ループはお店ではあるものの私たちは一般住宅でも鉄骨で階段をつくることがあります。ビンテージモデルハウスの階段は鉄骨でつくってあり、それをご覧になったオーナーが「ぜひウチでも」とリクエストを頂いたことで実現いたしました。
側板と言われる端の部材を鉄骨でつくり踏板は杉の積層材です。鉄骨と木を組み合わせたものでどちらも既製品にはない手づくりされた造作となります。鉄骨は鐵工所でつくり、木は大工さんの手によってつくられます。
鉄骨のメリットは薄い鋼材で強度があること。薄い分見た感じがとてもシャープになりますからすっきりした印象を演出してくれます。今回は鉄骨生地そのままにした黒皮仕上げとしてあり古家の雰囲気に相性がとても良さそうで気にいっています。
鉄骨のディティールには気を付けていて兎に角シンプルな線を描くことです。その反面壁のような衝立はなくオープンな手すりや、けあげ板がないストリップ階段となります。このようなディティールが好みの方にはおススメですよ。
木だけでつくる優しい階段も好きですが、軽やかな鉄骨も良いものです。
▼薄い側板とけあげ板のない明るい階段になりました
▼踏板を留めるアングル 鐵工所の丁寧な仕事が見られます
▼組む前はとてもシンプルなディティール
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