『ナモナキP』とは、VOCALOID『MEIKO』を使用したオリジナル曲を発表する、VOCALOIDプロデューサーのひとり。
“特徴的”なサムネ絵と、音楽好きのアダルトに向けたレベルの高い音楽のギャップにアテられてファンになる者多数。名の由来は投稿当初より「名も無きMEIKO使いです」と自己紹介していたため。別の場所(ワッカ村など)では「Mr.オルターナ」「DICK DOG PRESIDENT」という名前でも活動している。
ぼか主氏、わP(ワンカップP)、shu-tP、bingobongoP(ビンゴボンゴP)、OPA氏らとともに、ニコニコ動画上でMEIKOの認知、普及に貢献したプロデューサーの一人でもある。
なぜかMEIKOを指して「よしえ」と呼ぶ(Pの動画では、視聴者側もMEIKOを「よしえ」と呼ぶのが 紳士淑女のマナー)。
またbingobongoPやふなむしP、パレットPの動画によく出入りしていることでも有名。
南波 杏ファン。
初投稿は2007年11月29日『ブラックスター』。VOCALOID=初音ミクだと思っていた人々に、「旧型」に過ぎないと思われていたMEIKOが、非常に高いポテンシャルを持っているということを、その歌を聴くものに実力をもって知らしめた。
MEIKOの調教(調整)もはっきりとしており、またオケの完成度も申しぶんないものである。ただ時局は完全に『初音ミク』一色の時代であり、他のVOCALOIDの話題が上っても、発売前のCV02(後の鏡音リン・レン)の話題がほとんどであった。
ナモナキPだけでなく、MEIKOオリジナル曲全般が、旧世代VOCALOIDを使い慣れた古参DTMerと音楽愛好家によって支えられる、忍耐の時期であった。
話をナモナキPに戻す。
2作目の『カナシミハイブリッド』から5作目『脳内グリッチ』まで、MEIKOに「張り型」を持たせている。このサムネのせいか「ネタ曲」と誤解され敬遠されがちだが、すべて「VOCAROCKのガチ曲」であり、どこに出しても恥ずかしくない作品ばかりである。
ナモナキPが、広く一般の視聴者にも認知されだすのが『エスケイプ』『トゥ★ナイト』からである(この頃にはMEIKOも二次創作によるキャラクター付け<大酒のみ、セクシーなど>が完成の域に達しつつあり、幾多のMEIKO曲が好まれて聴かれるようになっていた)。更に一歩進んだ「大人の恋愛路線」は多くのファンを獲得。特に『トゥ★ナイト』では「遅れてきた女帝」グル美による「ボカロオリジナルを歌ってみた」動画も人気を博した。
2008年3月15日発表の『今夜がスパンキー』では、これまでで最高の視聴数・ML数を叩き出したが、絵師「まジロー」の絵の一枚がすばらしくセクシーすぎてしまったため、ランキング除外の措置をとられることになった。しかしその絵は曲のイメージを伝えるうえで外す事の出来ない重要な一枚でもあり、ファンの中でも「まあ仕方なし」という意見と、絵を見て「おおおお」と興奮する声が多かった。 特に後者。
また、Pの曲の中でも「歌ってみた」女性ボーカルが多い。この曲の「歌ってみた」動画には『ズッパーンされた人』のタグがつく。
6月1日には作詞:Asaki No'9 作曲:ナモナキP 絵師:まジローの実力トリオによる『ハイエナ達のセレナーデ』を発表。同月22日、「ブライトニー」が発表された。いずれもナモナキファンには伝説の一曲である。
この「ブライトニー」発表の際、次回作は「サンデー・ラブジェット・ジュース」と予告されたが、その前にBingoBongoPとのコラボ『紅月』を発表した。
件の『サンデー・ラブジェット・ジュース』は08年8月31日(日曜日)に発表された。あえて「初音ミク誕生祭」日程にぶつけてくる心意気に痺れるものも多い。なお、 登録タグは『動物』でロックさせている。妹の誕生日であろうがあるまいが、MEIKO(よしえ)も一人の女。獣のように乱れたっていいじゃない。
「仕留められた人」ニカ(ニカドリル)の「歌ってみた」動画も好評となった。その後も仕留められる女性ボーカルが多数登場している。2009年01月31日には、仕留められた人たちを集めた合唱動画が制作された(MIXは第三者のもの。)
08年9月18日には『ヒカリモノ』を台風13号上陸前に発表。ナモナキファンはコロッケを食しながらの視聴となった。
