これが先週末からちょっと気になっていたことがあったので書きます。先週土曜日にNHLのStanley Cup Final第1戦と、MLBのFOXでのLos Angeles Dodgers@New York Yankees戦が同時刻にどちらも地上波で放送されていたのです。この力関係はどんなものなのかなと気になっていました。視聴率の数字のことです。

今季DodgersとYankeesが対戦するのはこの3連戦のみ。再戦の可能性はWorld Seriesでありますが。DodgersがYankee Stadiumに登場するのは8年ぶりだとかで地元は事前に大いに盛り上がっていたシリーズです。
ニューヨークとLAの全米2大都市の人気チーム同士。YankeesはALトップの成績。Dodgersの方はNL2位、NL西地区では2位以下に差をつけている。両軍ともに中心打者が好成績を出しており派手。今のMLBで全国区でこれ以上のレギュラーシーズンのカードはまずないだろうというカードです。

でMLBの方の視聴率の数字がなかなか出なくてこの記事も遅れることになりました。やっとアップデートされたのでここで見るとNHLの方が312万人、MLBの方が291万人。経済規模などジャンルとしてはまだMLBの方が上でしょうがこの対決ではStanley Cup FinalがMLBのベストカードをしのいで当日の最高視聴率番組となってます。

NHLの方はFlorida Panthers x Edmonton Oilersで一方がカナダのチームである分、米国内での視聴率では不利ですがそれでもMLBのベストカードを上回って面目は立ったというところでしょう。特に18-49歳のコア年齢層では13%対8%でNHLの快勝と言って良い。

MLB側の番組名が「MLB: Regional Coverage」となっているのは全国的にはDodgers@Yankeesが優先ですが一部の都市ではCleveland Guardians@Miami Marlinsという極地味なカードに差し替わっていたという事情からそういう番組名の扱いになってます。これはNFLの放送なんかでもよくある事情です。