ここから最寄りのコンビニまでどれくらいあるのだろう?インターネット回線とかどうなのだろう?ていうかいったいどうやって暮らしているのだろう?
文明に飼い慣らされてしまった現代人には理解不能の辺境の地。最寄りの陸地まで2,400km離れた町やら、海抜5,000mにある町など、ありえないレベルで隔離された場所にある、世界9つの町を見ていこう。
1. エディンバラ・オブ・ザ・セブン・シーズ
(イギリス領トリスタンダクーニャ)
南大西洋のど真ん中に浮かぶトリスタンダクーニャは、「世界一孤立した有人島」としてギネスに載っている。
何しろ、人が定住している最も近い陸地のセントヘレナですら2,429kmも離れているのだ。町には1867年に島を訪れたエディンバラ公に因んで名が付けられたが、300余人の住民は単に”集落(settlement)”と呼んでいる。
ここへ行くには、どんなに急いでも2,805km離れた南アフリカのケープタウンから6日間の船旅を経なければならない。
野生動物の宝庫であるとともに、火山活動も活発である。1961年に噴火した際には、島民はイギリスまで避難したが、幸いにも大きな被害が出ることはなく、ほとんどの避難者が帰還している。
2. ウィッティア(アメリカ、アラスカ州)
アラスカ南部にあるこの町につながる道路は1本しかない。しかもこの道の途中には1車線のみの全長4.2kmのトンネルがあり、夜間には封鎖されてしまう。
夏の間はそれなりに人口が増えるこの町も、冬には200人程度しかいなくなる。そのほとんどは”ベギックタワー”という14階建てのマンションで暮らしており、ここには郵便局や教会、お店も完備されている。
3. ビジャ・ラス・エストレージャス(チリ)
南極圏にあるチリの町で、典型的な集落のあらゆる要素を備えている。
”星の村”の名を冠した町の人口は100人ほどで、ジム、教会、郵便局、観光客向けの土産物屋がある。学校に設置されている3台のコンピューターからはインターネットを使用することもできる。
4. ラ・リンコナダ(ペルー)
アンデス山脈の海抜5,100mに地点に位置する世界一標高の高い町だ。水道がなく、高山病の危険もあるが、驚いたことに5万人が暮らしている。
人々を惹きつけてやまないのは景色ではない。町にそびえるラ・ベージャ・ドゥルミエンテ(眠れる森の美女)氷河の地下に眠る金鉱である。
5. スーパイ(アメリカ、アリゾナ州)
スーパイのハヴァスパイ特別保留地を訪れるにはヘリコプターを使うか、さもなければ最寄りの道路から13kmのトレッキングを敢行しなくてはならない。
交通の便は極めて悪いが、風光明媚なグランドキャニオンやハヴァス滝のおかげで、毎年多くの観光客が訪れる。郵便にラバが使用されるアメリカで唯一の場所でもある。
6. クーバーペディ(オーストラリア)
100年前、あるティーンエイジャーが僻地で宝石を発見したことで、オーストラリアのオパール鉱業界に革命が起きた。だが鉱夫たちが住むには砂漠の環境はあまりにも過酷すぎたため、地下に家が作られることになった。
今日、人口2,000人にも満たないこの町の住人は、地下に作られたバーやアートギャラリーで余暇を過ごし、3つある地下の教会で礼拝を行う。
世界のオパールのほとんどはこの町で採られたものであるが、これに興味を持った観光客が落とすお金もまた重要な資源だ。
7. ロングイェールビーン(ノルウェー領スヴァールバル諸島)
ノルウェーではあるが首都オスロよりも北極に近い。気温は1年を通して低く、長い冬には暗闇に覆われる。
家は永久凍土が溶けて動き出さないよう支柱の上に建てられている。厳しい環境ではあるが世界各国から人々を惹きつけており、人口3,000人のうち3分の1が外国人である。
無職の者や定住所がない者の居住が禁止されているためか、犯罪率は驚くほど低い。寒すぎて遺体が腐敗して分解されないため、勝手に死ぬことも違法である。
犯罪率は低いが、町はずれに行くときは銃の携帯が義務付けられている。なぜならホッキョクグマから身を守るためだ。
8. パーマストン島(ニュージーランド領クック諸島)
南太平洋に浮かぶこの島に初めて人が定住したのは、150年前のことだ。現在の52人の島民は全員がイギリス人宣教師ウィリアム・マスター卿と3人のポリネシア人の妻たちの子孫たちである。
30の環礁がつながって形成される島であるが、環の内側は島が密集して隣り合っているために水上機が着陸することが難しい。
また外側は非常に波が荒く、こちらも着陸が難しいため、ボートでなければ島に上陸することができない。年に2回訪れる補給物資の貨物船に乗り込んで行くという手もある。
9. シワ・オアシス(エジプト)
本物のオアシスの例に漏れず、ピクニック気分でシワ・オアシスに行くことはできない。周囲数百kmは砂以外は何もないサハラ沙漠で囲まれているため、訪れるにはカイロから車をチャーターするか、深夜バスに乗るかするほかない。
美しいヤシの木やオリーブの果樹園、湧き水などが観光の見所だ。今年にはソーラー発電が導入されている。
当然携帯電話など使うことはできず、この隔絶された環境のために数世紀前とほとんど変わらないベルベル文化が残っている。
via:mentalfloss・translated hiroching
トリスタン ダ クーニャ遠すぎだよ
そんなとこに住まなくても…って思ってしまう
日本だとどこだろう?有人島だからやっぱり波照間かな
でも絶海の孤島だと青ヶ島って感じかな?
