奥田圭子さんは「東映城のプリンス」に招聘されたのか?

先週は、「半沢直樹」の黒崎検査官の局所潰しから入らせて頂きましたが、前回の放送回でも、まさかの再登場でしかも、技がパワーアップしてました。

因みに、私以外にも、「影同心・・」とツイートされている方がいて面白かったです。
更に北大路欣也さん演じる中野渡頭取が、ダークサイドに堕ちたようにも見える所で次回に続くという展開でなかなか見せてくれました。今日放送の最終回がとても楽しみな状態です。
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北大路欣也さんは、我々世代の一般の方であれば、西川のりおさんの「天下御免の向こう傷」の
物まねでしか、知らなそうな「旗本退屈男」こと、市川歌右衛門さんのご子息です。

最近でも「剣客商売」をはじめとした主演作、「半沢直樹」、「刑事7人」でのドラマの引き締め役という重厚な役柄の一方で、ソフトバンクのCMでは白戸家のお父さんの声の演技をされてたりと、御年77才とは思えない多芸ぶりに感心します。

その血筋から東映城のプリンスといわれ若くして大河ドラマ「竜馬がゆく」の主役に抜擢されるなど周囲からの期待も高かったのだと想像しますが、ホームともいうべき東映京都の時代劇映画が凋落して、やくざ映画に活路を開いた会社方針もあったり、失礼ながら、昭和50年代まではあまり作品に恵まれてなかった印象があります。

それでも、テレビ東京系の12時間時代劇の主役をされた昭和60年頃から、ドラマの仕事も増えられている様に、感じますので、その後、お父さんの当たり役である「旗本退屈男」や、天地茂さん亡き後の明智小五郎を引き継いだりと、TVスターといえる立ち位置を、本来の得意分野を活かしながら、確保されていったのかなと思います。
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最近でも「三匹のおっさん」や、次クールで「記憶操作」等、テレビ東京系のドラマに多く出られてるのは必然かもしれません。

そんな北大路欣也さんはとも有難いことに(どの目線?)、我らが奥田圭子さんも2度、共演させて頂いてます。そのうちの一つが、以前にもご紹介させて頂いたこちらもテレビ東京系の「風雲!真田幸村」の「望郷・闇の元締必殺剣!」です。残念ながらビデオが無いのですが、今回当時のテレビジョンを入手しましたので、番組情報記載させて頂きます。
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圭子さんは堺の商人、「鵙屋(もずや)」の娘・喜代役です。
モズといえば、漢字では百舌鳥とも書きますが、音が2文字しかないのに、3文字の漢字を使う名詞って他に思いつきません。子供の頃、中百舌鳥球場という南海球団の練習場があった場所の近くに住んでた事もあるので、自分には当たり前すぎる読み方ですし、大阪府の府鳥、堺の市鳥も百舌鳥だったり、更に最近では「百舌鳥・古市古墳群」が世界遺産に登録されたりもしてますので、関西地区では読める人の方が多いと思いますが、他地域の方にはどうなんでしょう?

脱線してしまいましたが、そんな現代ならば幸村の隠棲先の九度山から南海高野線で簡単にアクセスできる堺の鵙屋の娘の圭子さん演じる喜代に、鶴田忍さん演じる平野屋が魔の手を伸ばしてという話でした。途中で、平野屋の息子が喜代を襲って、北大路さん演じる幸村に助けられ、平野屋は息子の失態に激怒するというシーンがありました。
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息子さん役が草薙良一さんだったと思いますので、とても親子に見えないと思っていたのですが、改めて調べると、お父さん役の鶴田忍さんと草薙さんは同じ年ですので、何故にこんなキャスティングになったのかと改めて不思議です。(草薙さんは必殺仕事人V風雲竜虎編のゲスト時、鶴田さんはプロフィールの写真です)
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こんな違和感も楽しめますので、是非再放送があればご覧頂きたいと思いますし、自分も非常に観たいです。一応、前回ご紹介させて頂いた際の記事のURLも貼らせて頂きます。

