2022/07/24
天野恒幸さんのお仕事を探ります
先日、出張先で列車に乗っていると、お客様集中の為の到着遅れという事象が発生しており、何が有ったのかと思いましたが、到着した列車を見ると大量の高校生の集団が降りてきましたので、終業式の人数を捌ききれずに列車が遅れていたという事の様です。
この地域ではこれが夏休みが始まる風物詩なのかもしれません。
京都では祇園さんが終わると夏になるという感じでもあるので、それと同じようなものなのかもしれません。(少し無理があるかもですね・・)
祇園祭といえば、先週末の山鉾巡行の日の朝に、混雑する前に少しだけ雰囲気を見ておこうと思い、ジョギングがてら8時前に四条界隈に行ってきましたが、朝早い時間にも関わらず結構な人がいました。テレビの中継も複数待機しており、少し離れた所に日傘をさし、着物姿のいかにも芸能人という方がご準備されているなと思ったら、鶴田真由さんでした。
鶴田さんは京都絡みのお仕事も結構されていますし、やはり古都鎌倉のご出身ということもとかと書いていると、字面だけでは、最近では「鎌倉殿の13人」にも出演されている堀田真由さんと間違えられる方もいらっしゃるかもしれません。
自分は鶴田さんといえば石田ひかりさん主演の「悪女」での、要領よく男性に媚びるOL役の印象が強いです。
後半話数では本性もバレて、劇中でイベントの客寄せの為、着ぐるみを着せられるというシーンなども熱演されてましたが、その時の着ぐるみが制作局のよみうりテレビのイメージキャラクターだった”ゴン”だった事などを鶴田さんのお顔を見ながら思い出してました。(その時のよみうりテレビのメモ帳が何故か家にありますが、ゴンと「悪女」につき言及されている記事見つけました)
先クールに今田美桜さん主演の「悪女」が日本テレビで制作された際に当時のよみうりテレビの山本プロデユーサーのインタビューもご紹介させて頂きましたが、奥田圭子さん主演「こんな学園みたことない!」の次によみうりテレビが制作したゴールデン、プライム帯のドラマが「悪女」です。
「こんな学園みたことない!」についてはよみうりテレビのプロデューサーは天野恒幸さんで、当時の番組紹介の記事を載せていたこともありますが、今年たまたま時代劇専門チャンネルの番組を何となく見ていたときに、スタッフロールに天野恒幸さんのお名前を見つけて驚きました。
自分が見つけたのは杉良太郎さんの「旅人異三郎」という番組で、助監督に天野さんの名前があり、一瞬同姓同名の方かとも思いましたが、その後、自分が参照させて頂いている「テレビドラマデータベース」で色々調べると現在BS松竹東急で放映中の「大江戸捜査網」では監督されている回も有ったり、1985年には古尾谷雅人さんもご出演されていたよみうりテレビ制作の木曜ゴールデンドラマで演出を担当されたりもされている様です。
経歴から察するに、現場経験を経て、よみうりテレビに転職後、ドラマの演出、プロデューサーを担当されたという事なのかと思います。
「雑居時代」等で助監督を担当されていた荒木功さんがユニオン映画側のプロデューサーを担当されていることもあり、改めて70年代の時代劇やテレビ映画と「こんな学園みたことない!」が地続きなのがよくわかりますし、テレビ映画の現場をよく知るプロの皆さんが企画に関わられていることも34年を経ても我々の心に残る作品になっている事に寄与しているのだと思います。
局プロといえば、必殺シリーズの「必殺仕掛人」から「必殺仕事人Ⅲ」までを朝日放送のプロデューサーとして担当された仲川利久さんが先日お亡くなりになられたそうです。
山内久司さんという著名なプロデューサーの陰に隠れがちですが、初期の必殺の作品の質が維持されたのは、仲川さんあっての事と思ってますし、仲川さんが担当外れられてからの作品は時代の流れもあるのでしょうが、ドラマというよりバラエティーショー化が進んでおり、局プロの存在の大きさも改めて感じます。仲川利休さんのご冥福をお祈りいたします。
この仲川さんのような形で、荒木功さん、天野恒幸さんの回顧録という形で、お話お聞きできればと思いますが、やはり難しいでしょうか・・。
この辺りで、先週は九州、今週は奥多摩と当blogのネタ集めにも尽力いただいているM君の謎かけで締めさせて頂きます。お題は「終業式」です。
終業式と掛けて
今シーズンの読売巨人軍ととく
その心は
出だしはコウチョウでした
プロ野球も前半戦終わりましたね。大混戦のパ・リーグと、セ・リーグの違いも面白いです。
それでは次回もよろしくお願いします。