クーパーペディというと水曜どうでしょうを思い出してしまう…w
ニンゲンのしぶとさはゴキブリ並みなんだなあ
ここまで繁殖した理由がよくわかるよ
※3
みんな一生懸命生きてるよ
君も見習って一生懸命生きてみたらどうだい!?
どんな僻地でも住めば都なんだろうか
テパの村とかザハンの街とかロンダルキアのほこらを思い出した
それでもまあ街が形成されているのなら、まだ住み易いと思うんだ。無人島に1人で生活する事になったら…とか考えると、気が滅入るわ。(世界を捜せば、そういう人も居ると思う)確か日本の犯罪者で、しばらく無人島で1人で暮らしていた人も居たね(リンゼイ・アン・ホーカーさん殺害事件の犯人)
どんなにいい所を褒められてても、ぜっったいに住みたくない
死ぬの禁止って…でも、フランス、イタリアにもあったな死ぬの禁止の街。
クーバーペティってどうでしょうで行ってたとこか
もしこういう僻地以外が全滅したとして、彼らはそれに気付くだろうか?気付いたとして、外に向かうだろうか?
どこも人間関係超めんどくさそう……
隔絶されたところってすごく魅力的なんだけど、それを考えるとひるんでしまう。
青ヶ島があると思ったらなかった。
※12
向かうわけないじゃん?????
北センチネル島を思い出したな
カラパイアでも2015年04月25日に記事にしてるな
こういう場所って1度くらいは・・・と思うときはあるけど、
病院がなー。急病対応もムリだろうし。
体が強いほうじゃないからあきらめてるわ。
※15
「復讐の塔」っていうのが
ある所もあるらしいよ
※15
ピトケアン諸島の少女性的暴行事件人知らないの?
日本の村社会だけが特別に陰険なわけじゃいのよ・・・
まるで自分のためのような記事。
こう言う町や場所をグーグルアースで眺めてる時ほど
小さい自分とキツい毎日から解放される時は無い。
いつかシベリアとか、カナダとか、中央アジアとか
淋しい場所の素朴な暮らしが想像できる記事をまた読めたりすると嬉しい。
こういう町って格好のクトゥルフtrpgの舞台になりそうで、設定の妄想が膨らむ~
※17※18
分かりすぎるぐらい分かるわー同意
中心地から離れて僻地に移住するってのは、何かしら理由があるんだよな
それは迫害であるかも知れないし、飽くなき探究心かも知れない
何にしろ、人間はこうやって生息地を広げてきた(人間だけじゃないかも知れない)
困難を乗り越えて開拓する精神は、これからの時代にも必要だと思える
仕事に追い回されてたりすると、こう言う場所が素敵に見える。
そう言う所でゆっくりと休みたいな。
隔離!最高!!
こういうところって外からの移住者がいなければいずれは人口が先細りになって消滅するわけで、謂わば究極の過疎地だよね。
いつまで住んでいられるのか不安じゃないのかな。
地続きで3000人くらい住んでるところはともかく島に数十人とかだと、外部からインフルエンザ持ち込まれただけで存亡の危機になりそう。
北極熊とか人間以外もどうやって辺境に住むようになって行ったのかとかも面白い
ウィッティアの人、タワーに固まって暮らすくらいなら、もっと町に近いとこ住んで、好きなウィッティアへはたまに遊びに来るだけにすればいいのに。
スヴァールバル行ったけど、良い町だった。皆親切だったし、生活水準は北欧そのまま。
中学生くらいの女の子が白熊対策のライフル?銃を肩にチャリ漕いでたり、その辺の家に皮剥いだアザラシが吊るされていたりしたのはビックリしたけど、本気で住みたいと思ったなぁ。スヴァールバルの他の島には炭鉱全盛期に作られたロシア人廃墟街があるよ。北欧版軍艦島だから、廃墟好きな人は行ってみるといい。
パーマストン島民の血はかなり濃いんだろうなぁ…
>現在の52人の島民は全員がイギリス人宣教師ウィリアム・マスター卿と3人のポリネシア人の妻たちの子孫たちである
非常にシリアスな状態になっていないだろうか。Xファイルとかトワイライトゾーン的な。
※26
えー羨ましい
ロシアのはバレンツブルクだね
不運にも事故に遭ったら「ワシはもう助からん…お役所に届けを出してくr…」とかやらんといかんのか
8番はニュージーランド領ではなくクック諸島という国にあるそうです。(クック諸島 wikiより)
Amazonは来るのかな
日本にもどうやって暮らしてんだみたいな集落は多いけど、世界のスケールはやっぱひとまわりちげーな…
トリスタンダクーニャ。最寄りの人里がセントヘレナ島ってw
セントヘレナ島自体がナポレオン1世の2回目の幽閉地になるくらいの孤島なのに。
