記者会見をマニュアル思考でした行政、関係無い人たちには不要な個人に関わる情報を掲載したメディア。
病気の疑い、病気になった「ケアを必要とする」人たちが責められ追い込まれた原因は記者会見や報道だけだったでしょうか。
医療者は個人を守る砦でなくてはならないと思うことの多い数週間でした。
疫学データは対策上必要でしたし、サマリーの説明が行政からあってもいいのかもしれませんが、本来個人情報を守る立場 . . . 本文を読む
インフル騒ぎの合間にスルーされてしまっていた感染症ネタを少しずつひろいあげたいとおもいます。
インフルエンザでこんなに騒ぐなら不安なら、別の危険行為も考え直そう!な話。
※青木編集長はお刺身は食べますが、生カキと生肉は食べません。
■食中毒対策:鶏肉の生食回避、予防に効果 食品安全委が注意喚起(5月29日 毎日新聞)
カンピロバクターによる食中毒対策で、内閣府食品安全委員会は、鶏肉で生食の . . . 本文を読む
名古屋の夜はこの人と・・の藤田芳郎先生はとの出会いは中部ろうさい病院。
今の名古屋での定期的なセミナーの基礎は藤田先生とろうさい病院の先生方がつくってくださいました。
藤田先生が育てたドクターが現在は近隣でよい診療と教育をされています。
現在はトヨタ記念病院で朝早くからお仕事をされています(噂によると、研修医より早く病棟にいるらしい)。
臨床が大好きな藤田先生は、時間があると「この症例わかる . . . 本文を読む
29日は海南病院で原則論、30日は労災病院で抗菌薬前半講義でした。
石川県からのかたで、2日間とも参加したいただいた方もいらっしゃいました。
皆さんお忙しい中ありがとうございました。
29日の夜。
トルルルル♪(呼び出し音) カチャ(受話器を取る音)
M「もしもし。名古屋に来ているんだけど」
Y「ごめん。今日は仕事で遅くて」
M「少しでもいいんだ。会えるかな」
Y「わかった。遅くなる . . . 本文を読む
杏林大学の後藤教授が日本感染症学会の企画として10月10日に感受性のセッションを準備されています。青木編集長座長、演者は群馬大学の佐竹先生です。
こちらは1時間程度ですのでサマリーをきいてみたい、というかたはご参加ください。
いやいやみっちり勉強したいのよ!という方は、東京で年度末に開催される3回シリーズものの感受性セミナーにご参加ください。毎年Updateされる情報があるためリピーターも増え . . . 本文を読む
臨床では個人の健康を扱いますが、公衆衛生では集団・社会の健康を扱い、対策にかかるお金は当然のことながら税金でまかなわれます。
巨額の予算が投じられるため、臨床医学と同様にEvidenceが重視されます。Evidence Based Public Health(EBPH)です。対策の優先順位も重要です。
新型インフル対策で話題になっている空港検疫も予算やマンパワーのバランスを考えたときに、有効性 . . . 本文を読む
インフルエンザのような感染症は、感染経路は明確にならないことがほとんどですが、性感染症の場合は相手や日時がわかる場合、感染経路を特定することはそう難しくありません。
“無症候病原体保有者”(感染しているが症状が無い)が新規感染の感染源となることが多いので、いかに早く気づき、必要な治療・ケアにつながり、他者への感染予防を意識化・行動化できるかが重要です。
このため、パートナー(性的接触者)への検 . . . 本文を読む
フェーズという言葉は感染症の広がりやそこでの対応をたてるときに使う概念です。
HIV感染症では、最初に「ハイリスクグループ」で広がります。
性産業従事者・静脈をつかった薬物の使用者、MSM(男性と性交をする男性)等です。
そのあと「その顧客・プライベートでのパートナー」に拡大します。
フェーズが大きくかわるのはgeneral population(一般人口)で拡大する時期です。ここからの対策は . . . 本文を読む
米国の新型インフルA/H1N1の報告数は昨日の時点で9000人になろうとしています。
その米国での疫学情報が順次公開されています。
CDCインフルエンザ部門のMichael W. Shaw, PhDによると、確定症例全体の45%の感染経路は不明。
家族からの感染が25%、メキシコからの帰国者が12%、確定例・疑い例との接触者が12%、5%は職務上曝露のある医療者。
http://www.nyas . . . 本文を読む
28日の参議院予算委員会で参考人として意見を述べた木村先生のオフィシャルサイトに、ある市長さんからのメールが紹介されていました。
http://www.kimuramoriyo.com/25-swine_influenza/swine_flu20.html
すごくすごく苦悩している人も多いですね。
ふだんからの信頼関係をつくっていかねば、です。それにもエネルギーがいります。
負けないための発言に . . . 本文を読む