井森美幸さんは「天使のアッパーカット」に引き継ぎを行ったのか?

早くも5月最終週ですが、皆さまいかがお過ごしでしょうか?暑かったり、朝夕がかなりひんやりしたりとなかなか難しい季節です。

そんな中、アメトークで「井森美幸大好き芸人」が放送されてましたが、ナイトinナイトの関係で、関西では日付が変わってからの放送でもあり、しっかり見逃していたので、Tverで確認しましたが、改めて井森美幸さんの対応力、テレビ職人としての立ち位置の凄さを実感しました。
たまたま週末のフジテレビONEのプロ野球ニュースの司会の井森さんを見て、更にその想いを強くしましたが、自分が若年の頃からほとんど雰囲気が変わらず、テレビに出られているお姿を拝見すると、元々がどういうポジションの人なのか分からなくなりますし、今の若い世代の方であれば、確実に分からないだろうと思います。

ご存知の方も多いと思いますが、井森美幸さんは1984年のホリプロスカウトキャラバンで
グランプリ受賞し、1985年の4月21日に歌手デビューされてます。
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つまりは奥田圭子さんと同期の1985年デビューのアイドルという立ち位置になります。圭子さんのデビュー当時の記事を集めていく中では、当然の様に井森さんのアイドル時代の情報も一定程度目に留まります。
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浮き沈みの激しい芸能界で現在まで事務所も変わらず38年の芸歴を重ねている井森さんは本当に凄いです。
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一方、佳子さんもアイドルとしての活動は3年程度も、その後女優としては約15年の活動されていたことは意外と拙blog以外で語られていない気はしますので、そのあたりはやはりここで語り続けねばと思います。
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そしてまもなく放映開始から37年を迎え、来月にはTBSチャンネル2での再放送も控える奥田圭子さんの実質的な女優デビュー作とも言える「天使のアッパーカット」ですが、その前番組が井森美幸さん主演の「遊びじゃないのよ、この恋は」という縁もありました。
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共演は宇津井健さんや、石立鉄男さんという「ザ・大映ドラマ」のキャスティングですし、高樹澪さんが、「スチュワーデス物語」の片平なぎさんの様に、ヒロインの恋路に立ちはだかったりというドラマだった様です。当時見た事はありますが、それ以来なので、記憶が残念ながら非常にあいまいですが、この回の記事のTVガイドの裏面が圭子さんの一面広告でした。
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この広告の様なニアミス?もあるものの、同期デビューながらあまり直接の共演の機会が思い浮かばないお二人ですが、「遊びじゃないのよ、この恋は」で女優デビューをした鈴木保奈美さんを主演に「おんな風林火山」が、「天使のアッパーカット」の最終回と同じ週に始まったり、主人公の恋人役の井上純一さんは「月影兵庫あばれ旅」のゲスト時には圭子さんの道行の相手であったりと同時期の活動開始という事もあり、無理からの縁はそれなりにあります。
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朝ドラやスーパー戦隊では、前作の主人公との引継ぎ式みたいなものはありますが、「遊びじゃないのよ、この恋は」と「天使のアッパーカット」ではそういう機会は有ったのでしょうか?
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余談ながら、円谷プロ制作の「ウルトラマン」が制作が間に合わず39話で打ち切られ、急遽、東映製作の「キャプテンウルトラ」が制作される事となり、両番組の引継ぎパーティーの席で東映側の平山亨プロデューサーがムラマツ隊長役の小林昭二さんにほれ込み、のちの仮面ライダーのおやっさんこと立花藤兵衛のキャスティングに繋がったという話も聞きますので、仕事でもそうですが、引継ぎや人の縁というのは非常に大事と思います。
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(余談ついでに言うと、現在の感覚ではウルトラQ、ウルトラマン、ウルトラセブンと数えがちですが、ウルトラセブンの前番組のキャプテンウルトラをウルトラシリーズに入れるべきかはマニアの間でも難しい問題のようです。youtubeで一部の回が観れますのでご参考に)
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同じ大映テレビの制作のドラマなので、ある意味当然も「おんな風林火山」も「遊びじゃないのよ、この恋は」と「天使のアッパーカット」から一定数キャストが引き継がれているのも面白いところです。(例えばこのお二人は、「おんな風林火山」では上杉謙信、上杉景勝役で共演されてます)
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圭子さんにとっては「天使のアッパーカット」での縁から、その後の大映テレビの作品に呼んで頂いている流れであることも改めて感じます。(以前にまとめた内容です)

それではこの辺りでM君の謎かけで締めさせて頂きます。
お題は井森美幸さんをイメージして「バラドル」です。

バラドルと掛けて
連勝中の阪神タイガースと解く
その心は
今日もバクショウの予感がします

我がバファローズは負けてしまいましたが、今日もタイガースは勝った様ですね。
それでは次回もよろしくお願い致します。
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武田信玄は「めざせイカ天」に出演していたのか?

5月も半ばを過ぎたばかりですが、既に初夏を大きく超えて盛夏の様な暑さとなっているところもありますが、皆様の地域では如何でしょうか?

