ヴィンテージハウスには前所有者から引き継いだ手水鉢があります。以前はどのように使われていたか不明ですが、密集する樹々に隠れていていたのを玄関前に移動させて再利用しています。
雨が降ると水面に落ちた雨粒が輪を描き徐々に広がって消える。それを繰り返し見ていると自然の恵みに豊かさがあります。
雨が降れば何気ない光景が、移動させた水鉢によって別の見え方が楽しめます。そして水面に反射する枝や葉を鏡のように映る光景がまたいい感じです。
良く晴れた日は晴れた日の良さがあり、雨がしとしとと降る日はそれもまた良い。手水鉢ひとつを持って来たことで季節を感じられる楽しみ方があるのだと発見しました。それは僕自身が歳を重ねたのか、感性が研ぎ澄まされたのか。
水鉢は良いことばかりではありません。晴れが多ければ干上がり藻が増えボウフラが出る。水は常に流れていないから干上がるのは当然。バケツに汲んだ水で洗い、水道水で入れ替えることはひと手間です。そういったことを含め楽しめるかどうか。
また外へ向かうものは地域社会の目に触れます。庭の木と同じである程度管理がなされていると、景観が良く人は気持ちよくなれます。別に人様のためにはどうでも良いとなってしまわないようにしたい。
水鉢に蓮やスイレンを浮かせるのも楽しそうです。来年はチャレンジしてみようか。
▼水面に落ちる雨がいい感じ
▼映る葉もいい
▼前所有者のときにあった状態
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