外遊びの機会が少なくなった昨今でも、子供たちに人気の遊具である「一輪車」。
しかし、子供の成長やタイヤのパンクなどの理由で、使わなくなった一輪車をどう処分すれば良いか分からず、そのまま放置してしまうことはありませんか?
一輪車は一般的に粗大ごみとして自治体で処分するのが基本ですが、それ以外にもお得な処分方法があります。
そこでこの記事では、一輪車の処分方法や捨てる際の注意点を紹介します。
また、作業・運搬用の一輪車(猫車)の捨て方も取り上げていますので、ぜひ参考にしてくださいね!
▼この記事でわかること
- 一輪車(遊具)の処分方法
- 事業で使った運搬用一輪車(猫車)の処分方法
- 一輪車を処分する際の注意点
一輪車(遊具)の処分方法は7通り!
一輪車(遊具)の処分方法は以下の7つです。
- 粗大ごみとして捨てる
- 自治体のごみ処理施設に持ち込む
- リサイクルショップで売却する
- フリマアプリやネットオークションに出品する
- 知人や友人に譲る・ジモティーを利用する
- 寄付する
- 不用品回収業者に依頼する
それぞれの捨て方について詳しくみていきましょう。
粗大ごみとして捨てる
多くの自治体では一輪車を粗大ごみとして処分できます。手数料はかかりますが、数百円と安いのがメリットです。
自治体 | 分別 | 備考・手数料 |
---|---|---|
愛知県名古屋市 | 粗大ごみ | 記載なし ※三輪車は250円 |
大阪府大阪市 | 粗大ごみ | 200円 ※スポーツ用・運搬用 |
岐阜県岐阜市 | 粗大ごみ | 210円 ※子供用 |
福岡県太宰府市 | 粗大ごみ | 500円 ※スポーツ用一輪車 は燃えないごみ |
東京都世田谷区 | 粗大ごみ | 400円 |
また、家の畑や庭など、家庭で使用した運搬用一輪車も、粗大ごみとして捨てることができます。遊具の一輪車との区別が分かりにくい場合もあるので、ごみ区分や費用を間違えないように注意してください。
処分するためには、粗大ごみ受付センターに電話かインターネットで予約を取り、手数料券を用意する必要があります。
ただし、以下の点は自治体ごとに異なるため、必ずルールを確認しましょう。
- 予約締切日
- 手数料
- 収集日時
- 収集場所
- 一度に出せる粗大ごみの数
混雑する年末年始やお盆、連休の前後などは、1か月待ちになることもあるため、早めに準備することが大切です。
自治体のごみ処理施設に持ち込む
一輪車のような粗大ごみは、ごみ処理施設に直接持って行くことで処分できます。粗大ごみ収集のタイミングを逃した場合や、費用を抑えたい方におすすめの方法です。
たとえば、愛知県名古屋市では10kgあたり200円で処分可能です。
また、一輪車以外の不用品もまとめて持ち込めるのがメリットといえます。
ただし、ごみ処理施設への搬入には以下のようなデメリットがあります。
- 受付時間が平日の日中のみ
- 車での運搬が必要
- 搬入・積み下ろしは自分で行う
- 地域によっては予約が必要
- タイヤの処理は断られる場合もある
粗大ごみ収集と同様に、繁忙期には渋滞することもあるため、時間に余裕を持って行動しましょう。
リサイクルショップで売却する
使用頻度が少なく状態の良い一輪車や、有名メーカーの一輪車は、リサイクルショップで売却できる可能性があります。
特に、以下のような日本一輪車協会の認定品なら、安全性も高く買い取ってもらいやすいです。
- ブリヂストン
- サイクルベースあさひ
- ミヤタサイクル
- ミズ株式会社
査定に出す際は、付属品(指導書やDVDなど)も用意すると買取価格がアップしやすくなります。
また、店舗に持っていく時間のない方は、出張買取がおすすめです。
出張買取なら、一輪車のような持ち運びが大変な不用品でも、自宅で査定してもらえるため手間がかかりません。
ただし、リサイクルショップでは状態の良い一輪車のみが買取対象であり、タイヤの消耗が激しいものや、本体に目立つ傷がある場合は買取不可になることも。
依頼を検討する際は、事前に買取対象の条件を確認することが重要です。
フリマアプリやネットオークションに出品する
リサイクルショップで買取不可となった一輪車や、傷がある古い一輪車でも、フリマアプリやネットオークションに出品すれば売れるかもしれません。
自分で価格を設定できるので、リサイクルショップでの査定額に納得できない場合にもおすすめです。
実際に、メルカリでは以下のような中古の一輪車が売れています。
- キッズ 競技用一輪車:11,500円(送料込み)
- ブリヂストン 一輪車・スタンド付き:3,500円(送料込み)
- ミヤタサイクル フラミンゴ 一輪車:8,999円(送料込み)
有名メーカーや競技用モデルは高値がつく傾向があり、需要次第では予想以上の価格で売れることもあります。
ただし、以下のようなデメリットがあるため注意しましょう。
- 売れるまで時間がかかる可能性がある
- 送料は出品者負担のケースが多い
- 売上価格に応じて手数料が引かれる
- サドルやペダルを分解して梱包する必要がある
商品情報には、サイズや状態(サビや傷の有無)などを詳しく記載することが大切です。
処分を急いでいない場合は、こうしたサービスの利用を検討してください。
知人や友人に譲る・ジモティーを利用する
使わなくなった一輪車を捨てるのは気が引ける、思い出があるため別の形で処分したいと考える方には、知人や友人に譲る方法がおすすめです。
特に小さなお子さんがいる友人や親族に声をかけてみれば、喜んで使ってもらえることもあります。
知り合いに譲る場合、粗大ごみの手続きやフリマアプリへの出品といった手間が省け、遊びに来た際に持ち帰ってもらえれば送料もかかりません。
また、捨てるよりもエコで、思い出の品を手放す罪悪感も軽減されるため、気軽で満足度の高い選択肢といえるでしょう。
ただし、相手が本当に必要としているかを確認せずに渡してしまうと、負担になることがあります。汚れが残ったままだと失礼にあたるため、渡す前には丁寧に掃除しておくことが重要です。
ジモティーなら、手数料無料で譲渡できる!
