回答受付終了まであと6日

なぜ中国は人口が日本の10倍以上もいて、科学論文も数多く出されていて、有力科学雑誌に掲載されるものも日本より多いと聞いているのに、ノーベル賞を取る人は少ないのでしょうか? これまでに受賞は9人くらいでしょうか。 まあ経済学賞が取れないのはわかりますが化学賞も0。 平和賞はインドに亡命し、弾圧を受けているダライ・ラマ14世。

回答(5件)

ノーベル賞受賞までには、論文発表から早くて20年、平均して30年以上掛かるとされています。 候補者が多数なため順番待ち的な要素があります。 中国が飛躍的に論文数が増えたのは2000年代、ここ20年内。 つまり、やっと候補者に入って来たところだと云うことです。 なので、コレから受賞者が増えてくる可能性はあります。 ただ、ノーベル賞は推薦です。 ノーベル財団は世界中の名のある科学者を指名してノーベル賞に相応しい人を推薦してもらい、選考しています。 科学者も人間。当然好き嫌いはあるし、自分の研究を否定するような、あるいは自分より先を行く論文を発表する科学者を推薦するかは分かりません。 また、日本は基礎科学の分野の論文が多いのに対し、中国は応用科学の研究・論文が多いとされています。基礎科学は直ぐには金にならないからですが。 ノーベル賞は基礎科学に対しての授与が圧倒的。その点からも中国の受賞者が少ないとなるのでしょう

この回答はいかがでしたか? リアクションしてみよう

因みに、90年代まで中々ノーベル賞受賞者が出なかった日本が2000年代に入り次々と受賞している要因のひとつに、ノーベル財団が指名する推薦人に日本人科学者が毎年複数人選ばれているからとされています。 財団は公表してませんが、過去の受賞者は推薦人になっているとも言われているので、日本人推薦人が増えていると思われます。当然、同じ日本人科学者を推薦する可能性は大なので、受賞が増えて来たとも言われてます。 アメリカから毎年複数受賞者が出ている1番の要因が過去の受賞者が1番多いからと言われています。

論文を数多く出し始めたのが 「比較的最近」だからですよ。 ノーベル賞というのは研究されて、 ある程度実用化/検証されて それが世界的に大きな影響があると判断されてから 受賞になるものですから 今受賞している研究というのは どれも十数~数十年前の研究です。 ですからもしも中国人の研究者の ノーベル賞受賞者が増えるとしたら それは今から十数~数十年後になります。

中国が科学論文を出し始めたのは最近の話ですよ。ノーベル賞を受賞するのは、その研究が社会を変えるような貢献をしたと認められて初めて受賞できるものです。世の中を変える論文だったかどうかは、何十年も経たって初めてわかる事なので、日本から受賞した坂口さんも30年前に書いた論文が評価されて受賞したものです。中国からも今後受賞者が出る時代が来るでしょう。

化学賞とかは、社会への寄与が大きなものに与えられます。かつ、存命中のかたです。社会への寄与が大きくなるには時間がかかりますので、だいたいは高齢になってからの受賞かと思います。ですから、今の論文数は、数10年後に効いてきます。

よく見ると分かるけど、中国から出る論文って、意外と、基礎の基礎って論文はほとんどないんですよ。 最近の日本も大概酷いけど、中国は特に、何かしらの流行に合わせて、それっぽい論文を作りましたってのがかなり多いですからね。 それは、中国の理系社会が、研究者の過当競争時代に入っていて、短時間で成果を出さないと生き残れないんですよ。5年でそれなりの論文10報とかになると、、、、そりゃあ、流行を追った類似論文を出すしかなくなるから、みんなそればっかりやる。 結果として、論文の数だけはやたらと多いけど、しかし、科学の発展には何も寄与しないという、、、、残念な時代になりつつあるわけ。 まあ、基礎の基礎という論文は、やはりある程度、時間をかけてもみっちりとやる、欧米の権威のある研究所が強いわなあ。