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泥臭いWEBの底から~WEBディレクター覚書~

WEBディレクターというのは何を考えておるのか。その一例。

ときどき2chまとめブログなんかで、「お勧めのツール」紹介が載っていたりする。それ以外にもブロガーが自分の使っているツールや便利そうなツールを紹介していたりもする。それらはどれも便利そうだったり魅力的だったりで、なかなか、こう、ハートをつかまれるところがある。

じゃあそういうツールがディレクション業務に役立つかというと、たいていはもうさっぱり役立たない。というわけで、自分が仕事でよく使うツールを並べてみる。

◆企画書、提案書、ワイアフレーム作成、画像等の修正指示
・パワーポイント
→言わずと知れたマイクロソフトのあれ。のっけから面白みがないけれど、まああれは便利だよ。たぶんwebディレクターが一番よく使うツールなんじゃないか。

◆見積り、スケジュール作成
・エクセル
→またもやマイクロソフトのあれ。前の職場では、部内共有の見積もり用マクロファイルがあった。あれは便利だったなあ。

◆ライティング
ViVi
→ずっと使っているので、他のエディタが使いにくく感じる。使い始めた理由は特にないけれど、まあ不満もない。本当は「ここが素晴らしい」とか書きたいのだけれど、比べられるほど他のエディタを使ったことがない。ああでも、一時期使ってた「秀丸」よりは使いやすいんじゃないか。シェアウェア。

◆文書校正
・ワード
→「変更履歴」機能で赤入れするのに便利。それ以外は決して使わないけど。

◆画面キャプチャ
キャプラ
→ieユーザーなら「Capture It! ツールバー」とかでもいいのかな。軽量快適に一通りの撮影が可能。あと、トリミングしやすい。フリーソフト。

◆メーラー
Becky!
→これも長く使っているので慣れ。メーラーでやりたいことはだいたいなんでもできるし、使い勝手もいい。シェアウェア。

◆ブラウザ
・Opera
→世界一すばらしいと妄信しているため。仕事では「Developer Console」拡張が便利。「Developer Console」についてはPica Picaさんの「Opera9でいつでもCSS Naked」が詳しい。

◆フィードリーダー
・Operaにくっついてるやつ
→他のを使ったことがないけれど、ブラウザと一体型でシームレスに使えるところが気に入っている。

◆入稿素材確認
・adobeのCS系バンドル
→あれば幸せだが、「ディレクターはそこまでいらんやろ」と言われて買ってもらえないことも。webディレクターがちょっとした画像を作るならFireWorksで十分だったのだけれど、今はもう単体で売ってないのが残念。

QuarkXPress
→出版系のコンテンツを扱う仕事の場合、たまにテキストとかがQuark形式で支給される。要は出版する書籍の原稿データ。QuarkXPressはシェアウェアだけれど、閲覧やテキストの抜き出しだけなら無料のdemo版でも可能。

◆差分確認
WinMerge
→フォルダ単位やファイル単位でファイルの比較、差分をチェックしてくれる。テキストエディタで開けるファイルなら、だいたいなんでも比較できる。もちろん編集も。フリーウェア。

◆ファイルの圧縮・解凍
Noah
→開発が休止しているものの、特に問題なく使える。「右クリック>送る」で圧縮解凍が自在なので便利。フリーウェア。

◆その他
・PicasaとGoogleデスクトップ
→凡庸だけれどファイル管理と検索に便利だ。

・クセロPDF
→とにかくまあPDFにしないといけないな、というときに。

他にもいろいろとあるけれど、主だったところでは以上。

【まとめ】
webディレクターが仕事で使うツールって、基本的に「何かを閲覧、確認、管理」するものが多い。当然といえば当然か。にしてもこうして見ると、なんとも地味だ。第3者が見て役立つほど個性的でもないし。
それと、ソフト購入資金は実制作をしてくれる人に優先的に流れるのが妥当だと思うので、webディレクターは無料ソフトとかで急場をしのぐイメージ。贅沢は言わず、エモノは選ばず。

上記以外では、見知らぬデータ形式のファイルをクライアントから支給されて、それが開ける無料のソフトを探して右往左往した残骸もPCの奥深くにけっこう埋蔵されている。珍妙なプラグインとか。

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