普段の生活を変えたい願望があっても目の前に来ると気持ちが下がってしまう

リフォームやリノベーションのご相談を受け、設計と積算がほぼ固まり、打ち合わせを進めていくと、今の生活を向上させたい気持ちと、やはり変えられない部分に対する思いとの間で葛藤することがあります。

長い間使い慣れた生活の中で、特定の配置に置いてある食器や、段差のある床などは、私たちにとって馴染み深く、生活の一部として感じられることがあります。しかし、使いにくさや片付けにくさを感じたり、生活の質を向上させたいという気持ちも同時に湧いてくることがあります。

生活の質を向上させるためにリフォームやリノベーションを考えるというのは、お客様と私たちが出会い、徐々に設計と積算に進んでいく流れです。

しかし、現実には、今の生活を向上させたい気持ちと、変えられない部分に対する思いとの間で葛藤することもあります。場合によっては、リフォーム計画が先に提案され、結局リフォームをしないことになるケースもあります。

例えば、現在食器を置いている棚をリフォームすると、位置が変わり、動線やリズムのイメージがつかみにくくなったり、床の段差を超えることに対する「気を付ける」意識があり、リフォーム後に身体がついていけるか心配になるなど、お客様ならではの感覚があります。

私たちは暮らしと建築のプロとして、生活の質を向上させるための提案に自信を持っていますが、実際にその家で生活されるのはお客様ご自身です。提案通りが質を向上させるヒントであると考えていますが、お客様のご意見によって私たちの考えを改めることもあります。

▼雨雪の寒い中発酵カフェループの外構進めてもらっています有難う
20240304 (1)

【フラグシップ ホームページ】
flagship-style.jp
【フラグシップ メールマガジン】書き手橘あゆみ
my929p.com/p/r/dzkdQ1mL
【フラグシップ インスタグラム】
instagram.com/flagship_style/?hl=ja
【フラグシップ 不動産】
flagship-style.jp/concept/renovation/real-estate
【橘泰一 インスタグラム】
instagram.com/taiichi_tachibana/?hl=ja
関連記事

コメント

コメントの投稿


管理者にだけ表示を許可する