11月11日に執り行われた李乙雪葬儀の模様を12日、「朝鮮中央TV」が放送した。既にコメントを色々頂戴しているが、「最高司令官同志」は、他の参加者よりも深く頭を下げているところが印象的である。
Source; KCTV, 2015/11/12放送
弔辞を読む黄炳瑞が泣いているが、お祖父さんやお父さんと李乙雪元帥の関係の部分ではなく、「最高司令官同志」との関連部分である。李乙雪元帥は、「最高司令官同志」に「素朴な手紙」を出したと黄炳瑞が弔辞の中で言っているが、年齢と病状から「素朴な手紙」が書けたとしても、本当に「素朴な手紙」であったのであろう。そんなことからしても、「最高司令官同志」と李乙雪元帥との関係は希薄であったと思われるが、この部分で泣き声になるのは、「最高司令官同志」を持ち上げるための演出なのか、そうでなければ、「首領様」との関係から始まる弔辞に感銘してこらえきれなくなってしまったのかどちらかであろう。
途中まで日本語字幕を付けた動画をYouTubeで既に公開済みであるが、先ほど全字幕を付けたので、関心のある向きは参照されたい。
Source: YouTube, dprknow channel, https://youtu.be/8A1qBKmDIEM
故元帥の革命烈士陵への行進は、先導車がよく見るメルセデス600改(護衛兵士が不安定そう!)と、BMWの白バイと、遺体は水陸両用装甲車でと、さすが「元帥」きめています。かの人のときは、「イリューシン」か「ムジゲ号」か「新型地下鉄」か?
コメント、前後することをお許し下さい。周辺の高級車両はさておき、「水陸両用車」というのがシブイですね。唯一の「人民軍元帥様」の頃は、古き良き社会主義伝統が存続しているとして、燃料電池仕様のS10000改ぐらいかもしれませんね。燃料電池仕様の中国製「紅旗(市場経済邁進号)」か、現代自動車の太陽電池パネル車・・・
> 故元帥の革命烈士陵への行進は、先導車がよく見るメルセデス600改(護衛兵士が不安定そう!)と、BMWの白バイと、遺体は水陸両用装甲車でと、さすが「元帥」きめています。かの人のときは、「イリューシン」か「ムジゲ号」か「新型地下鉄」か?
もとい! 現代自動車の「水銀」電池車とか。
> コメント、前後することをお許し下さい。周辺の高級車両はさておき、「水陸両用車」というのがシブイですね。唯一の「人民軍元帥様」の頃は、古き良き社会主義伝統が存続しているとして、燃料電池仕様のS10000改ぐらいかもしれませんね。燃料電池仕様の中国製「紅旗(市場経済邁進号)」か、現代自動車の太陽電池パネル車・・・
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> > 故元帥の革命烈士陵への行進は、先導車がよく見るメルセデス600改(護衛兵士が不安定そう!)と、BMWの白バイと、遺体は水陸両用装甲車でと、さすが「元帥」きめています。かの人のときは、「イリューシン」か「ムジゲ号」か「新型地下鉄」か?
さらに、同じ独裁者仲間の縁で、VW社の、偽装ソフト付ディーゼルエンジン車も追加!
お世話になります。
北朝鮮では、パルチザン出身の元帥級将官は水陸両用車というか、装甲兵員輸送車の上に遺体を安置して街を走り回るのが伝統のようで、以前「白玉」とかいう映画でも呉振宇の実際の葬儀のシーンが使われていて、やはり装甲兵員輸送車が使われていました。(ソ連製BTR-60)
ただ、今回は北朝鮮製のBTRもどきが使用されていたのは、マニア的にはよだれモノでしたが。
早速、銅像付きの墓地に葬られていましたが、亡くなってわずか数日で故人の銅像を作ってしまうあたり、やはり北朝鮮の銅像製作能力は世界一かもしれません。
世界から引く手あまたなくらい高く評価されるのもうなずけます。
南北問わず朝鮮人はベンツが好きですね。
パレードの時、将官クラスの乗っていた軍用車両も一応ベンツですし。(メルセデス・ベンツ・Gクラスの軍用バージョン)
コメントありがとうございます。「独裁者仲間」の意味をしばらく考えてしまいましたが、歴史を遡ってということですね。どれくらい遡るかで、ホーネッカーというのと、ヒトラーというのがいるのですが、VW絡みだと後者でしょうか。子供の頃、シュビムワーゲンだったか、カッコイイ、プラモを作りました。
ホーネッカーですと、ハンティング用にメルセデスのGクラスをスイスかオーストリア経由で輸入した話がありますね。ま、このGクラスも「将軍様」を乗せて崖から落ちそうになった場面で(「偉人」伝と歌の中での話だとは思いますが)、デフロックをフル活用して救ったり、「太陽像旗」を運んだりと大活躍している訳ですが。
> さらに、同じ独裁者仲間の縁で、VW社の、偽装ソフト付ディーゼルエンジン車も追加!
