神奈:あなたはこの秋、どんな秋でしたか?
神奈:私は、「発見の秋」でした。
旭川市と浦河町を繋ぐ、全長260kmに及ぶ国道237号。 途中美瑛・富良野・占冠・日高などを通過していく観光面でも重要な国道です。
その途中の南富良野町にあるその名も発見橋。
名前の由来は、かつてこの地で発見されたある物に由来します。
それは追記に記していきます。
今回は2本立ての話です。
続きを読むからどうぞ。
この地はかつて、十梨別と呼ばれていました。
神奈:何て読むの?
これは、「となしべつ」と読みます。
由来はアイヌ語で諸説あります。
①ton-ni・us・pet/トンニ・ウシ・ペッ=カシワの木が・多い・川
②tonas-pet/トナシ・ペッ=早い・川
そして今は、金山(かなやま)という地名になりました。
(写真は根室本線・金山駅)
さて、橋の話に戻りましょう。
なぜ、この地に金山になったのか。 おそらくそこに答えがあります。
かつて、この地は「砂金」の産地として名高い時代がありました。
その「砂金」を求めて一攫千金を夢見た人々がトナシベツ川や占冠のホロカトマム川近くに入植していきました。
その頃は、まさにゴールドラッシュ。
なので砂金が採れたから「金山」になった・・・ そんな歴史があります。
下流にある「下金山」という地区も、かつては「下十梨別」でした。
ただこの川は「パンケアラヤ川」と言います。
意味は「小さいor下の・破れる(ラーヤ)」です。
この川でも砂金が見つかったのでしょうか。
ということで今回は1つの橋を舞台としたお話でした。
車だと1~2秒で通過するような小さめの橋ですが、金山という地名は語りかけます。
今回着せているレインコートも、札幌I・Dollで購入したものです。
[JR北海道わがまちご当地入場券の話]
わがまちご当地入場券の特典カードが全て集まりました。
ご当地入場券に付いている応募券を異なる10駅分集めて送ってを繰り返すこと5回。
表面。 通算10枚で「普通列車」・20枚で「快速」・30枚で「急行」・40枚で「特急」・50枚で「事業用車両」カードが貰えます。
裏面。 コンプリートには全101駅中のおよそ半分、50駅分の応募券が必要とあり、なかなか大変です。
[高速軌道試験車 マヤ34 2008]
マヤ34は高速軌道試験車の名前の通り、レールの軌間・水準・通り・高低・平面性・動揺をMax110km/hで計測できます。これ1台で北海道全ての路線を検査しています。 現在はJR北海道とJR九州に1両ずつ、2両しか現存していない大変貴重な車両です。
しかし製作されたのがおよそ40年前の1978年のこと。相当老朽化していて、来年4月の新型「マヤ35(PDF)」の投入(予定)と共に廃車が決定しています。 新型の製作費は1両14億円となっております。
ちなみに「マヤ」というのは、車両の形式を表しています。
マ:重量記号(マは重量が42.5t以上47.5t未満であることを示す)
ヤ:用途記号(ヤは職用車・試験車であることを示す)
この50駅分のご当地入場券は、旅の思い出になっています。
写真は以前紹介した「思い出橋」(芦別市)。 他にも夕張市と白老町に同名の橋があります。
そのうち夕張の思い出橋は実際に行って撮影してきました。
今月の6日から、北海道のセイコーマート(コンビニエンスストア)30店舗(札幌の5店舗を除きご当地入場券を取り扱っている店舗のみ)で発売されたご当地入場券を収納するファイル/2000円/(再販)
私は運よく購入することができました。 ただ今回の販売には問題点があると思っています。
[数が少なすぎる]
JR北海道では今回は2000冊用意したとのことですが、今月の時点で札幌駅で既に7000枚、旭川駅で4000枚、千歳駅や釧路駅・日本最東端の東根室駅(根室市)でも3000枚以上。9月中旬ですら12万枚以上売れているということを考えれば少なすぎると思います。
実際、旭川の隣町の当麻町で購入しましたが(旭川市では買えません)用意されていたのは10冊のみ。
朝5時の開店直後に当然完売しました。 札幌のセイコーマートでは1店舗あたり20冊。どう考えても少ないでしょう。
「スタンプラリーをするのに、台帳を買わない人っていますか?」
[販売箇所が少ない」
特に問題なのが、販売箇所が偏っていること。 元々セイコーマートでの販売は、「営業時間が短く、平日しか買えないような入場券入手の難易度が高い」町のために展開したもの。
これは今回の販売箇所を北海道地図に色ペンで記したもの。
札幌より南西側は1箇所も無く、道南地域に住んでいる方には購入は土台無理な話になってしまいます。
JR北海道ではファイルは通信販売をする方針ですが、すぐ完売するのは見えています。
ファイルに入っている公式カタログには、各駅の入場券の車両などの写真の説明が書かれています。
再販のファイル限定で封入されている、先日ラストランを迎えたニセコエクスプレスの限定列車カード。
初版では何も入っていなかったので、初版のファイルを購入した方は納得いかないでしょう。
11/8追記
(JR北海道のHPより)
また、今回「専用コレクションファイル」2,000冊を製造しましたが、その後も製造を継続しており、多くのお客様にお買い求めいただけるよう準備を進めております(当初の販売分2,000冊に封入している「ニセコエクスプレス」の特別な列車カードについては、今後の製造分にも特典として封入いたします)。
そうだよ! やればできるじゃないかJR北海道さん!
