森下システム
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/12/16 16:33 UTC 版)
森下システム(もりしたシステム)とは、将棋における戦法の一つであり、相居飛車の矢倉戦で用いられる先手の戦法。森下卓が開発したためこの名がつく。なお森下本人は、森下システムは戦法ではなく思想であるとしている[2]。また、淡路仁茂や青野照市の指し方を参考にして体系化させたものと述べている[3]。
注釈
- ^ 『現代矢倉の思想』p.35によれば、森下本人はさして先手が悪いとも思っていないが、あまり好みではない展開になると述べている
出典
- ^ 『現代矢倉の思想』p.34より引用
- ^ 『消えた戦法の謎』p.19
- ^ 『消えた戦法の謎』p.20
- ^ 『将棋基本戦法 居飛車編』 p53-p54
- ^ 『消えた戦法の謎』p.24
- ^ 『消えた戦法の謎』p.25、『現代矢倉の思想』p.35
- ^ 『現代矢倉の思想』p.168を参照。
- ^ 『現代矢倉の思想』p.169を参照。
- ^ 『これが最前線だ!』p.107を参照。
- ^ 『これが最前線だ!』p.108を参照。
- ^ 『消えた戦法の謎』p.226 「第5章 消えた戦法のその後」より。ただし、文庫版のみの収録と思われる
- ^ 『将棋世界』 2013年9月号 勝又清和「突き抜ける!現代将棋 第48回 現代将棋と香車」pp.145-146
- 1 森下システムとは
- 2 森下システムの概要
- 3 郷田流▲3八飛戦法
森下システム
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/05/18 14:37 UTC 版)
新24手図から▲6八角と上がった局面である。開発者は森下卓九段で▲3七銀戦法や、加藤流が早くに攻撃形を決めるのに対し、先に玉側に手を掛け、後手の応手、特に右銀の動向を見てから作戦を決めようという考えである。作戦というより思想、考え方に近いともいえる。そして攻撃態勢は▲3七桂-4八銀型から従来の2九飛や雀指しではなく、飛車を3八飛にする。この3八飛の意味は、3七の桂を支え、4八の銀を動きやすくしている点である。
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