ころばし屋は中国を逃げ切ることはできるのか?

冬至も過ぎ一気に年末感深まってきましたが、自分は今年最後の出張で中国へ行ってました。

色々話には聞いてましたが、足を運ぶのは12年ぶりだったので、監視カメラの多さに改めてびっくりしました。街かどには4方向どこも逃さずという感じで設置されてますし、高速鉄道の中や地下鉄の中にもカメラが有ってすごいという言葉しか出ないです。

そして、こちらは12年前からもありましたが、日本では見ない電気バイクが音もなく近づいてくるのはマジで轢かれそうな気がして怖かったです。

一方で、宴席で未だにタバコを薦められたりという光景が変わってないことには驚きました。そういう意味では、奥田圭子さん主演「こんな学園みたことない!」の鳩山先生が、タイムスリップして店でタバコを吸っても咎められないかもしれません。
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ただ、今のような監視カメラ社会では、こんな格好の殺し屋は一瞬で足取りが掴まれそうな気がするなと思います。そんな現代中国では絶対逃げ切れなさそうな殺し屋が引き続き登場する「こんな学園みたことない!」11話は1987年12月20日に放映されました。簡単に11話のストーリーまとめます。

・京子は転校生の友竹に告白しようとしますが、一瞬であしらわれ、更に友竹がさやか先生に気がある事を知り、嫉妬に駆られます。
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・さやか先生は、祖父の源太に亡くなった母のことを聞き出そうということで終業式終わりでそのまま、故郷の高松に帰ってしまいます。
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・鳩山に説得されるもおさまらない京子はさやか先生と決闘をしようと高松へ向かいます。夢子も京子を心配してか単なる暇つぶしか家のトンカツ屋の売り上げを持って、一緒に高松へ出発してしまいます。たまたま京子たちの話を聞いていた為、鳩山先生も高松へ向かう事になります。
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・そうとは知らないさやかは源太に母のことを聞きますが、具体的な事実は聞けないままです。
・高松についた京子と夢子は、屋島のわら家でうどんを食べているところに、たまたま殺し屋が居合わせるという怪彗星ツイフォンが地球にぶつからなかった位の確率での事象により、拉致されてしまいます。
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・鳩山先生は高松へ到着しますが、さやかと源太の修練中のヌンチャクが飛ぶという事故により気を失ってしまいます。
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・二人で高松市内を捜索するということで、市内各地でロケが行われてます。毎度思いますが、こちらは貴重な映像資料ですね。
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・京子と夢子が拉致されて、どうするさやか先生というところで、次回へ続きます。
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単独スポンサーであったセシールさん招聘による高松ロケということですが、瀬戸大橋開通直前ということで鳩山の移動手段として、今は無いジェットラインが登場したりしてます。過去に移動の検証してますので、宜しければご参照ください。
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ここでもすっかりタバコ吸っている鳩山先生です。次回は更にセシールさんの本気が感じられますので、改めてお楽しみにしてください。
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今回のテレビガイドの記事、トンカツ屋は夢子の家ということ以外、大きくズレては無いです。
本編にも登場のこのタクシーの運転手さん、高松の地元の方だったのでしょうが、雑誌に載られている認識はおありだったのでしょうか?

それではこの辺りで、M君の謎かけで締めさせて頂きます。お題は、劇中の夢子の実家に因み、トンカツ屋です。

トンカツ屋と掛けて
昭和の子育てと解く
その心は
ブタないと駄目ですね

勢いよくもう一作頂きました

トンカツ屋と掛けて
長期間保有している株と解く
その心は
アガルのを待ちます

演じた北岡夢子さんも忘れていそうなトンカツ屋設定ですが、謎かけに活かせて頂きました。
それでは次回もよろしくお願いします。
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小倉智昭さんがナレーターを担当したドラマを探ります

かなり冬らしくなってきましたが、皆様の地域では如何でしょうか?
自分の方はやたらあちこち移動して疲れがだいぶ溜まっている気がしますが、何とか年末まで乗り切りたいと思ってます。

そんな中の12月6日の中山美穂さんの訃報は完全に同年代という事もあり、相当に応えました。
このblogでは、どうしても「セーラー服反逆同盟」でのご出演について書かせて頂いたことが多かったですが、他にも「毎度おさわがせします」は鮮烈に記憶してますし、「ビー・バップ・ハイスクール」の映画の想い出など、本当に尽きないです。
先日、海外出張の飛行機の中で、清原果耶さん主演の日台合作映画「青春18×2 君へと続く道」を見たのですが、その中で、中山美穂さん主演の「Love Letter」が作品中に登場しており、懐かしいと思っていたところでした。
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更にたまたま目にした東京湾フェリーのポスターにも、ディテールは違うもののなんとなく「Love Letter」をイメージしたのかなと思ったり、「ウイングマン」に中山忍さんが登場しているのを見てもと、色々なきっかっけで存在の大きさを感じますので当分寂寥感に苛まれそうです。