お願いなので、今度の製造分にまた新しい違う列車カードを封入しないでくださいね。
癒羽:このあたりは本当に遠かったわ・・・ 楽しかったけどね。
(写真は釧路・厚岸・浜中・東根室・釧路湿原・標茶駅。段違いになっているのは応募券を切り取り使用したから)
私にとって浜中や根室というのは未知の世界、異国の話であって、わがまちご当地入場券の企画が無ければ一生行くことの無かった場所だと思います。
釧路駅のご当地入場券の裏面。
「釧路という異国」 我が町から車で行っても片道4時間半はかかる異国。 最東端の根室市はここから140km近くも離れています。
北海道って本当に広いですよねえ。
よく7月末以降で94もの町に行き、ご当地入場券を集めたものです。
北海道最南端の駅、木古内駅から最東端の東根室駅までは鉄路で730.7km。
新幹線の東京駅から岡山駅までが732.9kmなのでほぼ同じ距離です。
癒羽:最後の1駅まで、頑張って行きましょう。
私にとっては、この秋は「青春の秋」と言えます。
ご当地入場券コンプリートは、心(と身体)が若いうちしかできないまさに青春の旅ではと・・・
長距離運転に耐える精神力も必要です。
ご当地入場券の残りもあとわずか7駅となりました。
最後まで読んでいただきありがとうございます。
コメント
コメントがありません。
おはようございます。
ご当地入場券、なかなか全部揃えるのは大変そうですね。
全道地図は一目瞭然になるので大助かりでした!
北海道は、日本の多島と異なり、平地が多いので一番アメリカ大陸に近い雰囲気です。北海道のゴールドラッシュ時代、どんな雰囲気だったのか見てみたい気もしますが、建物類は残っていないのでしょうか?
長距離運転は色々な面で面白いですが、車の管理はもちろんですが、体調管理|姿勢などが大切になりますね。
今日のお供のお嬢さんのコートの色が、髪の色のよく合っていてシックな雰囲気です!
> おはようございます。
yokoblueplanetさん、コメントありがとうございます。
> ご当地入場券、なかなか全部揃えるのは大変そうですね。
自家用車ならそんなに難しくないですが、JRや路線バスを使ってとなるととても大変です。
1枚を購入するのに半日がかりになってしまう発売箇所も少なくなく、そうした場所は自家用車を使って購入しました。
行けるところはできるだけ列車やバスを利用しましたが。。。
> 全道地図は一目瞭然になるので大助かりでした!
北海道の大きさが伝わってきますよね。 これだけ広いのに30店舗だけというのは少ないのかなと。
> 北海道は、日本の多島と異なり、平地が多いので一番アメリカ大陸に近い雰囲気です。北海道のゴールドラッシュ時代、どんな雰囲気だったのか見てみたい気もしますが、建物類は残っていないのでしょうか?
