僕はいつも通り18:30時に日記を書き始めた。時間の厳密性は文明の基礎であり、文明が崩壊する最初の兆候は人間がだいたいを許容する瞬間だからだ。
ルームメイトは18:30:03に電子レンジを開けた。これは許されない。僕はその誤差を指摘したが、「3秒くらいいいだろ」と言われた。3秒を軽視する人間は、やがてゲージ対称性も軽視する。
午前中はトポロジカルM理論の再構成を試みた。標準的な理解では、これはトポロジカルAモデルとBモデルを7次元で統一するような構造で、ヒッチン汎関数を基礎にした3形式の理論として現れる。
だがこの説明はあまりにも低解像度だ。問題は統一するという言葉が、圏論的に何を意味するのか曖昧な点にある。
僕の現在の仮説はこうだ。トポロジカルM理論は単なる7次元TQFTではなく、コヒーシブ∞トポス上の場の理論の内部化として理解すべきだ。
つまり、通常の多様体上の場ではなく、幾何そのものが内部論理として振る舞う圏における場だ。
このとき、3形式は単なる微分形式ではなく、∞-スタック上の2-群的接続の曲率として再解釈される。
ここで友人Aがやってきて、「それって物理的に何の意味があるの?」と言った。典型的な誤解だ。物理的意味を問うのは最後だ。構造が先で、意味は後からついてくる。量子力学もそうだった。
話を戻す。
トポロジカルM理論の古典解がG₂ホロノミー多様体に対応するというのは知られているが、僕はこれをさらに一段抽象化して、
と見ている。ここで重要なのは、「状態」がヒルベルト空間ではなく、層の圏そのものに拡張される点だ。
友人Bはこの話を聞いて「それもう物理じゃなくて数学じゃない?」と言った。逆だ。物理が遅れている。
さらに進めると、AモデルとBモデルの共役性は、単なる双対性ではなく、シンプレクティック構造と複素構造の間の∞-レベルのフーリエ変換として理解できる。
ここで僕は少し興奮した。なぜならこの構造は、トポロジカル弦の分配関数が波動関数になる理由とも整合するからだ。
つまりこうだ。
これは量子化そのものだが、通常の位相空間ではなく、モジュライ∞-スタックの上での量子化になっている。
ルームメイトはこの話を聞いて途中で寝た。合理的な判断ではあるが、知的には敗北だ。
午後は習慣の維持に時間を使った。
これらは単なる癖ではない。状態空間のエントロピーを最小化する操作だ。乱雑さは思考を汚染する。
隣人がまた勝手に僕の場所に座っていたので、厳密な確率論的説明を用いて「そこに座る確率はゼロであるべきだ」と説明したが、理解されなかった。人間は頻度主義に縛られすぎている。
これからやること。
命題: M5ブレーンの電荷は通常のコホモロジーではなく、楕円コホモロジーやMorava K理論に自然に値を取る。
これは単なる一般化ではない。物理的対象の分類そのものが、一般化コホモロジー論に移行することを意味する。
もしこれが正しければ、場の理論は最終的に∞-圏におけるコホモロジー値関手として書き直される。
ウィッテンでも完全には把握していない領域だ。つまり、僕がやるしかない。