因みに、文中にある鉄砲商人役の丘さとみさんは、”東映城のお姫様”ともいわれていた女優さんです。東映城のプリンスとお姫様、双方と共演させて頂けたのは圭子さんにとっても得難い経験だったと思います。(これもどの目線?)
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そしてもう一本が、先日BSフジでの放送を告知させて頂いておりました「銭形平次」です。
自分の調べている限り、奥田圭子さんにとって、フジテレビの「鬼平犯科帳」等の名プロデューサーの能村庸一さんとの初めてのお仕事です。
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「銭形平次」への出演は、「風雲!真田幸村」での好演を受け、北大路さんに呼んで頂けたのか?もしくは、「パンツの穴2」の時代からの、東映さんとのコネクションでのご出演なのか?、はたまた奥田圭子さん主演「こんな学園みたことない!」の山形教頭こと、伊東四朗さんのご推薦なのか?等、色々頭をひねっているととても楽しいです。
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残念ながら、伊東さんとの共演はこのワンカットのみですが、撮影の合間に「こんな学園みたことない!」当時のお話をされてたりすると嬉しいなと妄想が浮かびます。
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いずれにしてもこの能村さんとの出会いで、佳子さんのその後の役柄の幅も拡がった気がします。(だからどの目線?)このあたりのお話と「銭形平次」の件の詳細は次回とさせて頂きます。
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では、今週もM君の謎かけで締めさせていただきます。お題は「百舌鳥」です。

百舌鳥と掛けて
空腹状態が長時間続いている人と解く
その心は
イサンが多いです

それでは、次回も宜しくお願い致します。
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黒崎検査官は影同心の後継者なのか?

今クールのTBSのドラマは、3本とも外れ無しという感じでしたが、その中でもやはり「半沢直樹」は強いですね。先週の放送分でも、片岡愛之助さん演じる黒崎検査官の異動が描かれたりと原作とも展開が変わっているので、残り2回楽しみにしています。
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そんな黒崎さんといえば、部下の急所をつかむ技がありますが、そのシーンを見るたびに、かつてTBS系で放送された「影同心」での、金子信雄さんのハマグリでの”局所潰しの技”を思い出すのは、私だけ?ではないと思います。(多分あなただけ)
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実際のところは「影同心」?ってという人が世間的には圧倒的だと思いますが、関わられた方に申し訳ないとも思いつつ、敢えて言うと必殺シリーズの劣化コピー的な作品です。

ドラマというのは人気が出ると当たり前の様に類似番組がたくさん出てくるのは、今も昔も変わりませんし、「必殺仕掛人」が、昭和47年9月に放送開始後、大人気となり、裏番組の「木枯し紋次郎」を結果、終了に追い込んだ訳ですが、今と違い、時代劇が大量に放送されていた時代ですので、敢えてタイトルは書きませんが、必殺テイストの似て非なる作品が沢山放送されました。
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そんな中でも、「影同心」が他の類似番組と異なるのは、関西地区以外ではその前の週まで必殺シリーズを放送していたチャンネル、時間帯で放送されたという特殊な位置づけです。
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これは「仮面ライダーアマゾン」の後番組は?といわれると、「仮面ライダーストロンガー」ではなく、「秘密戦隊ゴレンジャー」になるのと同じ現象です。
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もったいぶって書いてしまいましたが、ご存知の方には何を今更という内容ですし、ご存知ない方には興味湧かない話かもですが、昭和50年にいわゆる”腸ねん転”といわれるネット系列の変更があり、それまで、”朝日放送~TBS”、毎日放送~NET(現:テレビ朝日)だったネットが、新聞系列に合わせて、今の、NET~朝日放送、TBS~毎日放送という流れに整理されました。
(テレビ側で特ダネが漏れた為、早まったという説もある様です。)
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その為に、毎日放送が制作していた「仮面ライダー」を放送していたNETが空いた枠を埋めるために、東映に制作を依頼したのが、現在も続く「戦隊シリーズ」の第一作の「秘密戦隊ゴレンジャー」です。(文字小さいですが、アマゾンの放送時間と見比べて頂ければと思います。因みに関西地区では「部長刑事」がありましたので、ゴレンジャーは土曜日6時からの放送でした。他地域の情報もございましたらご教示ください)

自分は当時は関西でしたので、4才の時に「ウルトラマンレオ」を6chの朝日放送で見た記憶があるにも関わらず、制作局がTBSになっていることに、小学生の時の再放送で気づき違和感を覚えていましたが、高校の時分に必殺関連の本を読んでいて、色々スッキリしました。

そして朝日放送と松竹が制作していた「必殺シリーズ」を失う事になったTBSが同じ枠の後番組に毎日放送と東映に制作させたのが、「影同心」です。同じ時間、同じ放送局でやってれば、一般の方には、「必殺シリーズ」と勘違いされるのも当たり前な気がします。(実際、この枠移動の為に本家必殺シリーズは暫く視聴率的には苦戦します。)
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毎日放送も東映も、TBSの意向であって好きで真似をした訳ではないのでしょうが、失礼ながら、自分的には「仏作って魂入れず」といった作品だと思ってます。「半沢直樹」の制作時にTBSが当時の事を思い出しながら、黒崎検査官のキャラにああいう設定を入れたのなら面白いと一人思ってました。

