうと思う。

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