天野恒幸さんのお仕事を探ります

先日、出張先で列車に乗っていると、お客様集中の為の到着遅れという事象が発生しており、何が有ったのかと思いましたが、到着した列車を見ると大量の高校生の集団が降りてきましたので、終業式の人数を捌ききれずに列車が遅れていたという事の様です。

この地域ではこれが夏休みが始まる風物詩なのかもしれません。
京都では祇園さんが終わると夏になるという感じでもあるので、それと同じようなものなのかもしれません。(少し無理があるかもですね・・)
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祇園祭といえば、先週末の山鉾巡行の日の朝に、混雑する前に少しだけ雰囲気を見ておこうと思い、ジョギングがてら8時前に四条界隈に行ってきましたが、朝早い時間にも関わらず結構な人がいました。テレビの中継も複数待機しており、少し離れた所に日傘をさし、着物姿のいかにも芸能人という方がご準備されているなと思ったら、鶴田真由さんでした。
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鶴田さんは京都絡みのお仕事も結構されていますし、やはり古都鎌倉のご出身ということもとかと書いていると、字面だけでは、最近では「鎌倉殿の13人」にも出演されている堀田真由さんと間違えられる方もいらっしゃるかもしれません。

自分は鶴田さんといえば石田ひかりさん主演の「悪女」での、要領よく男性に媚びるOL役の印象が強いです。

後半話数では本性もバレて、劇中でイベントの客寄せの為、着ぐるみを着せられるというシーンなども熱演されてましたが、その時の着ぐるみが制作局のよみうりテレビのイメージキャラクターだった”ゴン”だった事などを鶴田さんのお顔を見ながら思い出してました。(その時のよみうりテレビのメモ帳が何故か家にありますが、ゴンと「悪女」につき言及されている記事見つけました)
先クールに今田美桜さん主演の「悪女」が日本テレビで制作された際に当時のよみうりテレビの山本プロデユーサーのインタビューもご紹介させて頂きましたが、奥田圭子さん主演「こんな学園みたことない!」の次によみうりテレビが制作したゴールデン、プライム帯のドラマが「悪女」です。
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「こんな学園みたことない!」についてはよみうりテレビのプロデューサーは天野恒幸さんで、当時の番組紹介の記事を載せていたこともありますが、今年たまたま時代劇専門チャンネルの番組を何となく見ていたときに、スタッフロールに天野恒幸さんのお名前を見つけて驚きました。
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自分が見つけたのは杉良太郎さんの「旅人異三郎」という番組で、助監督に天野さんの名前があり、一瞬同姓同名の方かとも思いましたが、その後、自分が参照させて頂いている「テレビドラマデータベース」で色々調べると現在BS松竹東急で放映中の「大江戸捜査網」では監督されている回も有ったり、1985年には古尾谷雅人さんもご出演されていたよみうりテレビ制作の木曜ゴールデンドラマで演出を担当されたりもされている様です。
経歴から察するに、現場経験を経て、よみうりテレビに転職後、ドラマの演出、プロデューサーを担当されたという事なのかと思います。
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「雑居時代」等で助監督を担当されていた荒木功さんがユニオン映画側のプロデューサーを担当されていることもあり、改めて70年代の時代劇やテレビ映画と「こんな学園みたことない!」が地続きなのがよくわかりますし、テレビ映画の現場をよく知るプロの皆さんが企画に関わられていることも34年を経ても我々の心に残る作品になっている事に寄与しているのだと思います。
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局プロといえば、必殺シリーズの「必殺仕掛人」から「必殺仕事人Ⅲ」までを朝日放送のプロデューサーとして担当された仲川利久さんが先日お亡くなりになられたそうです。
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山内久司さんという著名なプロデューサーの陰に隠れがちですが、初期の必殺の作品の質が維持されたのは、仲川さんあっての事と思ってますし、仲川さんが担当外れられてからの作品は時代の流れもあるのでしょうが、ドラマというよりバラエティーショー化が進んでおり、局プロの存在の大きさも改めて感じます。仲川利休さんのご冥福をお祈りいたします。
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この仲川さんのような形で、荒木功さん、天野恒幸さんの回顧録という形で、お話お聞きできればと思いますが、やはり難しいでしょうか・・。

この辺りで、先週は九州、今週は奥多摩と当blogのネタ集めにも尽力いただいているM君の謎かけで締めさせて頂きます。お題は「終業式」です。

終業式と掛けて
今シーズンの読売巨人軍ととく
その心は
出だしはコウチョウでした

プロ野球も前半戦終わりましたね。大混戦のパ・リーグと、セ・リーグの違いも面白いです。
それでは次回もよろしくお願いします。

コメント

Re: プロデューサー

リトルノさん

こんばんは。いつもありがとうございます。
自分も関わられている作品の流れからすると、三船プロのご出身の可能性は高いと思います。
天野Pもテレビ映画のプロという事で、確かにどういう要素を持ってきていただいたのかは興味深いところです。

仲川Pの回顧録、久しぶりに引っ張り出してきましたので、改めて読み返してみようと思います。
仙台の七夕の時期で、既に夏の終わりを感じるという印象なんですね。その時期だとこちらの方ではまだまだ
夏真っ盛りという感じですね。色々地域の違いも面白いです。

謎かけもありがとうございます。失礼ながら私も阪神が勝率5割に復帰、更に2位に浮上している事に
驚いてました。後半戦も楽しみです。








プロデューサー

「旅人異三郎」「大江戸捜査網」に関わっていたということは、天野Pはひょっとして、三船プロの出身なんでしょうか?
三船プロはゴタゴタがあって衰退してしまいましたが、そのゴタゴタの時期と、読売テレビが「木曜ゴールデンドラマ」を始めた時期がほぼ同じという点から、このタイミングで読売テレビに移籍したのかな…と想像してしまいました(あくまで想像です)。

「こんな学園―」に、青春ドラマのノウハウやほのぼのテイストを注ぎ込んできた(と言える)荒木Pに対し、天野Pはこれまでの経験からどんな要素を「こんな学園―」に注ぎ込んだのか―考えてみたくなりました。

山内Pだけでなく仲川Pも、必殺についての回顧録を残されていたんですね。山内Pの回顧録は以前私も買って読んだことがあります。

東北の夏祭りは、ねぶたも竿灯も仙台の七夕もですが「夏の終わりももうすぐだな…」と感じる存在となっています。
こちらで夏の始まりを象徴するもの…言われてみるとなかなかパッと出て来ないのですが、強いて言えば、高校野球の県大会の決勝でしょうか?(1・2回戦あたりではまだ梅雨時なので)

>Mさん
逆に開幕直後絶不調だった阪神が、借金完済するまで巻き返すことができたとは、私は全く想像できませんでした(逆戻りが怖いのですが…)。
座布団一枚で…。
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プロフィール

夢 時次郎

Author:夢 時次郎
奥田圭子さん主演「こんな学園みたことない!」30周年を記念し、レビュー実施しました。関連する記事、画像につきましては、時代背景をご理解頂く為に引用させて頂いております。全24話詳細レビューは書庫”全話レビュー”にあります。
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