2019/10/22
白と赤
白い薔薇
赤い薔薇
人の命は儚い
人にも宇宙の万物にも与えられた命があって、どんなに素晴らしいことでもどんなに頑丈に見えるものでもいずれ消滅し、また新しい命を授かる。人の命は100年と見てもそれは永くも見えて一夜の夢の様に短くもある。宇宙の営みにしてみれば人の命だって極表層の皮膚が新陳代謝で入れ替わる程度のものかも。が、一人一人の人間、ましてや深い関わりのある人の目から見ればそれは永遠に見えるほどのものでもある。
今度の台風19号では80人余の命が失われ、未だ10人以上の人が行方不明である。その一人一人に家族があり、友人、仲間、知人、隣人、一度あったきりの人、風の様に通りすがった人もいたはずである。今までこの世で同じ空気を吸い、水を飲み生きている人の中で普通に喜び、怒り、哀しみ、楽しんで来た人達である。それがある日突然にあの世に旅立ってしまう。信じられない出来事だ。
今朝、ネットだ長く繋がって来た友人がこの世を去りあの世に旅立ったと言う知らせを聞いた。人の命を預かるドクターの仕事をしていて数年前にアメリカに移住し、最近は新しい施設の仕事も始めようとしてた矢先であった。強くて優しくてピュアな女性だった。オイラの長女よりほんのわずか年上の若さにも関わらずだ。残念だ。
ひるがえって世間から後期高齢者と言われる我が身と周辺を見ると何時も以上に最近はいろんな事がある様に思える。でも、これが世間であり人と言うものだろう。オイラは「生きてるだけで儲けんもん」と感謝している。あの世に旅立つまですべてを先生として感謝して生きることにしたい。