昨年から1月はじまりに戻った大河ドラマですが、今年の「どうする家康」もそろそろ折り返しに近づいてます。
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「リーガル・ハイ」がかなり好きな自分としては、古沢良太さんの脚本にはかなり期待していたのですが、今のところ、優柔不断な家康という設定も相まって大河ドラマとの親和性は・・と思いながら見てます。(素人のドラマ好きの浅薄な見立てと後半には打ちのめして欲しいと期待してます)
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先週時点でまだ三方ヶ原なので、ここからどういうペースで進むのかと少し心配にもなりますが、ともかくも阿部寛さん演じる武田信玄の強敵感が半端ないです。

史実である以上、信玄とのお別れの時期が近づいているのは寂しいですが、武田信玄といえばリトルノさんがTweet頂いております通り、大映ドラマ制作の「おんな風林火山」がCSのTBSチャンネル2で放映されます。
「おんな風林火山」では石立鉄男さんが信玄を演じられてますので、と阿部さんの信玄と比べて頂くのも一興かと思います。
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そして息子の勝頼は「おんな風林火山」ではロングブレスダイエットでも著名な美木良介さん、「どうする家康」では、眞栄田郷敦さんが演じられてます。(お父さんの千葉真一さんは板垣信方を演じられてましたね)
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そしてその妻役である北条夫人こと可奈姫役を「おんな風林火山」では我らが奥田圭子さんが演じられてますが、「どうする家康」では、北条夫人の登場はあるのか?登場ある場合どなたが演じられるのかも気になるところですし、登場により可奈姫と圭子さんへの注目上がって欲しいです。
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因みに阿部寛さんは、奥田圭子さんとは二作品で共演されてますが、そのうちの一つである「めざせイカ天!ロックンOL物語」の放映から5月12日ではや33年です。
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この作品も何度か言及させて頂いてますが、当時ブームで有った「イカ天」に森川由加里さん、藤田朋子さんらが演じるメンバーと共にガールズバンド「THE地球丸」として、出場するまでを描くメタフィクション?的な作品です。
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圭子さん演じる豊田佑子はガン病棟で働く看護婦(劇中表現です)で、入院中の少年の憧れの存在でもあり、終始笑顔のシーンが多く嬉しくなります。
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どちらかといえば、クールな美貌が役を引き寄せてしまうのか時代劇や2時間ドラマでは薄幸の女性を演じる機会が多かっただけに改めてこの作品は貴重だと思います。
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「有閑倶楽部」以来の共演となる豊原功補さんとの息の合ったシーンが有ったり、幼少の頃から習われていたという圭子さんのピアノ演奏、そして歌唱シーン(現時点では最後)が楽しめるという点でもとても有難い作品です。
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考えると両作品ともに制作は「時間ですよ」等も有名な久世光彦さんが設立した”カノックス”なので、このお二方の並びはそういう縁が有ったのかとも思います。
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この作品をキッカケに圭子さんのファンになられた方もいらっしゃるのも納得の作品です。自分はダビング落ちのVHSでの視聴ゆえに画質が微妙ですが、そろそろどこかで再放送をお願いしたいところです。

それではこの辺りで今回もM君の謎かけで締めさせて頂きます。
お題は「どうする家康」です。

「どうする家康」と掛けて
大病院の採用活動と解く
イシ決定に時間がかかります

それでは次回もよろしくお願い致します。
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「時代劇聖地巡礼」からイーグルサムを思い出すのは時次郎

GW明けの長い一週間が終わりましたが、皆さまいかがお過ごしでしょうか?
休んだぶんだけ、逆に復帰に時間がかかる気もしますが、一方で休まなければ休まないでやる気を維持するのが厳しいので、難しいところです。

そんな中、先週のblogに「時代劇聖地巡礼」の事を書いたところ、著者の春日太一さんのスタッフの方から、Twitterをリツイート頂きました。有難いです。
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「必殺シリーズ異聞」、「必殺シリーズ異聞」、「必殺シリーズ秘史」の高鳥都さん(1980年生まれ)もですが、1977年生まれの春日太一さんの様に、自分より下の世代の方が時代劇につき熱くまた深く語って頂いているのは常々心強く感じてます。
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ここで紹介しても役には立たないと思いますが、春日さんも執筆協力されている「必殺シリーズ異聞」、「時代劇聖地巡礼 関西ディープ編」共に楽しく読ませて頂いてますので、これからも様々な角度からの考察をよろしくお願い致します。
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「時代劇聖地巡礼」に関しては、直接の言及は無いものの、奥田圭子さんご出演作品のロケ地も多々取り上げられていると思いますので、自分も作品と合わせて更に読みこんでいきたいと思います。
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さて、先週ご紹介させて頂きました「天使のアッパーカット」ですが、TBSチャンネル2で6月14日から放送で確定の様です。

