ベンバトル (Benbatl)とは、2014年2月15日生まれのイギリスの競走馬である。鹿毛の牡馬。
主な勝ち鞍
2017年:ハンプトンコートステークス(G3)
2018年:ドバイターフ(G1)、ダルマイヤー大賞(G1)、ラドブロークスステークス(G1)、アルラシディヤ(G2)、シングスピールステークス(G3)
2019年:ジョエルステークス(G2)
2020年:シングスピールステークス(G2)、アルマクトゥームチャレンジラウンド2(G2)
2021年:ジョエルステークス(G2)
父Dubawi、母Nahrain、母父Selkirkという血統。
父Dubawi(ドバウィ)は現役時代にG1を3勝した大種牡馬。
母Nahrain(ナーレイン)はG1を2勝した名牝。ベンバトルの半妹には1000ギニーステークス勝ち馬のElmalka(エルマルカ)がいる。
ダーレーグループが生産し、ゴドルフィン名義の所有でサイード・ビン・スルール厩舎に入厩した。
4月のジョセフィン・ゴードンを鞍上に1番人気でデビューすると、好位につけて7馬身差で快勝。
同月のクレイヴンステークス(G3)にシルベストル・デソウサ鞍上で出走すると3番人気に支持され、中団での競馬で3着。
5月にはダンテステークス(G2)にパトリック・コスグレイヴ鞍上で出走。Cracksman(クラックスマン)が直前回避したこともあって1番人気に支持され、先頭を走ったがPermianに4分の3馬身差つけられて2着。
6月にはダービーステークス(G1)にオイシン・マーフィー鞍上で出走。16番人気Wings of Eagles(ウイングスオブイーグルス)する中、9番人気のベンバトルは最後方からの競馬で5着となった。
同月にはハンプトンコートステークス(G3)に出走。2番人気に支持されると、好位につけてから先頭に立ち半馬身差で重賞初制覇を決めた。
7月にはキングジョージ6世&クイーンエリザベスステークス(G1)に参戦し、6番人気で迎えたレースでは、馬場が柔らかかったこともあってか伸びを欠き5着。
9月にはスペリアーマイルステークス(G3)に出走し、ウィリアム・カーソン鞍上で1番人気に支持されたものの6着に終わった。また、10月のチャンピオンステークスへの出走も視野に入っていたが見送られた。
1月にはマーフィー騎手を鞍上に、ドバイのメイダン競馬場で行われるこの年から昇格したシングスピールステークス(G3)に参戦。好位につける競馬で2着に2馬身以上付けて勝利。
2月もドバイで続戦し、アルラシディヤ(G2)に参戦すると、中団からの競馬で最後は3馬身半以上付けて勝利した。
3月にはそのままジェベルハッタ(G1)にも参戦。ブックメーカーでは本命と目されていたが、中団での競馬で終始外を回ることとなり、5頭出しで臨んだゴドルフィンの所有馬のうちBlair House(ブレアハウス)に4分の3馬身差付けられての2着となった。
更に同月のドバイターフ(G1)は好位追走からの競馬で臨み、2着ヴィブロス、クビ差の3着はディアドラとリアルスティールの同着と日本馬が2着争いを繰り広げる中で、2着以下に3馬身以上付けてのG1初制覇を決めた。
イギリスに戻り、6月にはクイーンアンステークス(G1)にクリストフ・スミヨン鞍上で参戦。1番人気に支持されたが、アスコット競馬場の馬場が固く合わなかったのか10着と大敗に終わった。
間隔が短くなりすぎることから7月7日のエクリプスステークスは回避し、同月29日にドイツで行われるダルマイヤー大賞(G1)[1]にマーフィー鞍上で出走。1番人気に支持されると今度は2馬身半以上付けて勝利。前走のマイル戦より今回の2000m戦が向いている可能性に調教師も言及した。
8月にはインターナショナルステークス(G1)にジム・クロウリー鞍上で出走し、4番人気に支持されたが、好位を追走したものの結果は5着。右後肢に小さな傷があったことも影響した可能性があるという。
10月にはオーストラリアに遠征し、ラドブロークスステークス(G1)[2]にコスグレイヴ鞍上で参戦。5番人気であったが、Blair Houseに短アタマ差で勝利した。