長々書いてしまいましたが、今回「影同心」の事を調べようとして、「夕焼けテレビ番長」という1996年発行のムック本を引っ張り出していたのですが、その中に「スケ番刑事」や「セーラー服反逆同盟」の事が載ってます。
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そして、奥田圭子さん主演「こんな学園みたことない!」についても、記述あるのですが、ここでも著者は観た事が無い様で、「続編にあたる」とか適当な事を書かれてます。
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実際、ユニオン映画さんが制作協力され、国際放映のスタジオで撮影されている事を考えれば、「必殺シリーズ」と「影同心」の関係よりは近い作品でありますが、制作局も、制作会社も違いますし、続編要素は全く無いと思います。
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因みに「セーラー服反逆同盟」は、現在日テレプラスで再放送されてます。
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日本テレビ~読売テレビは、一時期のテレビ朝日~朝日放送の様に関係性が悪いという事もない筈なので、続編という勘違いのままでよいのでこのまま、日テレプラスさんに再放送してほしいという魂の叫びが出てしまいます。
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そもそもライター名乗るなら、これくらいの事は勉強してから書くべきではと、それこそ文中の記述にある様に、ライターさんを”ハンギング”したくなりますが、この方も番組観たことない可哀そうな人と思う事にしようと、自らをクールダウンしているタイミングで、今週は「こんな学園みたことない!」のロケに立ち会った事のある方から、メッセージを頂きました。本当に有難いと思います。詳細はここでは控えますが、生で圭子さんをご覧になられたというのは、心底羨ましいですね。
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ご自身が映っているシーンをご確認頂く為にも、ハードルは高くても、ソフト化、再放送化を実現すべくまだまだ頑張らなければと毎週の事ですが、気持ちを新たにしております。

相当脱線しながらも、何とか着地点にたどり着いた感じがするところで、今週もM君の謎かけでまとめさせて頂きたいと思います。お題は、1975年の系列変更に伴い、「腸捻転」です。

腸捻転と掛けて
気持ち良いサービスを受けたときのチップと解く
その心は
ハライタクなります

腸捻転がこのレベルで済むのか分かりませんが・・。
それでは次回も宜しくお願い致します。
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ハンソクとワルキューレさやかを繋ぐのは荒木功プロデューサー

なかなか明るい話題が少ない中、訃報も続きます。先週は宮内淳さんが亡くなられていたという報道がありました。自分たちにテレビの中から、色々な事を教えて頂いた方々の訃報が続いて、とてもつらいのですが、ご出演作品について語り続けることも大切かなと考えております。

どうしても、報道では出世作の「太陽にほえろ」のボンとしての紹介が多かったですが、自分としては、「あさひが丘の大統領」の”ハンソク”が好きでした。
(写真は以前もご紹介の「俺たちの先生」より)
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宮内さんといえば、もう一つ杉良太郎さんの「大捜査線」の後番組なのに、なぜか「探偵物語」のある種スピンオフの様な「探偵同盟」というドラマにもご出演されていて、そちらもお洒落な印象も有って好きで観てました。

「探偵物語」でお馴染みの刑事コンビの成田三樹夫さんと山西道広さんが同じ役で出演されていたりと、局が違うのに良いのかなと小学生当時思ってました。(「探偵物語」は日本テレビ、「探偵同盟」はフジテレビです)
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半年くらい前にふとこの番組の事を思い出して検索したりもしてましたので、今回の訃報を耳にし、改めてドラマを観たくなります。宮内淳さんのご冥福を心よりお祈りします。

そして「あさひが丘の大統領」は、原作もある前番組「ゆうひが丘の総理大臣」に対し、こちらは日本テレビのオリジナルで、番組名にも遊びを感じます。(79年10月17日~80年9月17日放映)

機会があれば是非ご覧頂きたいと思いますが、「あさひが丘の大統領」の宮内淳さん演じる”ハンソク”は高校時代、全ての校則を破っていたという型破りさで、真面目さが全く感じられず、熱血先生のステレオタイプにハマらない先生です。
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これも80年代に向けて学園ドラマを模索した結果の設定だったのかもしれません。宮内淳さんの似顔絵が書かれたノベライズ本が何故か家に有ったので、本放送の後も、読み込んでいた為、自分としては「ゆうひが丘の総理大臣」より思い入れ強いのですが、今回改めて調べていて、それ以外にも自分がこの番組が好きな理由が見つかりました。