有料チャンネルながら定期的に放送されるのは嬉しい限りです。再放送がある事で少しでも多くの人に圭子さんのことを思い出してもらえると嬉しいです。
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その流れで改めて「天使のアッパーカット」について書いていた記事を読み返していると、月曜ドラマランドでの大塚真美さんご出演作品につき言及している内容がありました。
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大塚さんは裏の顔を持った優等生役という「天使のアッパーカット」で奥田圭子さん演じる武村美樹を更にアレンジした様な役を演じられているのも楽しいです。
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この作品では森高千里さんの初々しい演技も見れますし、大塚さん演じる”三角定規のマリア”と森高さん演じる”シャーペンのお遊”の手に汗握る対決も見どころです。(少し誇張)
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更にマザコン雄二役の家富洋二さんも、雄二と同じ髪型で出演されてます。(隣はしのざき美知さんです)
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自分も終盤10分しかビデオ残ってませんし、改めて何らかの形で見れる様になってほしいです。
因みに主演は、イーグルスでの活躍も懐かしい中村繁行さんですが、春日太一さんの世代ではイーグルスとイーグルサムを覚えている人は希少かもしれません。
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この作品は前回の記事にも書いている通り、佳子さん全くご出演されてないです(当時の記事の様な表現、今はしずらいですね・・)
ただ、この作品含め月曜ドラマランドの作品に関しては、なかなか見れるチャンスがないです。
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奥田圭子さんも「有閑俱楽部」、「女だらけ」、「新・坊ちゃん」にご出演されてますので、3作品ともに是非再放送の機会が欲しいです。
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特に「新・坊ちゃん」は未見ですし、当時も本放送は流れてしまっていたようですので、何とか見てみたいところです。

それではこの辺りでM君の謎かけで締めさせて頂きます。
お題は、三角定規のマリアに因んで、三角定規(黒板用)です。

黒板用の三角定規と掛けて
最新のパソコンと解く
その心は
大きなメモリがついてます

今でも教壇で三角定規使うのかとも一瞬思いましたが、一応通販とかでも売ってますね。
それでは次回もよろしくお願い致します。
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下鴨神社の流鏑馬がトランクの記憶を呼び覚ます

GWも本日で終了しますが能登地区での地震も心配です。皆様のご無事をお祈りしております。

自分は、帰省中の友人と食事したり、10kmのランニング大会に参加や、部屋の書類の片付けをしているうちに休みが終わってしまった様な状態でした。各地でもいろんなイベントが有った様ですが、京都の下鴨神社では、5月3日に恒例の流鏑馬が行われてました。

当日の参加はしていないのですが、会場となる糺の森は夏場の早朝に走りに行ったりすると非常に気持ちの良い場所ですが、深作欣二監督の「必殺4 恨みはらします」では実際に馬を走らせてのロケも行われてました。
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他にも「鬼平犯科帳」のオープニングでも使われていたり、印象深いシーンで多く使われてますので、自分も通るたびに、数々の作品を思い出してニヤニヤしてしまいます。
以下は映画「必殺4」の1シーンですが、笹野高史さんがいらっしゃるのに今更気づきました。
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因みに春日太一さんの「時代劇聖地巡礼」でも紹介されてますが、こちらは続刊で関西ディープ編も出て好調です。
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奥田圭子さん主演「こんな学園みたことない!」聖地巡礼も、こんな立派ではなくとも引き続きまとめていきたいと思います。(さやか先生の驚く先にいる鳩山先生を現地で再現してます)
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そして流鏑馬に戻れば、このページを見て頂いている方は「天使のアッパーカット」のオープニングでの奥田圭子さん演じる武村美樹の凛々しいお姿を思い浮かべる方も多いと思います。
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当時のTVガイドの記事によると、3本に1本を的に当ててらっしゃたとの事です。
番宣の記事なので、ひいき目はある事は割り引くにしても、改めて圭子さんの身体能力の高さを感じさせる内容と思います。
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調べてみたところ流鏑馬は流派が、武田流と小笠原流がある様なのですが、武村美樹はどちらの流派という設定なのでしょうか?
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オープニングに流鏑馬指導や、ロケ地協力も特に表記がなく、情報お分かりの方いらっしゃいましたら、是非ご教示ください。

そして先週の記事を書いている時点ですっかり忘れてましたが、「天使のアッパーカット」の第1話のタイトルは「全てはあのトランクから始まった」です。
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圭子さんの主要なご出演作にもかかわらず、トランクが重要な小道具になっていたことをすっかり失念してました。自分もまだまだだと思います。
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本作は今年も6月からTBSチャンネル2で放映ある様ですので、視聴環境おありの方は是非改めてご確認頂ければと思います。さやか先生とかなり印象の違う役ですが、ところどころで垣間見えるさやか先生との共通項も楽しいところです。
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それでは、この辺りでM君の謎かけで締めさせて頂きます。お題は「流鏑馬」です。

流鏑馬と掛けて
借金で首が回らない社長と解く
その心は
もうすぐシッソウします

それでは次回もよろしくお願い致します。
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プロフィール

夢 時次郎

Author:夢 時次郎
奥田圭子さん主演「こんな学園みたことない!」30周年を記念し、レビュー実施しました。関連する記事、画像につきましては、時代背景をご理解頂く為に引用させて頂いております。全24話詳細レビューは書庫”全話レビュー”にあります。
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