その衝撃も冷めやらぬ中、小倉智昭さんの訃報もありました。
奥田圭子さん主演「こんな学園みたことない!」のナレーターでは、画面への登場はないものの4話ではさやか先生と会話していたり、瀬下克代の過去を全て知っていたりと、冷静に考えるとどういう立ち位置なのか不明な気もしますが、当時、既にメジャーになりつつあった小倉さんのキャラ故に許された部分も有ったのでしょうね。
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実際、小倉さんがドラマのナレーションを担当されているのも、かなり貴重なのかと思います。
もはやかなわぬことですし、実際には難しかったと思うものの、ご本人にも当時のお話を聴けていればという想いも湧いてきます。

改めて、中山美穂さん、小倉智昭さんのご冥福を心よりお祈り申し上げます。

そんな小倉智昭さんのさやか先生への語り掛けから始まる10話「烏山興業の壊滅」は1987年12月13日に放映されました。タイトルだけでネタバレしている感じですが、この回で前半の敵、地上げ屋”烏山興業”が文字通り、壊滅します。
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前回までに、ボスの座を追われた一郎は烏山の理想の学園を作るという甘言にのり、更に自分を見失っていきます。傷ついた一郎を助けるためにさやかは、貴婦人に変装し、烏山の地上げの証拠をつかむことに成功します。
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ここで一郎に余計な手出しをしなければ、烏山の計画はもう少し前に進んだかもという気もしますし、さやか先生も危険を冒してまで証拠入手に動かなかったかもしれませんので意図は真逆も一郎の烏山への働きかけが結果的に学園を救う事に繋がったと思うと、世の中、面白いものと思います。
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この10話は貴婦人への変装に加え、烏山の壊滅回という事で、ワルキューレさやかのアクションもいつも以上に冴えてますし、圭子さんがヌンチャクを完全に自分のものにされているのが感じられるのも楽しいです。
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今回で烏山編は終わり、次回から2週間の高松ロケ編へと突入しますが、10話のエンディングもやはり小倉さんのナレーションです。

今回も週刊TVガイドの記事を記載します。少しストーリーとずれが無くはないですが、今回はこの記事見てから、ドラマ見ても違和感はないですね。
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それでは、このあたりで、今回もM君の謎かけで締めさせて頂きます。
お題は、小倉さんに因み、ナレーターです。追悼という事で2作頂きました。

ナレーターと掛けて
区画整理が行き詰ったエリアに住んでいる人と解く
その心は
ウツることはありません

ナレーターと掛けて
一夜漬けで挑むマークシート式のテストと解く
その心は
カンじゃ駄目です

それでは次回もよろしくお願いします。
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タピオカがワルキューレさやかと惑星マリスを繋ぐのか?

先週こけた所が、まだ少し痛いと思いながら週の前半は久々の台湾出張でした。幸いにして少し自由時間もあり、台北市内を散策していた中、道中のお店でタピオカミルクティーがメニューにありましたので、思わず注文してしまいました。

最近は「タピオカ屋はどこに行ったのか?」というタイトルの本も出版されてたり、すっかりブームの去ったタピオカですが、以前、タピオカの事を記事にしたことあったなと、過去ログを探っていたら、2019年の12月の記事を見つけました。
この時は「タピる」が流行語大賞になってたのかと、5年前ながら隔世の感はあります。
そして、まさに1987年12月6日に放映された奥田圭子さん主演「こんな学園みたことない!」9話について言及した記事でしたので、5年経っても自分も成長していないなと改めて思ってしまいますが、こうしてblogを書けていれるだけで幸せと改めて思いますね。
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そして9話の週刊TVガイドの記事は、以前にも紹介させて頂いた通り、サブタイトルが誤植にもほどがある感じです。今年の流行語大賞風にいうと、「ごしょほど」という感じですが、今ですらサムく感じるので、これは後5年したら、デジタルタトゥー状態になりそうですね。
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尚、タイトルの誤植はともかく、ストーリー紹介自体は大きくズレは有りませんが、一郎役の松下一矢さんの名前も間違えているので、結構「ごしょほど・・」でなく、やらかしてます。ただワルキューレさやかなら惑星マリスも救えそうです。
少しだけおさらいすると、8話でクラスのボスの地位を失った一郎が、対抗策として地上げ屋の烏山興業と手を組もうと画策、烏山は一郎をあっさり篭絡して、学園乗っ取りの手先に使おうとします。

心配したさやかは、潜入の為だけに烏山興業に潜入するも、烏山が雇った殺し屋に見つかり、正体がバレ、更に自宅まで知られてというところで次回です。
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こう書くと緊迫感に溢れた印象ですが、教頭(伊東四朗さん)と国枝(船越栄一郎さん)のやり取り、ひみこ先生(塩沢ときさん)と森永先生(沼田爆さん)が怪奇現象に襲われるシーンなど、随所にコメディシーンが混ざりますので、絶対誰も死ななそうな安心感があります。
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そもそも学園ドラマに突然登場する殺し屋がサングラスに黒ずくめの漫画にでも登場する様なキャラなので(ドラえもんに登場のころばし屋のイメージですね)、さやか先生に命の危機が及ぶことはないだろうなという気持ちで当時も観てました。

