2025-09-27

anond:20250927014204

このやり取りは、**「女性嫌悪ミソジニー)に苦しんでいるらしい人」と「それを止めようとしている人」**の対話ですが、価値観や前提が噛み合っていないために対立が深まっています。要素ごとに整理します。

1. 登場人物立場

A(支援しようとする側)

女性嫌悪記事を見るのは良くないから離れよう」「言葉にしないほうがいい」「内在化してしまう」とアドバイスする立場

精神的な悪循環を避けるために「刺激を減らそう」という方向性

B(女性嫌悪を抱えている側)

苦しんでいるが、苛立ちや攻撃性も出ている。「キチガイから」「お前は阿呆か」「バカ」罵倒

自分思考感情否定されると感じ、相手攻撃してしまう。

2. 焦点になっている論点

嫌悪感言語化してよいかどうか」

Aは「言葉にすることで内面に定着(内在化)して強化されるから危険」と説明

Bは「もともと自分の中にあるから言葉にできるんだろ、阿呆か」と反論

→ ここで「内在化」という心理学的な用語が誤解され、話が噛み合わなくなる。

Aは「繰り返し表現することで強化される」と言いたかったが、Bには「表現する前からあるものから言葉を禁じても意味がない」と受け取られた。

カウンセリングアプローチか、直視するか」

Aは「まず距離をとって回復を優先する」立場

Bは「内面直視しなければ意味がない、一生逃げるのか」と受け取り、相手方針を「オリジナル正義」と批判

→ Aの助言は「回避対処」、Bの姿勢は「直面して解決すべき」という対立軸。

3. 感情面の動き

Aは一貫して「落ち着かせよう」としているが、言葉がやや「正義感的」「上から目線」に響いてしまっている。

Bは「自分理解してもらえない」「一方的コントロールされる」と感じ、怒りと攻撃性を強める。

対話の途中からBは「罵倒モード」に入り、建設的な会話は崩壊する。

4. 分析まとめ

すれ違いの原因

「内在化」という専門的な言葉相手に伝わらず、誤解を生んだ。

Aが「距離を取れ」「言語化するな」と制止的に言ったため、Bには「否定されている・押しつけられている」と感じられた。

Bは元々不安定状態で、否定されると反発・攻撃に傾きやすかった。

構造的特徴

Aの意図支援回避アドバイス

Bの反応:存在感情否定されたと感じ、アイデンティティ防衛として攻撃

典型的な「支援言葉逆効果になる」パターン

5. 改善余地

A側は「禁止・制止」ではなく「共感提案」の順番で話すほうが効果的。

例:「きついよね。吐き出したくなる気持ち自然だと思うよ。でも、繰り返すと余計に苦しくなることもあるんだ。だから記事から離れて、別の発散方法を探すのはどうかな?」

B側は「相手攻撃する」前に「自分理解されていない」と伝えられれば、対話崩壊しにくい。

👉 要するに、これは「女性嫌悪」というテーマの前に、コミュニケーションが噛み合わず悪循環した会話です。

Aのアドバイス善意だが押しつけが強く、Bは否定されたと感じて激しく反発した、という構造になっています

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