ドラマでは他の方も脚本書かれてますが、ノベライズ本はメインライターの鎌田敏夫さんの作でした。鎌田さんは「男女7人-」、「二十九歳のクリスマス」、「武蔵」等でも著名な脚本家ですが、自分的には「俺たちの旅」、「飛び出せ!青春」、「太陽にほえろ」等の一連の日テレ系のドラマの印象が強く、再放送で録画したドラマの中で、鎌田さんの脚本回を優先的に観るというマニアックな高校生でした。
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高校3年の時に、「男女7人ー」にの話題をしていた友人に、”鎌田さんは「俺たちの旅」の頃から・・”と語ってしまい「そんな昔のドラマの話されても・・」と先輩芸人に”ドラゴンボール”の話されて困るEXITの兼近の様なリアクションされたのを思い出しました。(同じ年同士なのに・・)
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因みに「男女7人夏物語」の最終回の放映は、奥田圭子さんご出演の「天使のアッパーカット」の「涙の果たし状」と同じ週です。また、「男女7人秋物語」は奥田圭子さん主演「こんな学園みたことない!」と同じ1987年10月期スタートの番組でした。時間軸のご理解の助けになればと思います。

そんな鎌田さんは「ゆうひが丘の総理大臣」には不参加だったものの、「あさひが丘の大統領」ではメインライターとして執筆されており、その点があったのかと今更ながら気づきます。

そしてもう一点が、ここまで来てようやくブログの本題ですが、「あさひが丘の大統領」」のプロデューサーには荒木功さんの名前があります。
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荒木さんは、「こんな学園みたことない!」のユニオン映画側のプロデューサーで、以前にも書かせて頂いた通り、「こんな学園-」のほのぼのした雰囲気を決定付けた方だと思ってます。
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高校当時でも、必殺のスタッフロールは結構見てましたし、他の作品でも上述の通り、脚本家さんはチェックしてたので、平均よりは十分はマニアだったのだと思うのですが、こと「こんな学園みたことない!」については、圭子さんへの意識が強すぎて、こういう視点が欠けてたことを実感してます。
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改めて、自分の好きなドラマの系譜を追う中で、荒木さんのお名前にたどり着いたことに、縁を感じますし、荒木さんが、「あさひが丘の大統領」をはじめとする学園ドラマをプロデューサ-として担当された経験が、「こんな学園みたことない!」の制作にも活かされたのは間違いないと思います。

80年代初頭の学園ドラマで、”ハンソク”をプロデュースした荒木さんが、80年代末の新たな教師像として、70年代の熱血教師の様な部分もありながら拳法の達人という”一条寺さやか”に関わられたのも面白いと思いますし、今後そういう視点で比較してみるのも面白いかなと思ってます。
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荒木さんはユニオン映画で社長職を務められた後、既に退社されているとの事です。
万一、このblogが目に留まられれば、是非「こんな学園みたことない!」につきまして、お話聞かせて頂ければ有難いですし、こういう比較が色々できる様になる為にも、作品が色々な方が観れるようになってほしいと思います。

今回も熱い想いに行きついたところで、M君の謎かけでまとめさせて頂きたいと思います。
お題は、探偵同盟に因んで”探偵”です。

尾行中の探偵と掛けて
通販で不良品を受け取った人と解く
その心は
ヘンソウするでしょう

尚、BSフジで9月18日(金) 19:05~20:00奥田圭子さんご出演の「銭形平次」、「水底の鐘」の回が放映されます。こちらも視聴環境おありでしたら、是非ご覧頂ければと思います。

それでは、次回も宜しくお願い致します。
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女木島に渡らなかったのは京子と夢子

次期総理候補の話題にニュースのメインがうつってきて、コロナウイルス関係の報道が少なくなってきた気がします。そんな中、淡路島に某大手人材派遣会社が本社機能の一部を移転するというニュースがありました。

因みに、淡路島といえば、20年弱前に淡路花博というイベントに行った際に、渡瀬恒彦さんが同島出身という事で、パビリオンのナレーターを務めてらっしゃいました。最初は全く気づきませんでしたが、暫く他のパビリオンを歩くうちに、渡哲也さんも淡路島出身だという事に改めて気づいたのを思い出しました。お二人とも、もういらっしゃらないのは改めて寂しいですね。