周囲に譲る相手が見つからない場合は、「ジモティー」を利用するのも良い方法です。ジモティーは、不用品を無料または安価で譲りたい人と譲ってほしい人を結ぶサービスで、登録料や手数料がかからないのが大きなメリットです。
また、地元の利用者同士で取引ができるため、直接引き渡しが可能で送料も発生しません。価格を安く設定すれば、フリマアプリやネットオークションで売れなかった一輪車も引き取り手が見つかる可能性が高いです。
ただし、ジモティーは個人間取引になるため、ドタキャンや個人情報の漏洩などのリスクがあります。自宅や本名は明かさずに、公共の場所で待ち合わせするなど細心の注意を払って取引しましょう。
寄付する
思い出のある一輪車を、誰かの役に立てたいと思う方には、寄付するという方法も選択肢のひとつです。
NPOやNGO団体、学校、幼稚園などの公共施設に寄付すれば、一輪車を有効活用してもらえます。一輪車だけでなく、使わなくなったおもちゃやランドセルなど、複数の不用品をまとめて寄付するのも良いでしょう。
ただし、寄付先によって受け入れ可能な品目や手続きの方法が異なる場合があります。状態が悪いものは断られる可能性があるため、事前に団体や施設に問い合わせて確認することが大切です。
寄付先をお探しなら「ユースマイル」をご利用ください
当社の取り組み「ユースマイル」では、一輪車をはじめ、文房具やおもちゃ・楽器・スポーツ用品など幅広い品物を寄付できます。
寄付品は発展途上国で再利用されるか、再販の収益をワクチン購入に活用しています。詳しい内容やこれまでの実績は、以下のリンクからチェックしてみてくださいね!
不用品回収業者に依頼する
使わなくなった一輪車を手間なく処分したいなら、不用品回収業者の利用がおすすめです。
不用品回収業者には、以下のようなメリットがあります。
- 電話1本で手続き完了
- 持ち運びや分解の手間なし
- 買取サービスで費用が安くなることも
- ほかの不用品も同時に処分できる
- 土日祝や早朝・夜間も柔軟に対応
一方で、不用品の量や種類によって費用がかかる点がデメリットです。
ただし、複数の不用品を一度に処分したい場合は「トラック積み放題」プランで割安になることがあります。
まずはメールや電話で問い合わせて、無料見積もりを取ってみましょう。
悪質業者にご注意ください!
不用品回収業者は便利なサービスである反面、悪質業者によるトラブルが増加しています。トラブルに巻き込まれると、不法投棄や高額請求といったリスクもあるため、慎重に業者を選ぶことが必要です。
特に依頼する前には、書面で見積書を出してくれるかどうかが重要です。
また、キャンセル料金の有無についても、契約前にしっかりと説明を受けましょう。
正確な相場を把握するためには、2~3社に相見積もりを取ることをおすすめします。サービスの内容や回収日程などを比較し、自分に合った業者を選んでくださいね。
安心して依頼できるおすすめの不用品回収業者についてはこちらの記事で詳しく解説しております!