これは、北海道大樹町(役場HP参照)の例ですが、
>大樹町のゴールドラッシュ時代は、明治33年頃。尾田のまちには200人もの砂金堀り師がつめかけ、一攫千金を夢見る人々で賑わいを見せました。ピーク時には掘り師の数が1000人を越えたと言われる砂金採取の最盛期。ひとつの塊が15匁(もんめ)から20匁もあるものも採れ、繁栄を極めました。
大きなもので1粒5gというものもあり、最盛期には1日約100g、それが1週間も続くこともありました。砂金掘師の中には動力を使って大量に手広く採取する者もおり、相当の利益を上げたものもいるといわれています。
しかし、砂金掘師の大半は「流し掘り」と言われる方法での採金でした。昭和に入るとその数はぐんと減り、30数名となりました。それも戦前までで、戦後は数人だけが残り、最後の砂金掘師も昭和46年に引退、大樹町の砂金採取は一部の好事家による採取となりました。
イメージの参考になれば幸いです。
> 長距離運転は色々な面で面白いですが、車の管理はもちろんですが、体調管理|姿勢などが大切になりますね。
> 今日のお供のお嬢さんのコートの色が、髪の色のよく合っていてシックな雰囲気です!
片道300kmを越えるとしんどくなってきます。 この時期ですとエゾシカやキタキツネがいきなり飛び出してくることも珍しくなく、気をつけることも多いです。
少し前の羽帯駅や赤岩青厳峡の時の続きの記事です。
秋っぽいチェック柄に、締まった感じを出してみました。
こんばんは。
ゴールド・ラッシュの様子、ありがとうございます。
コメントのタイトルを「セイコー・マート」と書いて、それについて一言付け加えるのを忘れました!💦
茨城県は大洗町からフェリーが苫小牧まで運行している関係で、セイコー・マートが結構あります。北海道の野菜や卵、ミルクなども置いてあるので大助かりです!
茨城県は出身県です!
こんにちは(´▽`)
今回、「発見」の秋、でしたか。南富良野にそんな歴史があったなんてー!へぇ~、です。ぜんぜん知りませんでした。北海道と言えば炭鉱とニシンかと。
そしてレインコート、少し大きめですが実際に雨や雪でも実用的に濡れずに撮影できそうですね。(11月のドルマでは売ってなさそうです(笑))
そして冬音さんのご当地入場券へ対するひたむきな熱意を感じました!ここまで来たら、もうあと7枚ですね。101枚コンプ出来た時の感動は、何とも言えない喜びがありそうです。集めるのは…若いうち…です…よ(圏外)。2017年中に集め終えるのなら、今年やり切った感を味わえそうです。ずっと最初から見ている側もそうなので(*´ω`*)
JR北海道の適当な販売計画、利用者の身になって考えない販売場所、他にも「やっぱり昔から変わらない殿様感覚」がこんなところにも思いっきり、ひしひしと感じられました。(券のデザインはとても素敵です)
でも初版購入でニセコ券がない人は、きっと嬉かった気持ちに水を差された感じですね。
しかし…北海道は、ほんと広いですね…だからこそ制覇感がハンパないですね。
こんにちわ~!
わ、私の地元は『異国』だったんだ…!(((゜Д゜;)))と、ご当地入場券を見て思いました(笑)ほんと道東は遠いですよね、私、自分の実家に帰るのが億劫なんですが…(震え)
それはさておき、冬音さんのご当地入場券集め、ほんとすごいーー!!!!あと7駅ですね、頑張ってください(`・ω・´)b
そうそう、ウチの看板娘のマヤちゃんと同じ名前の車両を初めて知りました。冬音さんのブログ読んでなきゃ絶対知らなかっただろうなぁ~
ちょっと見てみたいですねー!(超ウルトラレアのようですが)
> こんばんは。
yokoblueplanetさん、再びのコメントありがとうございます。
> ゴールド・ラッシュの様子、ありがとうございます。
北海道では色んな地域で砂金が取れ、一攫千金を求めて各地を転々としていたようです。
なので、遺構といえるものは無いのかもしれませんね。 「金山」という地名と、「発見橋」という名前にその面影を見るだけです。
> コメントのタイトルを「セイコー・マート」と書いて、それについて一言付け加えるのを忘れました!💦
> 茨城県は大洗町からフェリーが苫小牧まで運行している関係で、セイコー・マートが結構あります。北海道の野菜や卵、ミルクなども置いてあるので大助かりです!
> 茨城県は出身県です!