今週は生放送になってしまう「半沢直樹」でも、先日「出向先が瀬戸内の子会社へ・・」みたいなセリフありましたし、何となくネットでも、島流しの様なイメージで書かれてたりもしますが、今回の本社機能移転予定地の淡路市は、淡路島でも北端で神戸市内にも高速バスで15分、中心地の三宮までも、バスと電車で40分程度の距離ですので、実質的には離島という事もなく、意外と首都圏の通勤時間1時間30分の郊外都市より、都会へのアクセスも良いかもしれません。

仕事の内容、家族の生活もありますので、外野が勝手な事を言いづらい部分はありますが、移転自体は、悪いアイデアでは無いと思います。この決断も新型コロナウイルスの発生が無ければ進まなかった気がします。自分も人の事を言える状況にないですが、不動産業含め、まだまだ当面先行き不透明だと思います。

そして、「こんな学園みたことない!」の奥田圭子さん演じるヒロイン"一条寺さやか”は、ご承知の通り、そんな瀬戸内の高松出身です。(奥田佳子さんも、瀬戸内の三原ご出身です)
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当時本社を高松に置いていたセシールさんの一社提供の作品だからこその設定だと思いますし、高松ロケの誘致まで行っていただいたセシールさんは、本当に勢いのある会社だったのだなと改めて思います。
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そんなセシールさんが誘致頂いた高松ロケ回の11話、12話では、栗林公園、屋島、四国村、琴電の旧車両、旧高松駅舎、丸亀町商店街の「かまど」等々が出てきます。
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さやかはYS-11で旧高松空港へ到着してますし、鳩山先生も今はなきジェットラインで移動してたりと、当時の高松の映像資料としても結構貴重な気がします。
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この辺りの聖地(ロケ地)訪問は以前にまとめさせて頂いてますので、宜しければご覧ください。
カテゴリー(ロケ地紹介)に入れております。こういうロケ地の選択等は、やはりセシールさんが行われていたのかも、気になるところですね。(私だけですか、そうですか)
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そして高松ロケの日程の中の一つの目玉であるワルキューレさやかと殺し屋の戦いは、鬼ヶ島こと女木島へ場所を移して描かれてます。このシーンには、圭子さん、古尾谷雅人さん、殺し屋役の関根大学さんの3名のみが登場します。
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ふと気になったのですが、このシーンに参加していない、京子(福地かおりさん)、夢子(北岡夢子さん)、そして源太(出光元さん)は女木島には渡っていなかったのでしょうか?
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劇中の設定上は、京子と夢子は、これも今は無い京王プラザホテル高松で軟禁されてましたし、源太はさやか達を心配しながらも自宅で待っているという状況でしたので、女木島へ渡る必要はないのですが、4泊5日のロケの日程で最低1日は高松市内で放置されていたのでしょうか?
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一方でリトルノさんにご提供頂いた四国新聞の記事によると、ロケ最終日にワルキューレさやかに”変身”とあるので3人は先に東京に帰ってしまってたのかもしれません。(この記事、別途全体ご紹介しますが、”ワルキューレさやか”に”変身”という表記があるのが嬉しいですね)
この点は、福地かおりさんと北岡夢子さんに確認するしかないのですが、劇中での別れのシーンの撮影後、案外出光元さんと3人で、自分たちがロケでは行けてない栗林公園とかに行っていたのかもと想像するとなんか楽しいです。
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京王プラザホテル高松で思い出しましたが、2年前に取り壊し中だったホテル跡地のマンションももう完成しているのでしょうね。
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放映当時の街の風景は、約33年を経てどんどん変わってしまってますので、そういう比較をスムーズに行えるためにも早くBD、DVD化が実現してほしいです。

それでは、台風10号が、できるだけ静かに過ぎ去ることを祈念しながら、今週もM君の謎かけで締めさせて頂きます。

お題は、「淡路島」です。
淡路島と掛けて
外で食べる弁当と解く
その心は
ハシがないとかなり不便です

この謎かけが笑える状態であってほしいです。それでは、次回も宜しくお願い致します。
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プロフィール

夢 時次郎

Author:夢 時次郎
奥田圭子さん主演「こんな学園みたことない!」30周年を記念し、レビュー実施しました。関連する記事、画像につきましては、時代背景をご理解頂く為に引用させて頂いております。全24話詳細レビューは書庫”全話レビュー”にあります。
コメントは公開時期に関わらずお気軽にお寄せください。但しこのブログに関連しないと判断される投稿につきましては削除させて頂く場合もございますので、ご了承ください。

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