08年10月3日『スーパーバニー』発表。顔バレの危険を覚悟の上で動画に登場。
また、ある動画上のコメントで08年11月5日の「MEIKO生誕祭」に向け、「普段は『よしえ』だがこの日はMEIKOに戻して祝う」(要約)と談話を発表。誕生祭にどういう動きをするか注目されたが、名前を伏せて11月2日、フライング発表。しかしこれは陽動作戦であり、その陰で生誕祭当日、ガチのVOCAROCK曲『パウンドライク』を発表。視聴者の胸を揺らす、にくい演出となった。
08年11月24日、予告どおり『よしえさんのお使いマーチ』を発表。久々にミクが登場する作品となった。ナモナキPは普段、ミクに冷淡ながら歌わせ方もやはりうまく、なんだかんだ対ミクツンデレであることが想像される。しかしその、なんだ、アレだ、伊藤社長には内緒だ。
また、動画の中でさりげなく次回予告がなされている。さがしてみよう。
08年12月17日のナモナキP誕生日には、ナメクジ氏による誕生日動画『【ナモナキ】はしたない性誕祭2008【誕生日】』がアップされた(楽曲はナモナキP自身作曲の、ニコ動未公表だったもの)。
2009年正月元旦にはBBPのVOCAROCK『Stop it!Hurry!』で『紅月』以来のコラボ。
7日にはオリジナル『スパイがおっぱい』を発表。主コメでいきなり「くぱぁ」させるなど、ナモナキ印の刺激の多いインターネッツ。タイトルはカルい感じだが、楽曲・作画ともに本格スパイ映画的なストーリーを持たせている。
MEIKOの活躍が『女囚さそり』の梶芽衣子を連想させる。
2月中は多忙のため新曲はおあずけとあったが、その隙をカバーするがごとく、例えるならクレイジーケンバンドにおける小野瀬雅生氏のポジションにあるナメクジ氏が、MMDよしえモデルによる『脳内グリッヂ』のVOCALOID-PVを制作・発表している。
2010年10月4日ごろ、イキ過ぎた視聴者と衝突、大半の動画を削除し期限を明確にしないままで休止を発表。
おのれゴルゴム、ナモナキを狙うとは、許さん!
そのとき、ふしぎなことが起こった!
2011年4月3日、全人類の希望をウケて、ナモナキ&トランプリンのBDAがニコニコに復帰。救いはあったね!
オリジナル、2.0、2012版に続く、第4のワイズリー「Ver.3.0」は、奇しくもV3版となった。
大胆にチップチューン風へアレンジされた冒頭からパワフルなギターサウンドへつながり、
V3らしい高らかな歌声が響きわたる意欲的なヴァージョンである。
イラストは我らがトランプリン氏が担当し、B・D・Aの復活動画でもある。
なお、「パイズ……「パ、「wisely」とは抜け目がない、聡い様子を指す言葉である。
けして! けっしてそのような卑猥なズリーではないことを付記しておく。
左:『今夜がスパンキー』は「歌ってみた」歌い手が多い。『ズッパーンされた人』のタグが輝く。
右:『アルニコ』はセクシー路線ではない曲のひとつ。
左:絵師は「まジロー」師、作詞にAsaki No'9氏(『忘却心中』『チイサナセカイ』等)を迎えてのコラボ。
『ハイエナ達のセレナーデ』。市場の「SweetAnn」でさえ、エロスの聖衣を纏う。
右:ナモナキPのバンド時代より歌われている一曲。真面目なROCKだが、市場にとんでもないものが…。
下段右:寄せては返す波のような、失ったはずの愛を思う心の痛み…『バニラ婦人』
下段左:たったひとり、ひとりのはず。しかしなぜかいまもそばに感じられて…トランプリン師のPVでせつなさが炸裂する生誕祭曲『Rosette』。乙女路線で師の能力は増大。凍えた手で心臓を掴まれたかのような衝撃に本紙記者も昇天。
BBP(BingoBongoP)とのコラボ。BBPがギターから怪光線を発射する様子が観察できる。
いまのところ「歌ってみた」での参加が多い。PVの更なる制作も待望される。
(左)勇者P制作の『サンデー・ラブジェット・ジュース』と
(右)「MMDよしえ」を起用したナメクジ氏の『脳内グリッヂ』。
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最終更新:2025/01/03(金) 14:00
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