2021/04/27
コデマリの一房
風が吹くと踊る様にゆらゆら揺れる
酒井雄哉さんの「愛蔵版、一日一生」
先日図書館で酒井雄哉さんの「愛蔵版、一日一生」という本を偶然に見付けて借りて来た。もう大分前、2017年に出版されたものだ。師は2013年9月25日に満87才を迎えられて間もなく亡くなられたので、その4年後の出版になる。2008年に「一日一生」、なくなられた翌年2014年に「続一日一生」が出版され、その後の出版物だ。
「酒井 雄哉さんは、天台宗の僧侶で比叡山延暦寺の千日回峰行を2度満行した行者として知られる。天台宗北嶺大行満大阿闍梨、大僧正、比叡山一山 飯室谷不動堂長寿院住職を務められた。」天台宗は鑑真が最初に中国から日本にもたらし、本格的には804年に最澄が入唐して学び、翌年帰朝して比叡山延暦寺を中心に広めたものであると言われる。
昨日は真っ青な空に太陽燦々の明るい天気だったが風が強かった。天気がいい時はスーパー横の小さな遊園地にある快適なベンチでコーヒーを飲みながら本を読むんだけど、昨日は風が強すぎて止めて少し離れたマック迄歩いた。100ページ読み200ページ迄進んだ。店はがら空きで静かでとてもいい読書環境だった。
師の激動の一生からその道に入り悟りを開いて行く過程がさりげなく平易な文章で書かれていて理解し易い。が、その一生の体験と学びと実戦は並大抵の事ではないと分かる。オイラの祖先は浄土真宗だくらいでオイラは宗教とは関わりが薄い。でも、心の中にある得体の知れない大きな何か、宇宙、自然、周囲に守られているという事には感謝している。