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週刊金曜日 940号 2013.4.19 目次、自民党改憲草案徹底批判3 個人の尊重・基本的人権

2023.6.26記
週刊金曜日 940号 2013.4.19 目次
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P36 自民党改憲草案徹底批判3 個人の尊重・基本的人権 打越さく良
自民党は改正草案で「個人の尊重」から「個」を消去した。
基本的人権を憲法上制限する「公共の福祉」を「公益及び公の秩序」という文言に変えた。権力者が「公共の秩序」と規定したものに強制され、人権が狭められる恐れがある。
・夫婦別姓は秩序に反する?
公益のためには人権を犠牲にしてもよいとの考えが見える。
「個人の権利より秩序」、個人主義を利己主義と勘違いしている。人権の基本は個人を尊重することです。
・福祉政策も家族単位に
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P38 「育児や介護はまず家庭でやりなさい」という自民党の考えに沿ったもの。社会保障を求めるよりまずは自助努力を、の政策につながります。保育園の待機児童や老老介護は放置されるでしょう。生活保護も家族で扶養義務を徹底し、現状よりさらに保護申請が認められないケースが増える。
人権規定に国境はない
全体として、人権は基本的に制限してはならないという概念がまったくなく、憲法尊重擁護義務を国民に課すという立憲主義を理解していない憲法です。憲法の最高法規を規定した97条を削っている。市民は、自分たちの人権が制約されることを知る必要があります。
憲法・改憲
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