角頭歩戦法
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2023/01/12 08:55 UTC 版)
角頭歩戦法(かくとうふせんぽう)は将棋における振り飛車系の奇襲戦法。序盤早々先手であれば▲8六歩を、後手番であれば△2四歩を突く。基本先手番での戦法とされるが、後手番でも行うことが可能。
- ^ 森内俊之, 渡辺明, 谷川浩司 『トップ棋士頭脳勝負: イメージと読みの将棋観 3』日本将棋連盟、2014年。
- ^ 『(前略)。将棋世界誌に私の戦法を発表され、どうも有難とうございました。以前から海外における将棋界の状況についてお知らせしたいと思っておりましたので、これを機会に私の経験と新手について発表致します。日系人の活躍しているところは必ずといってよいほど俱楽部があります。特にロサンゼルスとホノルル両市は会員も多く、大会も開かれています。十年ほど前、会計の研究にホノルル市に留学中、まだ初段にもならない棋力の私はC組で出場し、ウィスキーカップのような優勝杯をいただいたのです。生れて初めての感激はこの小カップが純金のように輝き、ダイヤの宝物のように大切なものに映ったのです。それからというものは浜野要四段(ハワイ支部長)の高級車で迎えられ、道場で磨かれては帰りに食事と映画に招待され、余りの待遇の良さにすっかり将棋のトリになってしまったのです。約半年後、帰国した私は北海道新聞社主催の大会で三段、四段に勝って優勝し、みんなにどこで強くなったのかと不思議がられたくらいです。このことがあって以来、冬休みを利用し、毎年ハワイの将棋大会に出席しています。中学、高校と首席で卒業し、官庁、会社、銀行ならびに各高校講師として珠算を指導してきた私は瞬間的な思考力、計算力には絶対の自信を持っているため、相手を未知の局面に引っ張り出す棋風となってしまいました。』加藤他 1985による。なお九月号での榎本の棋譜掲載は無断での掲載だったらしい
- ^ 「珍戦法にはびっくりかつ感心。一度よく調べてから『将棋世界』にでも紹介しようと思い、帰宅して九月号をみて二度びっくりさせられました。あなたが榎本流の角頭歩突きの超珍戦法を紹介していたのですからね。」加藤他 1985
- ^ 加藤他 1985。その後同氏の消息等は不明
[続きの解説]
「角頭歩戦法」の続きの解説一覧
- 1 角頭歩戦法とは
- 2 角頭歩戦法の概要
- 3 分岐
- 4 後手角頭歩
- 5 その他
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