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ビーチサイドの人魚姫
俊樹

2019年9月Nikon D700で一眼レフデビュー。カメラは独学。2020年4月、Nikon D810へアップグレード。いつか写真展を開く為、日々精進。勿論、詩、小説、エッセイ、作詞は継続中。2021年夏、Nikon Z7Ⅱへと更にアップグレード。2022年10月、3回目の心臓手術に耐え抜き現在に至る。2023年8月ペースメーカー植え込み。

桜の花びらが舞い散る午後に(レクイエム)。

2019年03月29日
恋愛詩 31
花びら



花びらが舞い散る午後に
あの娘は逝った
天使の衣を纏って空高く
注射が嫌だと駄々こねて
僕を随分困らせたっけ
君があんまり泣くもんだから
瞼を両手で押さえると
「バカっ涙であたし溺れちゃうよ」
と言って僕の腕にキスしたね
は散ってもいつかまた戻って来るけれど
君と過ごした日々はもう戻らない
花びらが舞い散る午後に
涙の抱擁だけを僕に残したまままで
あの娘は散った
閉じた瞼に最後のくちづけを


白血病のため17歳で亡くなった少女に捧げた詩(鎮魂歌)。
 当時はまだ白血病の治療が確率されておらず、輸血と出血の繰り返しであった。彼女の病床を見舞い、「頑張れ!負けるな!」と励ましたその3日後に彼女は眠るように息を引き取った。
初掲載 2013年4月11日00時01分20秒。
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俊樹
この記事を書いた人: 俊樹
本名/神戸俊樹
静岡県藤枝市出身。
19歳の時に受けた心臓手術を切っ掛けに20歳から詩を書き始める。
2005年3月詩集天国の地図を文芸社より出版、全国デビューを果たす。
うつ病回復をきっかけに詩の創作を再開。
長編小説「届かなかった僕の歌」三部作(幼少編・養護学校編・青春編)父を主人公にした(番外編)を現在執筆中。
詩、小説、エッセイ、作詞など幅広く創作。
2019年9月、一眼レフデビュー。Nikon D700を使用。
2020年4月、Nikon D810にアップグレード。
2021年夏、ミラーレス一眼 Z7Ⅱへと更にアップグレード。
2022年10月3度目となる心臓手術を受け、大成功を収める。
2023年8月徐脈性心房細動で心停止(失神)したため、ペースメーカーを植え込む。

コメント31件

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ネリム

こんにちは
ネリムです。

悲しくも切ない詩だと思いました。

2013年04月11日 (木) 12:16

kiss

涙で読めなくなっちゃった...
切ないです

2013年04月16日 (火) 22:11

結依

こんばんは。

16歳まで、一所懸命に生きられたのでしょうね・・
せつなくて、悲しいです。

2014年04月11日 (金) 00:52

yume-mi

痛かったね。
偉かったね。
頑張られたね。

痛みの中で生きるのも
辛かったね。

親御さんもなんと辛い時間だと想像します。

実話?俊樹さんの腕に彼女の想いがいつまでも
熱いままですね。

そして閉じた瞼の温度も永遠に想い出の中で生き続けますね。

とてもとても辛い詩です。

2014年04月11日 (金) 01:16

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2014年04月11日 (金) 10:02

みゆきん

実際に同じ状態を経験しました。
号(┳◇┳)泣

2014年04月11日 (金) 12:15

鈴子

桜の命

ありがとうございます。

儚くも散った少女の命…
16歳だったなんて 可哀想です
だけど 今は天国で
微笑んでいらっしゃるこでしょう…
俊樹さんの思いが届いているよう

2014年04月11日 (金) 14:05

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2014年04月11日 (金) 18:04

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2014年04月11日 (金) 18:31

ま~ねん

16歳・・・

未来を色々と夢見て一番楽しい時期なはずなのに・・・・
病気でも、不慮の出来事であったとしても、
若い子、子供の死って悲しすぎますね・・・・・・

2014年04月11日 (金) 20:50

koyuri

若い頃は

死ぬのがあまり勿体なくありませんでしたが、今は逆に今まで生きて来たのだから死んだら勿体ないと思える様になりました。

若い時は綺麗な内にと、ナルシステックに思っていただけだったのでしょう。

流石に、二十代になって線種が出来た時には、「死」に直面しましたが、良性だったので今も生きてます。

2014年04月11日 (金) 22:25

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2014年04月12日 (土) 11:31

双子パンダ

私も経験がありますが、若いときに同年代くらい友達の
死に直面すると辛いですよね。

でもその子たちの身体はもうこの世になくても、一生自分が忘れない限り
心の中に生き続けてくれると思っています。

2014年04月12日 (土) 16:58

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2014年04月13日 (日) 00:34

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2014年04月13日 (日) 01:53

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2014年04月13日 (日) 20:09

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2014年04月14日 (月) 13:35

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2014年04月14日 (月) 20:41

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2014年04月15日 (火) 00:37

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2014年04月15日 (火) 00:45

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2014年05月02日 (金) 05:52

ネリム

こんにちは
少女の冥福を祈りたいです

2019年03月31日 (日) 15:48

よしお

こんにちは

なんとも悲しいですよねぇ~。

2019年03月31日 (日) 17:32

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2019年04月01日 (月) 15:32

なおたん

こんばんは♪

とても切なくなるけれど
心に響く詩ですね♪

アタシは難病で
骨髄移植しか完治はないと言われましたが
今 ちゃんと生きています(´∀`*)

今 この瞬間に感謝しながら人生歩いていこうと思います

2019年04月01日 (月) 18:13

みけ

祈りの声も届かず
遠いところへ旅立ってしまわれたんですね…

普段はなかなか気づかないですが
命というものは
桜の花のように 儚く
でも 一生懸命咲くものなんだなと思いました。

拍手コメントありがとうございましたe-420
こちら 冷える日が続いてますが
俊樹さんのところは いかがでしょうか。
気温差がありますので
お身体に気をつけてお過ごしくださいね(*^-^*)i-260

2019年04月02日 (火) 15:10

雪野繭

つい最近、みじかなところで、15歳で亡くなった中学生の女の子がいました。
人間て、年の順に死んでいくわけではないんだなあと、
愕然としながら、涙を流したことがあります。

2019年04月04日 (木) 21:18

ponch

最近、自分のブログ仲間の旦那さんが白血病で亡くなったんですよね。
発病が去年で発病から1年に満たない闘病生活で亡くなってしまったので、この詩見ても今はただただ悲しいという感想しか出てこないです。

2019年04月07日 (日) 15:37

イヴまま

こんにちは 俊樹さん。
17歳の時クラスメイトがやはり
白血病で旅立ちました。
とても美しい顔立ちの子でした。
せつないですね・・・

2019年04月07日 (日) 16:15

sado jo

長い間白血病と闘ってきて、先日危篤状態に陥った知り合いの女性ブロガーさんがいます。
連絡が取れなくなってもう一週間が経ちますが…彼女の為にひたすら祈り続けています。

2019年04月16日 (火) 18:26

みゆきん

今日は夏日
凄いわ、半袖で外に出ても寒くない
嬉しいよ~♪

2019年04月17日 (水) 15:57