事業で使用した運搬用一輪車(猫車)の処分方法
家庭で使用した作業・運搬用の一輪車は、遊具の一輪車と同様の方法で処分できます。
ここでは、事業で使用した一輪車(猫車)の捨て方について解説します。
産業廃棄物処理業者に委託する
農業や工事現場で使用した運搬用一輪車は、「金属くず」として産業廃棄物に区分されるため自治体では処分できません。
そのため、産業廃棄物収集運搬業の許可を持つ専門業者に処理を委託する必要があります。
業者は、自治体のホームページや優良さんぱいナビから検索できます。
また、産業廃棄物の処分には、委託業者だけでなく排出事業者にも責任があり、マニフェストの発行や保管が義務付けられています。
これらの義務を怠った場合、罰則が科せられることもあるため注意しましょう。
参照:廃棄物処理法における罰則一覧表、愛知県名古屋市│産業廃棄物について
不用品回収業者に依頼する
事業で使用した運搬用一輪車(猫車)の処分を検討している方には、不用品回収業者の利用がおすすめです。
産業廃棄物収集運搬業許可を持つ不用品回収業者なら、一輪車をはじめとする産業廃棄物の処分にも対応しており、まとめて依頼できます。
たとえば、以下のような事業で出る粗大ごみも処分可能です。
- 台車・リヤカー
- 金属部品
- 木材パレット
- 草刈り機
- コンプレッサー
これらの粗大ごみを一度に処分できるため、手続きの手間を省けます。
また、不用品回収業者ならスケジュールの調整も柔軟に対応してくれるため、事業に影響が出ない点も大きなメリットです。
自宅の不用品回収や片付けも同時に依頼できる業者が多いため、まずは無料見積もりで気軽に相談してみてくださいね。
一輪車を処分する際の注意点
ここでは、一輪車を処分する際の注意点を解説していきます。
一輪車を分解して不燃ごみに出すのは手間がかかる
一輪車の部品は、不燃ごみや燃えるごみとして処分できる場合があります。
ただし、分解には手間がかかり、すべてのパーツを処分できない場合が多いため注意しましょう。
たとえば、神奈川県横浜市では以下のように分別します。
- ペダル(金属製):金属ごみ
- ペダル(プラスチック製):燃やすごみ
- タイヤ:販売店に相談
家庭ごみとして捨てられるなら費用は無料ですが、負担を減らしたい場合は不用品回収業者にそのまま回収してもらう方がスムーズです。
タイヤの処分方法についてはこちらの記事で詳しく解説しております!
競技用・演技用一輪車は買取専門店に依頼しよう
競技用・演技用の一輪車は元値が高い場合でも、リサイクルショップでは十分に評価されず、買取価格が低くなることがあります。
そのため、スポーツ用品買取の専門店に査定を依頼するのがおすすめです。
買取専門店なら一輪車の価値を十分に把握した査定スタッフが在籍しているので、適正な価格での買取が期待できます。高額な競技用一輪車をお持ちの場合は、専門店の利用を検討してください。
一輪車を処分する際に出やすい不用品
一輪車のような、意外と知らない乗り物の処分方法についてはこちらの記事もご覧ください!
一輪車の処分に関するよくある質問
Q.一輪車の寿命はどのくらいですか?
A.遊具の一輪車の寿命は使用頻度や使い方によって異なります。そのため、「何年使ったか」ではなく、「子どもの身長が伸びてサイズが合わなくなった」「使わなくなった」といったタイミングで処分を検討されるのが良いでしょう。
また、一輪車は長期間使用すると故障や経年劣化が起きることもあります。不具合がある場合はケガのリスクがあるため、早めに処分することをおすすめします。
Q.一輪車だけでなくリヤカーもまとめて回収してもらえますか?
A.はい、対応可能です!一輪車と一緒にリヤカーや工具などの不用品もまとめて回収いたします。
大量の不用品の回収を希望される場合は、現地見積もりにて正確な費用を提示いたします。
Q.一輪車の回収の前に準備することはありますか?
A.特別な準備をしていただく必要は一切ございません!
当社スタッフが回収から運搬まで責任を持って行いますので、安心しておまかせください。
一輪車の処分は出張回収センターにおまかせください!
一輪車(遊具)の主な処分方法は以下の通りです。
- 粗大ごみとして捨てる
- 自治体のごみ処理施設に持ち込む
- リサイクルショップで売却する
- フリマアプリやネットオークションに出品する
- 知人や友人に譲る・ジモティーを利用する
- 寄付する
- 不用品回収業者に依頼する
また、事業で使った作業・運搬用の一輪車(猫車)は、以下の方法で処分できます。
- 産業廃棄物処理業者に委託する
- 不用品回収業者に依頼する
家庭用と事業用の一輪車は、形状が異なるものの、名前が同じため分別が分かりにくいことがあります。用途によって捨て方が異なるため、正しく処分することが大切です。
「一輪車のほかにも捨てたいものがある」「事業で使用した一輪車を捨てたい」といったお悩みがありましたら、不用品回収業者を利用する方法がスピーディーで確実です。
愛知県名古屋市の出張回収センターでは、一輪車のような不用品の回収・買取に対応しております。産業廃棄物に該当する場合は、マニフェストの作成も行っておりますので、お気軽にお問い合わせください!
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