コメントありがとうございます。あれは、走行兵員輸送車というのですね。まあ、最後まで兵員として任務を全うするという意味からすれば、最高の霊柩車ではないかと思います。バージョンについては全く分かりませんが、「もどき」というのはコピー版なのか改造版なのか、どちらかということでしょうか。
銅像ですが、制作済みであったのではないかと思います。年齢と肺がんということからして、いつ死亡しても不思議ではない状況だったのではないでしょうか。そういうことが予測できない有名人が急逝し(例えば、金永南)、銅像が数日でできあがれば、これは早業なのでしょうけどね。
ベンツGクラスについては、他の方へのお返事に少し書きました。最近ではベンツ1本ですが、「首領様」はキャデラックも愛用していましたね。「米帝」ソウル退却時に接収したものという話を聞いたような読んだような。
> お世話になります。
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> 北朝鮮では、パルチザン出身の元帥級将官は水陸両用車というか、装甲兵員輸送車の上に遺体を安置して街を走り回るのが伝統のようで、以前「白玉」とかいう映画でも呉振宇の実際の葬儀のシーンが使われていて、やはり装甲兵員輸送車が使われていました。(ソ連製BTR-60)
> ただ、今回は北朝鮮製のBTRもどきが使用されていたのは、マニア的にはよだれモノでしたが。
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> 早速、銅像付きの墓地に葬られていましたが、亡くなってわずか数日で故人の銅像を作ってしまうあたり、やはり北朝鮮の銅像製作能力は世界一かもしれません。
> 世界から引く手あまたなくらい高く評価されるのもうなずけます。
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> 南北問わず朝鮮人はベンツが好きですね。
> パレードの時、将官クラスの乗っていた軍用車両も一応ベンツですし。(メルセデス・ベンツ・Gクラスの軍用バージョン)
ファンビョンソ総政治局長が涙したのも興味深いですが、
金正恩第一書記は李乙雪同志を昔からおじいさんのような存在であったのではないかと思います。
過去の記録映画「偉大なる同志 第二部」(だったかと思うのですが
金正恩同志と李乙雪同志の手紙の交した時の様子、
記念撮影での車いすから起立しようとした李乙雪同志を座らせたシーンなどを見ても親しかったように見えます。
そういった関係があって葬儀にも金正恩同志は参加したのではないのでしょうか。
追悼の辞でもあったような「肉親的」な感情が金正恩同志にもあったのかもしれません。
コメントありがとうございます。李乙雪元帥同志は、金正恩にとってそのような存在だったのでしょうか。お説の『偉大な同志』はまだ見直していませんが、そのような場面があったとは知りませんでした。お祖父さん(金日成)もそうであったように、若い指導者は高齢者に敬意を示すというのが、ある意味、「主体思想」の上位概念、そうでなければ複合概念の儒教思想上、絶対に必要なことでしょうし、宣伝的な意味を超越した一朝鮮民族としての自然な行動なのかもしれませんね。
「元帥様」がどれほど李乙雪元帥同志に可愛がってもらったのかは分かりませんが、李元帥同志がお祖父さんとそれほど真長期間にわたり親しかったのであれば、子供の頃、接触する機会も多かったのかもしれません。
しかして、「元帥同志」、李乙雪元帥同志のような永遠の同志となれるような人がいないように思えます。これぞまさに、他の方が書いていた「寂しい元帥様」ということなのかもしれませんね。
> ファンビョンソ総政治局長が涙したのも興味深いですが、
> 金正恩第一書記は李乙雪同志を昔からおじいさんのような存在であったのではないかと思います。
> 過去の記録映画「偉大なる同志 第二部」(だったかと思うのですが
> 金正恩同志と李乙雪同志の手紙の交した時の様子、
> 記念撮影での車いすから起立しようとした李乙雪同志を座らせたシーンなどを見ても親しかったように見えます。
> そういった関係があって葬儀にも金正恩同志は参加したのではないのでしょうか。
> 追悼の辞でもあったような「肉親的」な感情が金正恩同志にもあったのかもしれません。