前哨戦を制し、同月のコックスプレート(G1)に参戦。マーフィー鞍上で2番人気に支持されたが、1番人気でコックスプレート3連覇の名牝Winx(ウィンクス)に2馬身差で敗れ2着。流石に相手が悪かった。
ドバイターフを回避した後、調教師の進言で長めの休養を取ることとなり、復帰戦は10月のジョエルステークス(G2)となった。2番人気に支持されたレースでは、5馬身差の圧勝を決めた。
同月のクイーンエリザベス2世ステークス(G1)に出走して1番人気に支持されたが、結果は好位追走から最下位16着に終わり、陣営は不良馬場は向かなかったとコメントした。
6歳初戦は1月のドバイで行われる、更に昇格したシングスピールステークス(G2)に参戦。スミヨン鞍上で先頭に立つと。4馬身半以上付けて圧勝。
2月には引き続きドバイでアルマクトゥームチャレンジラウンド2(G2)に出走。初のダートであったが、ここも2馬身差付けて勝利。
更に同月にダートで行われるサウジカップにもマーフィー鞍上で出走。接触がありながらも3着に入り、1位入線のMaximum Security(マキシマムセキュリティ)が後に薬物問題で失格となったため、記録としては2着になった。
この後はドバイワールドカップが目標であったが、コロナ禍で中止になったため復帰は9月のジョエルステークス(G2)となった。ランフランコ・デットーリ鞍上で1番人気に支持されたものの、結果は3着に終わった。
チャンピオンステークスかクイーンエリザベス2世ステークスのどちらかにも出走予定であったが道悪を理由に回避し、この年を終えた。
当初目標のサウジカップには出走せず、ウィンターヒルステークスも検討していたが、最終的に8月のセレブレーションマイル(G2)で復帰した。マーフィー鞍上で1番人気に支持されたが、スタートの調子から悪く短アタマ差で敗れて2着に終わった。
続いて9月のジョエルステークス(G2)に出走し、2番人気に支持されると、4分の3馬身差で勝利。
10月にはクイーンエリザベス2世ステークス(G1)に出走して6番人気に支持されたが、結果は稍重の中で9着に終わった。
引退後は日本のビッグレッドファームによって種牡馬として導入された。種付け料は250万円で、初年度の2022年は108頭、2年目は115頭、3年目は95頭の種付け数を集めているほか、2024年にはシャトル種牡馬としてオーストラリアでも供用された。
ビッグレッドファーム繋養ということで、岡田スタッドなどからの期待が高く、2024年には三冠牝馬デアリングタクトの初年度の相手にも選ばれている。
また、産駒に中々恵まれない繁殖牝馬メーヴェからメロディーレーン、タイトルホルダーに次ぐ3頭目の産駒を誕生させたことでも話題になった。
Dubawi 2002 鹿毛 |
Dubai Millennium 1996 鹿毛 |
Seeking the Gold | Mr. Prospector |
Con Game | |||
Colorado Dancer | Shareef Dancer | ||
Fall Aspen | |||
Zomaradah 1995 鹿毛 |
Deploy | Shirley Heights | |
Slightly Dangerous | |||
Jawaher | *ダンシングブレーヴ | ||
High Tern | |||
Nahrain 2008 栗毛 FNo.6-d |
Selkirk 1988 栗毛 |
Sharpen Up | *エタン |
Rocchetta | |||
Annie Edge | Nebbiolo | ||
Friendly Court | |||
Bahr 1995 栗毛 |
*ジェネラス | Caerleon | |
Doff the Derby | |||
Lady of the Sea | Mill Reef | ||
La Mer |
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最終更新:2024/12/26(木) 21:00
最終更新:2024/12/26(木) 20:00
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