それでも、突如現れた強敵との対決を覚悟しながら、ヌンチャクの修練を行うさやか先生のシーンは凛々しさもあり、とても好きなシーンではあります。
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それではこの辺りで、今回もM君の謎かけで締めさせて頂きます。
お題は、「タピオカ」です。

タピオカと掛けて
日本酒の飲み方を聞かれた客と解く
その心は
カンでください

タピオカは久々に食べましたが、やはり独特の触感でした。
それでは次回もよろしくお願いします。
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転んでもただでは起きないのは時次郎

寒くなったり暖かくなったりを繰り返すおかしな天気が続いておりますが、皆様如何お過ごしでしょうか?本当に、最近は春と秋はどこに行ったんだろうという感じです。

そんな季節の変わり目があまりピンとこない中、私事ながら10月から社内で異動があり、ほぼほぼ知っているメンバーながら、色々覚えることも多く、気分は転校生です。

そして昨日ですが、ランニング中に薄い段差で転倒してしまい、手で踏みとどまったものの、顔も少しぶつけてしまったので、痣になるかと心配しましたが、たまたま馴染みの薬局に行くタイミングがあり、話をしたら、体質によれば、化膿止め要るかもしれないけど、基本、流水でよくあらっておけば大丈夫と言われました。(実際、一晩寝ればだいぶ落ち着いてます)

昔で言うと洗って、赤チンぬっておけという感じなのでしょうね。
そんなことを思いながら鏡をみていると、奥田圭子さん主演「こんな学園みたことない!」8話で転校生の友竹純にライターをぶつけられた国枝みたいと思うと、ニヤついてしまいます。(自分はおでこはケガしてませんが)
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ここまでで気づかれる方も多いと思いますが、37年前の1987年11月29日に鴻南学園2年A組に転校生が現れる第8話「ロンリーウルフ登場」が放映されました。

前回、一郎が計画した金庫破りが失敗に終わり、一郎のボスとしての地位が揺らぐ中、ボクシングでプロ級の腕前を持つ転校生が現れるということで、ドラマの展開としては非常によくできていると思います。

冒頭で不良たちから、さやかを救って彼女が2年A組の担任と聞いたことで、一条寺さやかのクラスに行きたいと希望しますが、自分がさやか先生と出会えば、当然そう思うでしょうが、この場合の友竹の気持ちは年上の女性への思慕か、姉の様な存在を求めているのかというのは気になるところです。
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友竹の両親については亡くなったという事実以外説明されませんし、天涯孤独の身の上なのだと想像しますが、やはり中2ということで、恋というより、さやか先生の優しさを本能的に感じ取ったのかなと想像します。
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そして友竹が新しくクラスに加わり、やいとや並みの腕っぷしと思われる一郎は全く敵わずあっさり、友竹に負けてしまいます。
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その結果、手下扱いしていたメンバーも極めてあっさり友竹になびきます。一郎の砂上の楼閣はかくも脆いかと思わされます。

会社でも役職はずれた瞬間、誰も寄り付かなくなる人もいますが、そんな一郎をただ一人気遣うのが、これまでいじめられていた雄二というのは面白いですし、雄二のただマザコンでは無い心の強さを感じる気がします。
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その後、一郎は不良高校生と組んで、友竹を陥れてしまいますが、京子の怒りを受け、反省はするものの遺恨は双方に間違いなく残ると思いますが、次回以降の展開をみると、一郎が空回りしていく感じではありますね
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今回のワルキューレさやかは不良高校生との戦い故、直接的な攻撃を避けているのと、2話以来の言葉を発するシーンも印象的です。
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今回の「週刊TVガイド」も大きな間違いは無いですが、一郎は自分から仕掛けるようなことはなく本編では一方的にボコられてます。
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次回以降、追い込まれた一郎が更に事態を複雑にしていく感じです。

それではこの辺りで、今回もM君の謎かけで締めさせて頂きます。
お題は、国枝がぶつけられたライターに因み、「ライター」です。

ライターと掛けて
基礎疾患がある高齢者と解く
その心は
カゼは大敵です

お墓参りの時なんかも大変ですよね。それでは次回もよろしくお願いします。
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プロフィール

夢 時次郎

Author:夢 時次郎
奥田圭子さん主演「こんな学園みたことない!」30周年を記念し、レビュー実施しました。関連する記事、画像につきましては、時代背景をご理解頂く為に引用させて頂いております。全24話詳細レビューは書庫”全話レビュー”にあります。
コメントは公開時期に関わらずお気軽にお寄せください。但しこのブログに関連しないと判断される投稿につきましては削除させて頂く場合もございますので、ご了承ください。

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