セイコーマートは北海道民の支えです。 北海道179市町村中175市町村にセイコーマートがあります。
最近は、買い物難民と地元の雇用を支えるため自治体がお金を出して運営する店舗もあります。
茨城県にもセイコマがありますよね。 あの大手のコンビニには無いゆるい感じが北海道感がありますよね。
> こんにちは(´▽`)
ユアン131さん、コメントありがとうございます。
> 今回、「発見」の秋、でしたか。南富良野にそんな歴史があったなんてー!へぇ~、です。ぜんぜん知りませんでした。北海道と言えば炭鉱とニシンかと。
あと林業ですね。南富良野(なんぷ)の名所はやはり「幌舞駅」かなと。
高倉健主演の映画「鉄道員」はほぼこの町で撮影されたなんですよ。
その駅は「根室本線の幾寅駅」を改装して作ったもので、今も駅舎として使われています。
現在は列車不通の影響で手前の駅から列車代行バスでの訪問となるのですが、廃線濃厚な「幌舞駅」を冬見に来てみませんか?
> そしてレインコート、少し大きめですが実際に雨や雪でも実用的に濡れずに撮影できそうですね。(11月のドルマでは売ってなさそうです(笑))
レインコートでは厳しいくらい寒くなってきましたね。
冬用のドール用コートも準備して、撮影しに行っています。
> そして冬音さんのご当地入場券へ対するひたむきな熱意を感じました!ここまで来たら、もうあと7枚ですね。101枚コンプ出来た時の感動は、何とも言えない喜びがありそうです。集めるのは…若いうち…です…よ(圏外)。2017年中に集め終えるのなら、今年やり切った感を味わえそうです。ずっと最初から見ている側もそうなので(*´ω`*)
あと2日あればコンプリートできそうです。
北海道の広い大地を周って、駅やできれば観光名所も見て思い出を作っています。
ご当地入場券は販売期限は無く、1年かけても良いものですが、毎週末の列車やバスだけなら本当に1年かかりそうな勢いです。
> JR北海道の適当な販売計画、利用者の身になって考えない販売場所、他にも「やっぱり昔から変わらない殿様感覚」がこんなところにも思いっきり、ひしひしと感じられました。(券のデザインはとても素敵です)
実際に行って、過疎化で駅前に商店が全くない。そんな場所もあります。
愛別町は、地元の民間企業が運営している簡易郵便局での発売だったりと、小さな町で入場券を委託できる施設となると町役場や公共施設などになってしまいました。
前回はkioskのみでの販売でしたが、kiosk自体が地方の町でどんどん廃止されているので大きな街しか買えない。そうだ今度は地方向けにセイコーマートだけにしよう。 こんな感じで決まったのではと。
今後は、生産体制も整っているようなのでなんとかなると期待します。
> でも初版購入でニセコ券がない人は、きっと嬉かった気持ちに水を差された感じですね。
> しかし…北海道は、ほんと広いですね…だからこそ制覇感がハンパないですね。
これが一番問題だったと思うんですよ。 ラストラン商法なのでしょうが・・・
北海道100の町に駅があるということは、駅の無い町が79あるわけで・・・(昔は大体ありました)
そう考えると、道の駅のスタンプラリーは本当に大変ですね。あれはやりたくないかな・・・
> こんにちわ~!
めろ子さん、コメントありがとうございます。
> わ、私の地元は『異国』だったんだ…!(((゜Д゜;)))と、ご当地入場券を見て思いました(笑)ほんと道東は遠いですよね、私、自分の実家に帰るのが億劫なんですが…(震え)
そう言われると思いまして、釧路駅(釧路市)のご当地入場券の写真を用意しました。
きちんと釧路駅前で撮っていますよ~
道南から釧路はとんでもなく遠い。。。 道北から釧路は、出張なら間違いなく1泊していく場所です。
道東エリアの入場券は、何回かに分けて車で行ってしまいました。 帯広~釧路間は列車でもなんとかできたのですが、行きたい場所がいくつかあったので。。。 それはそのうち記事になるはずです。
> それはさておき、冬音さんのご当地入場券集め、ほんとすごいーー!!!!あと7駅ですね、頑張ってください(`・ω・´)b
あと2日あればコンプリートできるくらい、場所自体は固まっているのであとは行くだけです。
道南エリアにも数駅あるので、車では無く特急列車で行きたいと思います。
> そうそう、ウチの看板娘のマヤちゃんと同じ名前の車両を初めて知りました。冬音さんのブログ読んでなきゃ絶対知らなかっただろうなぁ~
> ちょっと見てみたいですねー!(超ウルトラレアのようですが)
事業用車両の特典カードが届いて、マヤ34の写真を見た時から、めろ子さんに紹介してあげたいと思っていたんですよ(笑)
この前のニセコエクスプレスのラストランと共にマヤ34もひっそりラストランだったという情報もあります。
車両はまったく詳しくないので・・・