グーグルマップで調べたら、縮尺を下げても下げても周りに海しか表示されなくてワロタ。
そもそもどういういきさつで人が住むことになったんだよトリスタンダクーニャ。行ってみたいよトリスタンダクーニャ。
こういう話題の時は「Google Maps→共有→地図を埋め込む」で各ポイントの地図を貼り付けてくれるとわかりやすくてありがたいと思いました。
※34
>どういういきさつで人が住むことになったんだよトリスタンダクーニャ
私も興味が有ったのでwikiで調べてみたら、島は農業とロブスターの加工業で生計を立てている人が多いみたい。それでも1960年代に島の火山が噴火して島の全住民がイギリス本島に避難した時に、ほとんどの島民が島への帰還を希望して実際に帰島したというのだから、きっと良い所なのだと思う。遺伝的な問題で、島には喘息持ちの人が多いそうだけど、いたわり合いの精神が強い気風が有るのかも知れない。飛行場がないから飛行機では行けない島みたいだけど、確かに行ってみたい所だね。
アラスカといえば、他の町に行くには飛行機かフェリーを使うか、カナダを通らないといけないのに州都してるジュノーも孤立ポイント高いと思う。
僻地が好きな人が沢山居てビックリ
真冬の北海道の過疎地に旅行に行って来ればいいよ
-20度の世界で、家の中も朝起きれば氷点下
夜中外に居たら死ぬ世界
吹雪と外に出れないから、大自然もそのままある
このような僻地や秘境で細々と暮らす人たちが,ある日ラジオが急に聞こえなくなったとか、無線が通じなくなったとかあって不思議に思っていると全面核戦争で文明が滅んでいて、自分たちが新世界のアダムとイブになると云うような話が好き。
スーパイは拒絶なんてされてませんしキャンプ場としても連日人が多くて有名ですよ
>勝手に死ぬことも違法である
勝手に死んだ被告人の態度はあまりにも短絡的で身勝手極まりなく
犯行に至る経緯や動機に酌量の余地はまったくない
よって被告人を死刑に処する
久々に心躍る記事をありがとう!
※42
秘境ではなかったが、アフリカのどこかの村で、ある日ラジオが急に聞こえなくなったと大騒ぎになったが、原因を調べたら電気を作ってるソーラーパネルに埃が積もってただけだったっつーニュースなら見たことがある。
ネットが繋がってamazonが来れば余裕で住める
人少ないのいいなーって思うけど
amazonが届けてくれる住所じゃないから住めないな
標高3000m弱の山の上に住んでるけど、僻地は僻地でなかなか楽しい。
ただただ最高。
南極は、条約により、どこの国の領土でもないことがはっきり決められているので
>3. ビジャ・ラス・エストレージャス(南極)
の表記は、おかしい。
記事本文にあるように、チリと表記すべきではないだろうか
観光地が多いね
そういうところは観光で生活が成り立つってのも
未だ人が住んでいる理由の一つなのかなと思った
ロングイェールビーンの街並みかわええ
ウィリアム・マスター卿って名前がかっこよすぎる
ジェダイの騎士かな?
こういう場所で暮らしている人達はノアの方舟に乗っているみたいに思えてしまう。
こういう不思議な町の話は好きだわ
閉鎖都市(ノリリスクとか ←亞書の「作者」がいる町として初めて知った)も特集して欲しい
スヴァールバルは、最近ゴルゴ13で取り上げられてて初めて知ってすごい興味深かったわ
「元々はノルウェー領だったが、氷に閉ざされた地域であるために利用価値が低く、
ノルウェー政府は統治に消極的であったために、「無主の地」として放置されていたが、
その後、炭鉱が発見され、炭鉱従事者が住み、これが元に1919年にスヴァールバル条約が
発効し、さらに地球温暖化により、海底資源の採掘が可能となり始め、調査が開始され、
やがてはスヴァールバル諸島の資源開発が行われるだろう」 だって
30デイズナイトってスヴァーヴァル島じゃないんだっけ
>勝手に死ぬことも違法である。
死んだら、逮捕だーーーー!
んな無茶なw
シーワオアシスは、アレクサンダー大王がエジプトを征服した時に、気軽な気持ちでオアシスにあるアモン神殿を詣でようとして、砂漠で遭難してガチで死にかけたって逸話がある。
今でも僻地なんだな。
皆が自立できる為には、今の、皆が必要ない様に競争する資本主義経済運営での社会では無理だから、無職拒む村って他の経済圏に収入を依存しなきゃ今の資本主義社会で運営するのは不可能なんだが、、自分達で皆の生活の仕事を用意する仕組みがない限りはな。それは資本主義社会ではないが。