俺は32歳。つい数年前まで、典型的な「空気みたいな存在の陰キャ」だった。モテるなんて論外。女性からは「無害な人」という一番惨めな評価を受けていた。
でも、ある日、親友の結婚式で、昔は俺と同じくらいのダサさだった男が美人な奥さんを連れてきたのを見て、スイッチが入った。「モテは才能じゃない。スキルだ。俺はまだ、それを学んでいないだけだ」と。
そこから、俺は「モテの攻略」を人生の最重要プロジェクトとして、本気で取り組んだ。努力の結晶として、特に効果があった具体的な5つの行動と、それにかけた費用を赤裸々に公開する。
以前は全身ユニクロかGUで「無個性」の極み。 まずやったのは、「パーソナルカラー診断」と「骨格診断」だ(診断料:約2万円)。 これにより自分に似合う色と形をデータで知った。 結果、着る服の方向性が決まり、無駄な買い物が消滅。
それまで「安い、早い」が正義だったが、1回1万円の美容院に通い始めた。 担当の美容師に「モテる髪型で」とオーダーし、トリートメントも欠かさない。 髪は、顔の「額縁」だ。 ここを整えたら、それまで50点だった顔が70点くらいに見えるようになった。 モテへの最短ルートは、まず髪と眉毛だ。
非モテの時の俺の会話は、「○○って知ってますか?」という知識のひけらかし。 女性からしたら面倒な自慢だ。 モテる男の会話術を研究し、相手に「感情を表現させる」ことを最優先にした。
「それ、聞いてるこっちも悔しくなりますね!」
「わかります。その時の喜び、爆発しそうじゃないですか?」 相手の感情を拾って、自分の感情で増幅させて返す。これで会話は回る。
これは本当に盲点だった。 いくら服が良くても、笑った時に歯が黄ばんでいたり、鼻毛が出ていたりしたら、全てが台無しになる。
歯:毎日電動歯ブラシ。 定期的に歯科クリーニング(保険適用外のホワイトニングまで手を出した)。
鼻毛:バリカンを週に1回、風呂場でルーティン化。 これはモテのためというより、他人への敬意だと認識した。
一番の難関だった。モテるスキルを上げるには、実践練習が必要だ。 意識的に気になる女性をデートに誘い、ダメ元で告白した。 結果、当然のように振られまくった。 しかし、振られる度に「今回の敗因は?」「次はどう改善するか?」を分析し、「失敗を恐れる恐怖心」が消えていった。
今、「どうせ無理」と諦めている奴がいたら、声を大にして言いたい。
Ai、見出しつけがち
鼻毛をケアしたことが原因で「細かいところまで気を使える人」の評価を得られることはないと思う