高飛車
「高飛車」とは、相手を見下すような高圧的でおごり高ぶった態度を意味する表現である。どちらかといえばネガティブな意味で用いられる。将棋の戦術・戦型の呼び名に由来する比喩的表現である。
「高飛車」は、富士急ハイランドで2011年に運行が開始されたローラーコースター(ジェットコースター)の名称でもあり、これは富士急行株式会社の登録商標である。
「高飛車」の語源・由来・本来の意味
「高飛車」は、もともとは将棋の用語である。大駒のひとつである飛車を、前線の高い位置(一般的には自陣の歩の初期配置よりも前)に置いた形を指す。将棋の高飛車は、「飛車が高い位置にある」状況全般を指す、いわゆる「模様」の類である。居飛車・振り飛車・中飛車や各種の囲いのような定石化された戦法とは毛色が異なる。
飛車は文字通り縦横無尽に動ける強力な駒である。飛車を自陣より前に出して横ににらみを利かせれば、相手の駒はうかつに前進すらできない。
もっとも、高飛車には飛車が危険にさらされるという側面もある。高飛車は序盤の戦法であり、下手を打つと飛車が早々に相手の手にわたってしまって深刻な苦境に陥る。
高飛車は戦法としては必ずしも強力とはいえない。将棋が下手な相手は容易に蹂躙できるが、実力ある相手にも容易に通用する戦法とはいえない。その意味では「高飛車」は「相手を侮って蹂躙しにかかる」という含みを持っているともいえる。
性格的な「高飛車」とは
比喩表現としての「高飛車」とは、高圧的で尊大な物言いが鼻につくような態度や振る舞いを形容する表現である。女性の態度を形容する表現として用いられる傾向がある。俗に「高飛車」を略して「タカビー」と表現することがある。もっとも、「タカビー」は1980年代に流行して廃れ、今では半ば死語である。
高飛車な性格は、プライドが高い、承認欲求が強い、自分こそが正しいという価値基準を持っている、利己的である、そのくせ寂しがり屋であり、内心では劣等感を抱えている、他人と円滑なコミュニケーションを取る方法がわからない、でも人恋しい、注目を集めたい、といった要素から形成される。
「高飛車」の類語
「高飛車」の類語には、高圧的、高姿勢、傲慢、横柄、横暴、尊大、お高くとまった、高慢、威圧的、上から目線、態度が大きい、頭ごなし、独裁的などの言葉がある。それぞれ、相手を見下したような態度や態度の大きい様子などを表した言葉である。「高飛車」を含む熟語・言い回し
「高飛車女」とは
「高飛車女」とは、高飛車な態度をする女性のことを意味する表現である。「高飛車」を含む用語の解説
「高飛車皇女は黙ってない」とは
「高飛車皇女は黙ってない」とは、柊と灯による小説、および、同作を原作とするマンガ作品のタイトルである。原作小説はいわゆる「なろう小説」であり、ジャンルはいわゆる「異世界モノ」であり「悪役令嬢モノ」である。2021年に一迅社から漫画化版の初版が刊行された。たか‐びしゃ【高飛車】
高飛車
グループ名 | 高飛車 |
グループ名フリガナ | たかびしゃ |
グループメンバー名 | 倉持 幸歩/歩祐樹 |
URL | http://solearia.com/fuyuki.html |
プロフィール | 倉持幸歩(写真左)と、歩祐樹(写真右)からなるお笑いコンビ。日本映画学校俳優科の先輩後輩。2012年結成。主なコンビ出演作は、お笑いライブ『大部屋ダイヤモンド』、Vシネマ『敏感 テンプテーション~初体験注意報~』、イベント『お台場寄席』『立川発!お笑いアレアJr.ラーメン争奪ライブ』など。 |
代表作品1 | お笑いライブ『大部屋ダイヤモンド』 |
代表作品2 | Vシネマ『敏感 テンプテーション~初体験注意報~』 |
代表作品3 | 展示会・イベント『お台場寄席』 |
職種 | お笑い |
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高飛車
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/11/02 04:33 UTC 版)
ナビゲーションに移動 検索に移動高飛車(たかびしゃ)は、将棋において飛車が自陣の前方の高い位置をとる戦術である[1]。主に相居飛車での戦いで生じる。現代将棋では飛車の定位置、先手であれば2八、後手であれば8ニよりも前方に構える場合を「浮き飛車」(例えば相掛かり#▲2六飛型)というが、戦法として特に高飛車と表現されるのは五段目に構える際に呼ばれることが多い。
また、この時の飛車が相手の歩兵等の駒を前進させにくくする様子から転じて、高圧的な性格のさまを「高飛車な態度」のように慣用句として使われる。こういった比喩的な用例は江戸時代からある[1][2]。高飛車な人のことは「タカビー」とも言われる[3]。
脚注
- ^ a b 京都大石天狗堂. “将棋の豆知識17〜18 光風社 将棋101話 転用”. 2021年11月2日閲覧。
- ^ 勝田 耕起「将棋の用語 : 気づかない位相語とその用法の成立」『フェリス女学院大学文学部紀要』第47巻、2012年、 1 - 14頁。
- ^ 死後研究会『死語大全』彩図社、2006年。ISBN 9784883925650。
関連項目
高飛車
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/06/13 22:21 UTC 版)
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