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泥臭いWEBの底から~WEBディレクター覚書~

WEBディレクターというのは何を考えておるのか。その一例。

Twitterでこんな発言を見た

babieski reflex

アメリカ:とりあえず企業がやってみて、問題があれば法規制をする
日本:まず、行政による許認可や規制を作って、その後に世論次第で緩和する

この違いは大きい。

転載元記事は
なぜ日本にグーグルのような企業が生まれてこないの?

babieさんがどういう意図で転載したのかはわからない。が、元の書き込みをした人はそれ(だけじゃないにしても)が理由だと考えているんだろう。まあコピペっぽいが。

これに限らず大同小異な発言を目にする機会はボチボチある。で、いつも疑問に思うことがある。

Googleの主力サービス中、行政の許認可や規制に引っ掛かって日本でできないorできなかったものはあるだろうか?

Amazon.jpは何らかの許認可や規制が緩和されたから国内で営業可能になったんだろうか?
Facebookは? Twitterは? MSは? Appleは? iPhoneは? それらが日本で誕生しなかったのは何らかの「行政による許認可や規制」があったからか? どうもそうではないと思うが、私の勘違いだろうか? これら「ネットどころか世界の様相さえ変えそう」なインパクトを持った実在の海外webサービスで、日本の許認可や規制に引っ掛かるものがどれくらいあるのか? 部分的にとかではなく、サービスの根幹自体が。

逆にwebサービスが日本の許認可や規制に阻まれている分野として「著作権」「通信・放送がらみ」「薬事法」などがよく挙がっている気がするが、じゃあそれらの規制が撤廃されれば、上記のようなwebサービスばりに世界の様相さえ変えそうなものが出てくるのか? 日本を席捲とか「海外ではまずまず人気だが、日本では営業できてない」とかそういうレベルじゃなく。国内を席捲レベルでなら、こうした規制などのためにできなかったり潰されたりしているサービスも多いだろうけど。

自分としては大いに疑問なのだが、それなりに多くの人が

アメリカ:とりあえず企業がやってみて、問題があれば法規制をする
日本:まず、行政による許認可や規制を作って、その後に世論次第で緩和する

この違いは大きい。

みたいなことを言ってるということは、たぶん自分の勘違いなんだろうな。というか、そもそも上記引用のようなことを言ってる人自体、そんなに多くないのかもな。

「出る杭は打たれる」「起業のリスク」「日本は完全を求めすぎ」という意見についても同様の疑問があるんだが、これもやはりそういう意見の人が少なからずいるようなので、自分の気のせいなんだろう。

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