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シューマンの本に演奏家と付き合うより楽譜と付き合いなさいと書いていましたが具体的にはどのような意味なのでしょうか?

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回答(6件)

恐らく、元はこちら 「Wenn du größer wirst, verkehre mehr mit Partituren, als mit Virtuosen.」 直訳だと、「成長するにつれて、名人よりも楽譜との関わりが増える でしょう。」となります。 これは、大人ではなく、子供たちに言った言葉と言われています。 和訳の仕方にもよりますが、 「成人したら、名演奏家と言われる人の演奏を聴くよりも、総譜(スコア)を 頻繁に手にして、勉強しなさい。」 というような解釈ではないかと思います。 要するに、名演奏家の演奏をいくら聴いても、ある程度、上手く聴こえる 演奏になるかもしれないが、それはあくまで、物真似であって、 自分の演奏にはならないということだと思います。 なので、楽譜をしっかり読み込んで、分析して、自分なりの解釈をして 演奏しなさいと、そうすれば、一人前の演奏家になれるよ、という意味では ないでしょうか。 もしくは、「(きちんと音楽に向き合っていたら)成長するにつれて、 だんだん、名演奏家の演奏を参考にしたり、先生に教わったりすることが 減って、自分自身で考えて細部を演奏できるようになるよ」 というような解釈もできます。 ちなみに、シューマンの名言集を読んでみるとよいと思います。 https://www.mu-sig.de/Theorie/schumann.htm

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なので、楽譜通りに弾けてないとか、休符忘れるとか、付点音符が付点 でないとか、そんな低レベルの話ではないと思います。 その程度なら、楽譜通りに弾きなさい、で終わりですし、 そもそも論外かと思います。 実際に、レベルの高い演奏をする人(子)というのは、他人の演奏を 聴かず、まずは、楽譜を分析します。 そして、自分なりに分析した結果で演奏を組み立てます。 出来上がったところで、仕上げるために、やっとここで、他人の演奏を 聴いて、何か参考になる演奏はないか、自分の演奏にプラスになる 要素はないかを確認します。 そうすることで、自分なりの演奏の質を、徐々に上げていくことが 出来るようになります。

その通りの意味です。とにかく楽譜は無視されがちなので、何はともあれ楽譜と向き合いなさい、と諭しています。その理由はいくつかあります。 1.演奏家は楽譜通りに弾かないことが多い 優れた演奏家ほど独自の解釈が入ります。解釈に裏付けもあるとしても、結局のところは個人的な解釈にすぎません。 2.人は慣習的な演奏表現に流されやすい 「他の人がこうやって弾いているから」という理由で楽譜を無視してしまう人って意外と多いのです。プロのピアニストですらそうです。とりわけ強弱表現が危ないです。例えばベートーヴェンのソナタはフォルテ(強い音)よりピアノ(弱い音)の指示のほうが多いのですが、なぜか強く弾かれすぎます。ショパンは逆で、大きな音量を保たなければいけない場面でフッと力を抜いていく演奏だらけです。そのほうがおしゃれに聞こえるんですよね。でも楽譜とは違いますよ?ちゃんと楽譜を見てないでしょう?という厳しい指摘をしています。 3.休符を正しく演奏しない人がものすごく多い 休符をきちんと演奏しない人ってすごく多いです。シューマンは休符を重視した人なので、とても気になっていたはずです。 4.付点音符を正しく演奏しない人もすごく多い 4-2.付点音符の演奏の仕方に個人差が大きすぎる シューマンは付点音符にも強いこだわりがありました。付点音符は3:1で弾くということはみなさん知っていますよね。しかし実際のところ日本人やドイツ人は2:1に近いタイミングになるし、ロシアのピアニストは5:1になりがちです。人種差のようなものがあるんです。しかし、まずは正しく3:1で弾いて欲しいのです。

1)クラシック音楽は、その当時の作曲家が意図した演奏を現代において忠実に再現するのが基本となっています。 2)一方、ポップスの場合は、同じ曲でも、作曲家とちがって、適当にアドリブをいれて演奏することが良くあります。 3)2)ほどでなくとも、曲の解釈によって、多少なりとも原曲とは違う弾き方をすることによって、随分と雰囲気の違う曲になります。例えば、ギーゼキングの弾くバッハ、リヒテルの弾くバッハ、グレングールドの弾くバッハなど、それぞれ個性が違います。 2)の場合は、クラシックでは、クライスラー作曲/ラフマニノフ編曲というふうに表記しています。 問題は3)です。みなさん、曲を弾くときには、ユーチューブを参考にしている方も多いと思います。シューマンの時代にはそんな便利なものはなかったので、多くの方が有名な演奏家を参考にしていました。私たちの時代は、ショパンのお手本がアルトゥール・ルービンシュタインでしたので、それ以外の弾き方をすると、間違っているとか、下手だと言われたものです。 私は、リディア・コズベク先生という、ショパン研究の第一人者に習ったことがあります。そこで、「ショパンは、此処を早く弾きなさいとはいっていないのに、多くのピアニストが早く弾いている。それは、間違いだ!」と仰ったのです。(かといって、多くのピアニストと違う弾き方をする勇気は私にはありませんでした) ジャック・ルヴイエというピアニストは、「CDをききすぎないように」と警鐘を鳴らしています。また、皆さんは、「伝達ゲーム」をしたことがあると思います。10人ぐらい一列に並んで、一番目の人が内容をきき、10番目の人が聞いた内容がどうだったか聞くゲームです。多くの場合、全く、異なる内容になっていました。 「シューマンの本に演奏家と付き合うより楽譜と付き合いなさい」と言ったのは、それと同じ意味だと思います。

言葉通りに受け止めたら、演奏会とつるんでないで、楽譜見ようねってことかな?! なので、そんな感じの意味じゃないかな? 作曲家の書いた楽譜の方が大切だよってことかな?と思いミフ!

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AIからのお助け回答

AIアイコンClaude(Anthropic)

シューマンの「音楽と音楽家のための格言集」に書かれた「演奏家と付き合うより楽譜と付き合いなさい」という言葉は、演奏解釈において他の演奏家の解釈に頼るのではなく、作曲家が残した楽譜そのものから直接学ぶことの重要性を説いています。 具体的には以下のような意味が込められています: ・楽譜は作曲家の意図が直接表現された一次資料であり、他の演奏家の解釈は二次的なものである ・他の演奏家の演奏に影響されすぎると、自分自身の解釈や音楽性が育たない ・楽譜を深く研究することで、作曲家の真の意図や音楽の本質に近づける ・楽譜から直接学ぶことで、独自の音楽的解釈を発展させることができる シューマンはこの言葉を通じて、音楽家としての自立心と楽譜に対する真摯な姿勢の大切さを伝えようとしたのです。

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みんなの知恵袋とは?

シューマンが「演奏家と付き合うより楽譜と付き合いなさい」と述べたのは、音楽の本質を理解し、作曲家の意図を深く探求することの重要性を示しています。楽譜は作曲家の思いを直接伝えるものであり、演奏家はそれを基に自分の解釈を加え、独自の表現を生み出すことが求められます。楽譜との深い関係を築くことで、演奏家はより豊かな音楽表現を実現できるのです。

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