先ず始めは外的要因を良く観察することがはじめの一歩になります。そしてプランニングを開始しますが、気をつける点はプランニングとは間取りをすることではありません。
20畳のリビングダイニングに6畳押入れ付きの和室をくっ付いて、玄関ホールにはトイレといまどきでは手洗器があってシューズクローゼットに回遊して、洗濯室とファミリークローゼットへも行き来できてママ楽動線。このような感じは一番やりたくない。
もちろん使い勝手が良くシンプルな動線や適度な収納は必要なこと。伝えたいことは収納量が多い少ない。手洗いの位置や念のための和室をつくり、頭に描く動線を脳でシミュレーションしてもあまり意味が無いと言うことです。
その理由は、ほとんどのそれが「今」やりたいことと「今」解決したい問題だからです。家を持つことはそこに何十年も住み続けることになります。プランをしている「今」はあっという間に過ぎ去ってしまいます。
わかりやすいのは住む家族構成です。早くて5年遅くとも10年で住む家族構成は変化しています。二人のうち一人の子どもは下宿を始めた。親が同居し始めた。数年であっという間に「今」が変化します。
今の家族構成に合わせて間取りをしたものは、5,10年経つともうすでに別の使い方が求められている。その時々の暮らしを設えで対応するためには、細かく間仕切る間取りより限りなくワンルームに近いプランにすることです。
新築・リフォームを計画するとき、つい今だけを見てプランを依頼してしまいがちです。将来のことを想定するのが難しく感じる方は、今までの自分の人生を振り返ってみればヒントが見つかるはず。
間取りは時間に耐えられないからワンルームのように設計することは、僕が秋山設計道場で学んだひとつの手法です。
ワンルームがベースのカスタマイズハウスもひとつの解としての提案です
https://flagship-style.jp/diy/customize-house/
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